Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

秋晴れの良い日々

2007年11月26日 | climb
            芹谷「デットライン」にTryするクライマー

先週初めは強い寒気が入って、彦根でも時雨模様となり、伊吹や霊仙にも雪がかぶった。
でも週末には天候が回復して、本当にいい陽気の三連休となった。
うちの三日間はというと、23日は勤労出来る事に感謝して仕事、24/25日は予定通り芹谷へクライミングに出かけた。

結果は、僕が24日に「バイタルポイント」を、カミさんが25日に「コアラのマーチ」をそれぞれRPした。
僕は今秋、この課題一本にしぼってがんばって来たので、今回この成果に対して大変満足している。
と同時に、やっと登れて”ほっとした”というのが正直なところであろうか。
カミさんもこの2日間積極的にトライを重ね、この日3便目で気合いの意義あるRPを成し遂げる。
その登りは、周囲も目を引くほどのいいクライミングであった。
パワー系のこのルートで、女性のRPはそんなに多くないと思われるし、パートナーの僕も自分の事のようにうれしく思える。

このRPが2時過ぎだったので、目標を達成出来た僕らは早々に芹谷を撤収、その後二人で「彦根城築城400年祭」を見物しに行った。
僕らは、彦根駅前のアルプラザに車を止めて、400年祭のイベントの一つ「まちなか博物館」3カ所を巡った。


「彦根城築城400年祭」を大いに盛り上げた ”ひこニャン”

小春日和となったこの日、街には人があふれていた。
そんな中、ほど暖かい街中をのんびり歩き、夕暮れ時の彦根城周辺を散策して、おいしい”たこ焼き”も食べて、なんだか何もかもにほっこりした気分となった。

3月末からあったこの「彦根城築城400年祭」もこの日が最終日、なんだかいろんな事に「切り」がつく連休だったような・・・。
気がつけばことしもあと一ケ月あまり、良い「年の切り」がつくように、もうひと踏ん張りしましょうか。

記録
 日時       11/24(土)晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     カミさんと2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)         
         〇 バイタルポイント 5.11d ★★  HD×1、RP×1(new get) 
         〇 コアラのマーチ  5.11c ★★  HD×1 
                          計 3本

記録
 日時       11/25(日)晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     カミさんと2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価) 
         〇 ラ・バンバ     5.11a ★  HD×1、RP×1        
         〇 ハングルーズ    5.10a    RP×1  
                          計 3本

うれしい予感

2007年11月22日 | life
昨夜は、およそひと月ぶりに、カミさんとジムクライムを楽しんだ。
場所は、このほど新装移転した「KO-WALL」
汚れの無い白い壁やクッションのいい真新しいマットが、とても新鮮である。

壁は、大きなトンネルルーフと広いハング帯がメインで、傾斜の違うフェィス壁も二面設けてある。
そのウォール構成には、未来のクライミングを予感させる、三次元を超えた空間がある。
そして、そこにオーナーのクライミングに対する思いや、緊張感のある気概を感じた。

光栄にも、そのオーナーのOさんとは古くからの岳友で、これまでもO夫妻とは長いお付き合いとなっている。
移転に際して、少しでもO夫妻のお手伝いが出来ればと思い、微力ながらジム看板の修復をさせて頂いた。(写真)

昨夜は、こんな新しさに歓喜してしまい、オーバーペースで登り込んでしまう。
その証拠が、今日のこの強い筋肉疲労。
体験した事ないムーブや感覚が、僕の登りたいという欲求をかきたてて、年甲斐もなく立て続けに壁に取り付いてしまっていた。

しかしこの夜の初登りは、それ以上のうれしい予感を感じさせてもくれた。
それが何んなのかは、今は不明である。
それが判るまで、この新装したジムで再度登り込もう。
そしていま、ここで得たものを生かしたクライミングが出来るよう、またがんばらねばと、心新たにしたのだ。

new「KO-WALL」移転先 地図

おあずけ パート2

2007年11月19日 | climb
11/17は、カミさんと芹谷。
この日もカミさんは「コアラ・・・」僕は「バイタル・・・」にそれぞれ挑む。
結果は残念ながら、二人とも成果なし。

帰路の車中では、いつものように小家族会議が始まった。
カミさんと二人だとこうした時も、会話の内容はクライミングの話より家の事となる。

現在我が家の緊急懸案として、「ガス給湯器の交換」がある。
冬季になると、どこかしらかのパッキンが緩んで、水漏れがするのだ。
ガス屋さんに点検修理を依頼したが、昨年のパロマ不祥事の件より器具の修理をしたがらない。
新品の機器交換には、8万円ぐらい掛るようである。
でも物が物だけに、予算オーバーだと言って、いつまでもほっとくわけにもいかない。
今年は取り替えしなければならんだろうと、覚悟を決める。

それに加えこれから年末に掛けて、「猫の避妊処置」や「車の修繕やタイヤ購入」などと出費が重なる。
自営業の我が家は、ボーナスは無いのだ。
イタい!年末がやってきそうで、かなり凹む会議となった。

本当は今週末の連休に、クライミングツアーを計画していた。
だが、こういった諸般の事情で、ツアーや旅行などしばらく控えようと言う事になった。

懐の寒い話が続き、夕飯も家にある物で済まそうという事になる。
今週は、あれもこれも「おあずけ」だらけである。

で、来週の連休はどうする?

幸運にも我が家は、日本のクライマー中で、芹谷に最も近い所に住まいがある。
お金をかけて遠くに行かずとも、自宅より15分ほど車で走ればクライミングが出来るのだ。
そして二人の目前には、現在進行形の大いなる課題がある。
今しばらくは、互いの課題に腰を据えて取り組くんではどうだ、という話になった。
うん、うんと二人妙に納得、今後の方針も決まり、凹んだ心が少しほぐれたところで、会議終了。

そして、どこにも寄らず、本当に15分で芹谷から自宅へ。

家に帰ってクライミングの片付けやらしていると、隣に住む義母が夕食準備するカミさんを呼ぶ声がした。
そして、箱入りの何かを手渡すのが見えた。
義母はこの日神戸に出かけていて、土産に「神戸コロッケ」なるものを買って来たようだ。
有り難い事に、それをうちにお裾分けしてくれるというではないか。
寂しいはずだった夕飯に、カラリと揚がった2種類のコロッケが4つ加わった。
ビーフコロッケとミンチカツ、思いがけないごちそうのお目見えで、食卓はにわかに賑やかになった。



消耗した体に、中身いっぱいの美味しいコロッケを食す幸せ。
もう、心もお腹もいっぱいである。

棄てる神あれば、救う神あり! かな!

我が家は今、いろいろと「おあずけモード」であるが、招き猫付きのこのありがたいコロッケ食べながら、今一度元気出してやっていこうと思った。

記録
 日時       11/17(土)晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     カミさんと2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)         
         〇 バイタルポイント   5.11d   HD×3 ★★
                         計 3本


おあずけ

2007年11月12日 | climb
          芹谷「舞姫」はきれいなフェイスを直登する

今秋は、週末ごとに芹谷に通い込んでいる。
クライミング経験の浅いKuくんも僕らにつき合って、がんばって一緒に登っている。

彼のターゲットは「ラ・バンバ5.11a」である。
11台へのトライは初めてで、皆がそうだったようにそう簡単には落とせない。
彼なりに試行錯誤するようだが、経験の無さが災いして動きに無駄が多く、上手く組み立ても出来ない。
そのもどかしさで応援する我々も、つい口調が強くなっていく。
しかし、あれこれ勝手言うおやじ達のアドバイスを彼は素直に聞き入れ、めげずにトライを続けた。
そして、ついにRPした。
その登りは、すべてがコントロールされていて美しい登りであった。
彼も「イメージとムーブが一致出来て、とても気持ち良かった」と自分のクライミングにご満悦の様子だった。

Ku君、「ラ・バンバ5.11a」完登おめでとう!
次に君が挑むルートは「舞姫」。
このルートでも諦めずにTryしてほしい。
この性格の異なる二つの5.11台をGetして、まずは基本なるテクニックを身につけるのだ。
そして様々なクライミングを経験して、終には自分のクライミングを見つけ出してほしい。

クライミングを続ける限り、今後も課題は尽きる事が無いであろう。
だからこそ、こんなにクライミングは素晴らしいのだ。

そんな応援団長の僕だが、またもや「バイタル」RP出来ず。
完登祝福は、来週以降にまた「おあずけ」である。

でも、2日間登り込んだおかげで最高到達点を上げる事が出来、次回でのRPにかなり手応えを得た。
諦めずにやり続ける事で自分に欠けている事が見え、そしてそれを克服出来つつある事を実感する。

クライミングは、やっぱ無限におもしろい。

記録
 日時       11/10(土)晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     Maさんと計2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)         
         〇 ラ・バンバ      5.11a   HD×1 ★ 
         〇 バイタルポイント   5.11d   HD×2 ★★
                         計 3本

記録
 日時       11/11(日)雨のち晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     Kuくんとカミさんの計3人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)         
         〇 ハングルーズ     5.10a   RP×1  
         〇 バイタルポイント   5.11d   HD×2 ★★
         〇 舞姫         5.11a   RP×1 ★ 
                         計 4本

0点です!

2007年11月05日 | climb
           「今日はここまででした」

僕はフリークライミングの成果とは、登れたか否か、それしか無いと思っている。
そういう意味で、今回はすべて0点のクライミングだった。

最高に晴れ渡った文化の日、そしてあくる日の日曜日、両日とも成果なし。
いつもアップでやってる「ラ・バンバ」でも、朝露に湿ったホールドでスリップして不意のフォールをしてしまう。
Try中のルートも、同じとこでやっぱフォール。
次の日、一人ボルダーに行くも、前日の疲れからか早々にヘロってお目当てをGet出来ず。

う~ん、今週僕の思考回路は、反省→検証→再構築の毎日になりそうである。



しかし、あながち悪い事ばかりでもなかった。
「バイタル・・・」はワンテンだったし、メンタル的にはいい感じだった。
ストレニ系のルートTryが続いているので、カミさんがやってるボルダー系のルート「コアラ・・・」もやってみた。
ガツンとくるムーブが続くこの課題をやる事で、この日を気分的にすっきりした心持ちで終わる事も出来た。
ボルダーも、登れなかったが手応えあった。

こういう時にこそ今一度基本に還り、フリークライミングとは何ぞやを思い返して・・・。
これから、これから!

記録
 日時       11/3(土)晴れ
 場所       芹谷(多賀町屏風)
 メンバー     Maさん、Kuくんとカミさんの計4人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)         
         〇 ラ・バンバ      5.11a   HD×1 ★ 
         〇 バイタルポイント   5.11cd  HD×2 ★★
         〇 コアラのマーチ    5.11c   HD×1 ★★★ 
                         計 4本

 日時      11/4(日) 晴れ
 場所      ゴッシーランド(多賀町佐目)
 メンバー    一人
 ボルダー    ◎パスポート  〇犬の散歩道

初経験

2007年11月02日 | life

僕は子供の頃から生き物が好きで、今までにいろいろ飼ってきた。
犬、魚、亀、カエル、モンシロチョウ、カブトムシ、クワガタ、鈴虫・・・。
現在は家にかめ3匹と金魚一匹、実家では小型犬一匹がいる。
特に犬は大好きで、これまでに三頭飼って来たし、他所の飼い犬でもすぐ仲良くなれる。

でも親が猫嫌いだったせいもあって、今まで猫だけは飼った事が無かった。
僕にとって、猫は嫌いではないが扱い方が判らぬ得体の知れない動物である。
カミさんも大の猫好きなんだが、これも今まで飼った経験は無いようだ。

そんな我が家に突然猫がやって来た。

写真のこいつが、この夏頃から居候を極め込んでいるその猫である。
獣医の話では、今年の6月頃に生まれた猫で、この時はまだ正真正銘の野良であった。
お腹すかしてにゃ~ニャ~寄ってくるので、そのうち愛着がわいて、
なんだかんだで結局うちで飼うはめになった。

しかし、生き物を飼うということはそんな簡単ではない。
飼う以上餌だけやるという訳にもいかず、家に入れる以上トイレのしつけや病気や蚤なんかの対策もいる。
雌なので、来月には避妊手術もしなければならない。
思った以上にお金が掛る。

加えて猫というのは結構気まぐれで、勝手に外へ遊びに行くし”お手”や”おすわり”も覚えてはくれない。
犬と違って人と主従関係は結ばないようだ。
可愛がってやろうと手を伸ばすと、「さわんニャ」と言わんばかしにこっちをにらんで僕を嫌うように逃げる。
そんな時には悲しいを通り越して、小さな怒りさえ感じる。

でも時間の経過とはえらいもんで、ふた月ほど一緒に生活していると、
向こうもこっちもそれなりにいい関係が作れるようになって来た。
最近ではこんな風に、膝上でゴロニャンとされるようにもなって来た。
こうなると猫も僕も、もう幸せいっぱいである。
これだけですべて許される、とってもお得な奴であることは間違いなさそうである。
最近ではカミさんとこいつをどこで寝かすかとか、えさは何がいいとかそんな事ばっかしが日常の会話になっている。
(特にカミさんは一生懸命である)

猫を飼うのは初経験だが毎日が意外に楽しく、この猫からはいい刺激と癒しを戴いている。
これからもこいつといい付き合いが続けられればと、僕はまじめに願うのである。