Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

雲上の花道(伊吹北尾根 国見岳山行)

2010年05月31日 | Mountain summer
                 『伊吹山眺望』
                         (大禿山付近にて)

先週始め、Y江チャンにクライミングのお誘いをかけた。
でも彼曰く、その日トレーニングを兼ねた登山を計画しているとの事。
それを聞いて、僕も無性に山登りしたくなった。

”チ~ム Bigover” は、今年の登山のテーマが「花いっぱいの山に行こう」である。
近郊の鈴鹿や伊吹は、植生が大変豊かである。
僕たちは幸いな事に、このテーマに即した山域の選定に苦慮する事はない。
また今回は少し欲張って、歩きの方も充実させたかった。
そこで、これまで訪れた事のなかった伊吹の北尾根山行を計画する。
週半ばに急ぎ計画書を作成し、所属山岳会に提出した。

当日は天気もよく、ほぼ計画通り順調に行程を進めた。
期待していた晩春の山野草もたくさん咲いている。
コースも、雄大な景観のある尾根を、ガッツリ辿るものであった。
顕著なピークを踏むという山行ではないのだが、それ以上に充実感ある伊吹北尾根である。

この週は、宿題のあるクライミングを一回休みとしてしまった。
比較的涼しい一日だったので、ちょっと惜しいと言う思いもある。
でも、この日は予想を上回るいい山行となり、満腹感あるGoodな週末となった。

テーマ「花いっぱいの山に行こう」山行第一弾は、100点満点のスタートを切った。


白い可憐なスズシロソウが登山道の脇に咲き続ける
「雲上の花道」まさに夢のごときであった


トラバース道は、北アルプス雲ノ平周辺の草原を思わす、雄大な景観を僕たちにくれた


白い小花が多い中、ラショウモンカズラの紫の花はよく目立って、楚々とした美しさを魅せてくれた


登山道脇のかん木にアケビのツルが絡まる
そこにつく薄紫の可愛らしい花を見つけた
アケビの花は初めて見た


竜の背のうねりを思わす北尾根の全貌
1000m級のピークをいくつも連ねた5kmを超える巨大な尾根である
一番奥のピークが「国見岳(1126m)」である

記録
 目的     伊吹山北尾根 国見岳 ピークハント登山
 日程     2010年05月30日 日帰り
 メンバー   カミさんと二人
 行程     05/30(日)晴  単純標高差500m  トータル歩行距離 12km 行程時間 8.5h
    05:30 自宅朝発→岐阜県揖斐川町春日川合→笹又 さざれ石公園(7:00着)→農道停まりP
          ・関ヶ原より「明神の森」を通って揖斐川町春日川合に入る
          ・さざれ石公園にはトイレ/登山届けBOXあり
    07:30 入山(650m)~笹又コース~トラバース道~北尾根稜線分岐
          ・葛籠折れの笹又道~北アルプスの草原を思わすトラバース道を行く
          ・北尾根稜線分岐のすぐ南側にはドライブウェイがある
    09:00 静馬ケ原(1149m)~北尾根コース
          ・ウマノアシガタ/スズシロソウが道端に咲く
          ・コルまで200mほど下降しまた同高度登り返す
    10:30 御座峰(1070m)~大禿山(1083m)
          ・山野草多くかなりご機嫌な尾根である
          ・展望は良だが岐阜県側ばかり、びわ湖があまり見えなくてちょっと残念
          ・アップダウンを繰り返しながら行程を進める
    11:45 国見岳(1126m)登頂
          ・カエデ科の若葉が茂る静かなピーク
          ・ここでラーメン+ゼリーのデザートのおいしいランチで十分休息を取る
    12:40 山頂出発~往路下降
          ・上空にあった雲もすっかり取れて主峰の伊吹を眺めながら往路を辿る
    14:05 御座峰南(980m)~北尾根稜線分岐(1100m)
          ・距離のある尾根歩きも終盤を迎えて結構消耗し始める
    16:05 駐車場(650m)下山

    16:50 農道停まりP→彦根で夕食→帰宅(19:00着)          
          ・言うまでもない、”この日のビールは最高に美味かった”
        
トレース図



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予報通り

2010年05月23日 | life
今日は、天気予報通り朝から一日雨だった。
午前中は風も強く木々の枝葉を煽る。
そんな中ボディレストもかねて、カミさんと外出する。

行った先はヘムスロイド村で開催されているクラフト展。
アーティスト達の出店は、風雨が強いために敷地内にある体育館にあった。
ぼくはここの淡い森で開催される催しが好きなんだが、この天気ではしかたないか。

先日割れてしまったコーヒーカップがほしかった。
たくさんのナチュラリーなクラフトの中から陶器ものをさがす。
そしてしばらく会場内をまわってお気に入りを見つける。
やさしい感じで柔らかい質感の器が列ぶ女性の作家さんの作品だ。
ここで少し大きめのカップを購入した。
2500円なり!

いい買い物が出来たと思う。
今日はマッタリとした雨降りの休日となった。

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夏近し

2010年05月22日 | climb
                      「こんぜの里」より

今週のクライミングもOtoriiに!
先週よりも気温が高く、岩は朝から熱い。
夏が近い、急がねば。

やっぱり今日も「ブラインド・タッチ(6c+)」に挑む。
しかし成果は上がらず。
いい感じにはなって来たんだがな~。

帰りに道の駅「こんぜの里」に寄る。
ソフトクリームの看板に釣られての入場だ。
ここで生乳ソフトクリームを買って体を冷ます。

やっぱり夏は近いようだ。

記録                          
 日時    05月22日(土) 晴れ
 場所    Ootorii(大津市)
 メンバー  ”チ~ム Bigover” の計2人
 ルート   try ×5
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 四度目の青春    6a  ★★★★ 

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Tryモードで

2010年05月16日 | climb
今週は思いっきり本気モードで、”チ~ム Bigover” はOtoriiへ。

ぼくは、先週からTryしてる「ブラインド・タッチ(6c+)」をやる。
別グループのお兄さんもこれにトライしていた。
でも僕とはムーブが違い、見ていてもあまり参考にはならなかった。

今日も核心のスメアで何度も足が外れてフォールする。
シューズを見るとソールがかなりチビってきている。
ここはもっと繊細なフットワークが必要なようだ。

カミさんは「パワーorセンス」に取り付いてムーブを固める。
初級者のKさんは「四度目の青春」をトップロープでありながら初めてノーテンションで登る。

皆それぞれ課題へのTryモードアップで、晴天の中でのクライミングを終えた。

記録                          
 日時    05月15日(土) 晴れ
 場所    Ootorii(大津市)
 メンバー  Kさんと”チ~ム Bigover” の計3人
 ルート   try ×5
        内RP(グレード/★数はbigoverのきまぐれ)
        〇 四度目の青春    6a  ★★★★ 
        〇 パワーorセンス   6a+  ★  

        
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スロースタート

2010年05月10日 | climb
4月は登山中心の活動だった。
GWの立山山行が終わって、これからはクライミングモードでがんばってみよう。

”チ~ム Bigover” はOtoriiへ向かう。
僕は宿題のブラインド・タッチ(6c+)に挑んむ。
核心の難しい足さばきのいるムーブを何度も探る。
3回取り付いて、大分さばけて来たように思う。

今日は、久々のクライミングでメンバーにビギナーもいて新鮮な一日となった。
しかしながら、かなり消耗もした。
夕食は、近所に最近開店した「なか卯」でカツ丼食べて活力を得る。

記録                          
 日時    05月09日(日) 晴れ/くもり
 場所    Ootorii(大津市)
 メンバー  YチャンとKさんと”チ~ム Bigover” の計4人
 ルート   try ×4
        
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岳人冥利に尽きる春山合宿(北アルプス 立山スキー登山)

2010年05月07日 | Mountain winter
                   『揚々として』
                       今日の朝日を浴びて揚々と登高するスキーヤー

                          (立山 室堂~一の越間にて)

GWをどう過ごそうか?
今冬”チ~ム Bigover” の悩みの種であった。

1月末のあの騒動より山スキーは控えていた。
そんな折、所属山岳会「やまっこ」が、立山雷鳥沢に入っての合宿計画がある事を知る。
好機到来、これに便乗して久々に雷鳥沢周辺で春山スキー登山を堪能する事にした。

今年のGWは、5月に入ってから連日好天が続いた。
合宿メンバーは5名、山での団体行動はいろいろ刺激もあってとても楽しい。
今回目標の一つであった立山雄山の初登頂も果たし、その上久方ぶりのスキーも十分満足出来る滑降が出来た。
初対面の方との交流も出来、これ以上ないとても有意義な3日間の山行となった。


立山の登山基地、アルペンルート立山駅の様子
一大観光地とあって、行きも帰りも人・人・人・・・


雷鳥沢キャンプ場で山岳会の6人用テントを設営
ここで快適な3日間を過ごす


今回はリーダーが食当も兼務して下さった、感謝感激です!
1日牛丼(肉/野菜たっぷり)、2日豚の生姜焼き(ボリューム満点)で、両日とも充実した夕食だった


幻想的に黄昏れる立山雷鳥沢


2日はメンバー全員でBC~一の越~雄山へ向かう


一の越付近から見た大日岳方面
日本離れした雄大な景観にただ感激


一の越からは氷化した岩稜をアイゼン/ピッケルで登高する
晴れてはいたが気温低く風もあり、様相はまさに冬山であった


パーティ全員で無事立山 雄山神社(3003m)に登頂
祠の横より剣岳の勇姿を見る


一の越の戻りスキーに履き替えて、BCまで春山滑降を楽しむ
山崎カールの広大なオープンバーンを自由に滑る醍醐味に、皆酔いしれる


3日はパーティを分け、A班御山谷滑降~居残り、B班雷鳥沢周辺滑降~下山となる
”チ~ム Bigover” はB班、快晴の立山の景観をのんびり堪能する
10時頃まで登高し、2500m付近からのスキーを楽しんでBCまで滑り込む

記録
 山域・目的  北アルプス 立山(富山県) スキー登山
          「やまっこ」春山合宿
 日程     2010年5月1~3日 
 メンバー   Mさん(リーダー)、Mさん、Oさん(5/3~合流)、と”チ~ム Bigover” の計5名
 データ    積雪 室堂周辺 1000センチ、雪質 軟雪15センチ
 行程     5/1(土)晴れ/うす曇り
         03:00  自宅発 → 立山インター → 8:00 立山駅 →
               アルペンルート → 13:00 室堂駅
         13:30  室堂入山(2432m)    
               ・ 室堂山荘経由のブル道をスキーで行く
         14:00  雷鳥沢(2277m)
               ・ ベーステント設営
               ・ 豪華な夕食(牛丼)で乾杯
               ・ 20:30就寝
         5/2 (日)晴れ
           03:30  起床
          06:50  ベース出発(2277m)
               ・ 快適にシール登高
           08:05  一ノ越(2705m)
               ・ アイゼン/ピッケルで雄山へ
               ・ 斜面は氷化していて慎重に登る
               ・ 風があり気温も低い
           10:10  立山雄山神社登頂(3003m)
               ・ 360°の北アルプス大展望
               ・ 適地でゆっくり休息
               ・ 下降時も雪は氷化したまま
               ・ 兼用ブーツは歩きにくい、慎重に下降する
           12:00  一ノ越(2705m)~山崎カール(夏道沿い)を滑降
               ・ 快適な滑降がいつまでも続く
          14:40  雷鳥沢ベース着(2277m)
               ・ 今日の成果を祝して乾杯
               ・ O先生合宿合流でまた乾杯
        5/3 (月)晴れ
           05:30  起床
          06:50  ベース出発(2277m)
               ・ 雷鳥沢方面を登高
               ・ カリカリの急斜面をシール登高
          10:20  雷鳥沢北側尾根(2550m)より滑降
               ・ 日が登り雪面も緩む
               ・ オープンバーンを自由に滑降
          11:20  雷鳥沢ベース着(2277m) 
          12:50  雷鳥沢ベース出発
          14:40  室堂下山
               ・ バス待ち2時間、人の多さにうんざり
          15:40  室堂駅 → 立山駅 → 入浴(ウェルサンピア立山) → 23:00自宅着 
        
トレース図


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