Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

美しいクライミング

2009年03月30日 | climb
           「美しいクライミング」=つまり評価されるのは成果以上にTryする姿勢だ

このブログを辿ってみると、前回Seritani を訪れたのが一昨年の11月末になっている。
やっとこさ「バイタルポイント」をRPした頃だ。
ちょっと春めいたこの日、友人のK君を誘って久々のルートクライミングを楽しんだ。

ルートクライミングは、大抵一日掛けてその岩場でクライミングする。
当然登りっぱなしとはいかないので、休憩を上手く入れながらTryする。
そんなレストタイムに、パートナーや来訪者達とコミニュケーションしながら時間を過ごす。
そんなマッタリとした時間があるのも、ルートクライミングのいい所である。
この日はK君と、最近のクライミング界隈の話なども出来た。
そして、自分たちがどんな風にクライミングと関わればいいのかも話し出来た。(雑談の範疇だが)

今日あるブログで「美しい柔道」と言うテーマで柔道を語った記事を読んだ。
山口 香の「柔道を考える」
以下引用
 『私が、日本人に目指してもらいたいのは、「正しい柔道」ではなく「美しい柔道」である。オリンピックで金メダルを獲得しても美しくない柔道の選手はいる逆に負けはしても美しい柔道をしている選手もいるアテネ・北京と2大会連続オール一本での金メダルを獲得した谷本の柔道は勝っても負けても「美しい」。井上康生は昨年、パリ国際で負けはしたものの観客は大きな拍手を送った。なぜなら彼の柔道に対する姿勢や柔道の取り方が美しいからだ
 石井選手はオリンピック前から彼の柔道の取り方が物議をかもした。一本を取る技がない、ポイント柔道ということが主な理由だったように思う。しかし、北京で彼は素晴らしい闘いをし、ほとんどの試合が一本勝ちだった。彼の柔道自体は北京前も北京も変わっていない。違ったことは、北京での彼の闘いはポイントを取ったあとでも逃げることなく向かっていったことだ辛口解説の篠原君でさえ絶賛していた。つまり評価されるのは技以上に戦う姿勢だと思われる
 日本サッカーの父と言われ、メキシコ五輪で日本代表を銅メダルに導いたクラマー氏(ドイツ)の本にも、オシム氏の本にも「美しいサッカー」という言葉が出てくる。勝つことも大事だが、攻める気持ち、果敢にゴールに向かってトライする姿勢、それが「美しいサッカー」であり、見ている人が面白いと感じ、感動するのだと述べている』


柔道を愛する柔道家の気持の入った一文だと思う。
自分がやっているクライミングでも、こんな風に「美しいクライミング」を実践出来ればいいのだが・・・。
せめて心持ちだけもこれを目指していこう。

しかしながらこの日は風が冷たく、異様なくらい寒い一日となった。
岩は冷たく指先の感覚は無くなり、ダウン着てビレーしていても体温は奪われていくばかりである。
寒気に奪われたモチベーションはいつまで待っていてももう戻って来ず、結局3時前に撤収することになった。

へなちょこな一日であった。
でもこの日ようやく、故障を克服してクライミング復帰が出来た。
そして僕には、たった3本のTryでヘロってしまった、十分すぎる一日だった。

記録
 日時   3月29日(日) 晴れ/曇り
 場所   Seritani
 メンバー K君と2人
 ルート(★はbigoverのきまぐれ評価)
      〇 ラ・バンバ     6c ★  RP×1        
      〇 ハングルーズ    6a    RP×1 
      〇 舞姫        6c ★  HD×1 
                     計3本

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山でユラ~っとテンカラ(’09-2)

2009年03月28日 | Mountain fishing
近所の桜がほころび始めた。
気がつけば三月も終盤となり、いよいよ春本番を迎える季節となった。

今日は午後から時間が空き、陽も射して来たので近郊の川に山釣りに出掛けた。
しかしながらまだ魚はお休みのようで、2時間ほど釣り上がったが、結局ボーズで納竿した。

家に帰ると、お土産を楽しみにしていたモンちゃんに「使えん奴やな」とたしなめられた。

DATA
 3/28(土)
   気象    ・くもり/はれ ・気温 8.0℃ ・水温6.0℃ ・微風           
   場所    Uso川 ダム上流より  
   入渓    13:00より 2.0時間    
   水況    ・水量 普通 ・水質 清流  ・魚影なし
   釣果    C&K;なし
         C&R:なし

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『白山 遠望』

2009年03月27日 | Photo collection
      広がる雪原の向こうに、輝く白山を望む
       僕と山の間には、澄み切った時空間があった
       そしてそこには、凛とした空(くう)と気の存在を感じる
       その気は胸腔に入り込み、僕の心を洗う

                       (奥美濃 和田山牧場跡にて撮影)

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7年越し

2009年03月23日 | Mountain winter
            「雪の高原」
               明るく開かれた雪の高原
               広く晴れ渡った空のもとで今、幸福な自分を実感する

                             (春山の和田山牧場にて)

春分の日を絡めた連休中日の21日は、奥美濃の山で山スキー。
目指すは野伏ケ岳。
この山は、カミさんと山スキーを初めて間もない頃より、2回訪れている。
そして、双方とも敗退の記録を持つ相性の悪い山である。

最初は7年前、その時は豪雪の年で、麓の村で2~3mの積雪があった。
林道で腰上のラッセル、結局一日かかって標高900mまでしか行けず、ここでビバークする。
(次の日、和田山牧場まで行く)
翌年、2回目の挑戦を実行する。
この回は和田山牧場でベースを設営し、アタックする計画だった。
しかし、これも深いラッセルと悪天候に阻まれ、最高到達点が1400m。
無惨な敗退だった。

2回連続で渋い目に会い、それからしばらくこの山への山行は封印していた。
でも、この山で僕らは多くの事を学んだ。

今年は暖冬となり、どこも雪不足。
谷を滑降するスキーより、尾根を滑る山がいいかも、と言う事で目指す山を野伏ケ岳に定めた。
そして久々に石徹白へ車を走らせ、因縁の山に取り付いた。

最初林道に雪は無く、入山はスキーを担いで始まった。
結局、初回に来た時にビバークした900mまで雪が無く、そこからようやくスキー登高することとなる。
これも何かの因果か?

後は、春の締まった雪に助けられて、順調に高度を上げる。
ダイレクト尾根では、日差しが強すぎて大汗をかき、脱水気味となる。
気をつけなければ。
疲れで集中力を切らさぬようにと、自分を叱咤して、最後までスキー履いて高度を上げた。
そして、念願の野伏ケ岳登頂を、カミさんと共に成し遂げる事が出来た。

下山は、快適なザラメまじりの春の雪を、スキーで滑降する。
我々が目指した北東尾根は、この日多くの入山者があったのに、誰もまだ滑っていない状態だった。
広めの尾根のバージンスノーに、自分のシュプールを描く快感に浸る。
そしておよそ一時間の滑降を終え、明るい雪原でお腹・胸いっぱいの休息を取った。

最後も、快適度一級の林道を滑って、7年越しの思いを全うする。
帰路の車中も渋滞も無く、スムーズに走行し無事帰宅。
途中で買った明宝ハムのフランクフルトの後味もよく、なにもかもが上手く行った、思い出深いいい山行となった。



ダイレクト尾根から俯瞰する和田山牧場
この辺りから日差しが強くなり大汗をかいての登高となる


野伏ケ岳ピークよりの展望
奥深い奥美濃の山々と白い冠をかぶった御岳


好天となったこの日、たくさんの登頂者で賑わった野伏ケ岳ピーク
この絶景の中、皆上機嫌な面持ちで、ピークでのひと時を共有する


白山方面の雄大な雪山を前に、登高での疲労を癒すカミさん
この山の7年越しの登頂に喜びを感じつつ、今までの山行にも思いを馳せる

記録
 山域・目的  奥美濃石徹白 野伏ケ岳 山スキー登山
 日程     2009年3月21日 日帰り
 メンバー   カミさんと二人
 データ    積雪 0~100センチ、雪質 新雪なし ザラメ/シャーベット状
 行程     3/21(土)快晴  標高差955m  距離 13km
    01:50 自宅発→白鳥IC→石徹白→上在所 白山中居神社→林道止め 駐車(4:20着)
    05:30 入山(720m)~林道~900mよりシール登高
    07:30 和田山牧場東端(1097m)
    09:00 ダイレクト尾根(1200m)
    10:00 ダイレクト尾根(1450m)
    11:20 野伏ケ岳(1674m)登頂
    12:15 滑降開始 北西尾根下降(スキー滑降)~中央ルンゼ
    13:15 和田山牧場西端(1100m)~シール歩行
    14:00 和田山牧場東端(1097m)~林道滑降
    15:00 林道止め(720m)下山
    15:20 石徹白発→→彦根 帰宅(20:30着)
        
トレース図


記事トップ撮影地 和田山牧場西端


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34.「大治朗」

2009年03月18日 | Liquor collection
酒名    清酒 純米 「大治朗」よび酒
容量/価格  180ml 価格315円
入手    2009.3.7 道の駅 竜王かがみの里にて購入
醸造元   畑酒造 (有)  
         滋賀県東近江市小脇町1410 
評価    星なし よく言えば癖の無い酒、もっと地酒らしいくどさがあってもいいんでは、と思った
          でも嫌いじゃない(★はbigoverのきまぐれ評価)
        色/   やや黄味を帯びている            
        香り/  香りはない  
        口当たり/さらりとしている 
        味/   淡白でフルーティな味
        のどごし/爽やかなのどごしで、すぐまた飲みたくなる
      
メモ    ボルダリングの帰りに、竜王の道の駅に立ち寄る。
      この時、冷蔵庫に陳列してあったものを、なにげに購入した。
      後日、頂き物の刺身と一緒に食し、この地酒を楽しんだ。

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うれしい春到来

2009年03月16日 | climb
             課題でムーブ解決を試みるカミさん
              同じ課題でも個人差によりムーブに個性が出て、これもまた面白い

                               (春のYukinoyamaボルダーにて)

3/15(日)は、カミさんと久々に Seritani へクライミングに行こうと目論んでいた。
しかしながら、この前日は風の強い時雨模様、終日寒い一日となった。
モチベーション減退、Seritani 行きは中止とする。

明けて当日、空は爽やかに晴れ渡り、時間経過とともに気温も上昇する。
まさに春到来を思わせる、うれしい陽気となった。
相談の結果、先週と同じ yukinoyama へボルダリングしに行く事にする。

このエリアは、友人が開拓したエリアで、当時はトポもあったんだが、僕はそれを無くしてしまった。
課題は今でもだいたい覚えているんだが、今ひとつはっきりしないのもある。

そこで、今日も適当に課題設定して遊ぶ。
アップに下記の課題やって、今宿題中の課題に取り付く。
結構シビアで、なかなか面白い課題だ。
カミさんとひとムーブずつ解決しながらラインを作っていく。
だいたい出来た所でKuくんら3名が来場、彼らと他の課題でしばらくセッションする。
その後、再度トライするが、既に僕は終焉していたようだ。
残念ながら繋がらなかった。

春の日を満喫していたが、夕方になり影は少し冷えて来くる。
すり減った手の皮をお手洗いでアイシングし、課題の再構築を期して、この日は帰宅した。

bigover のプライベートメモ


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山でユラ~っとテンカラ(’09-1)

2009年03月11日 | Mountain fishing
            日当りのいい渓流で咲いていた「アブラチャン」
             野山で遊ぶ僕らに、春の訪れをいち早く知らせてくれる可愛い花だ

                                 (3月初めの渓流にて)

3月に入り、鈴鹿の各川も渓流釣りが解禁された。
僕的には、この時期に魚が釣れるんだろうかと半信半疑。
とりあえず、ホームリバーに行ってみた。

川の水量は意外に多い。
いきなり膝上の渡渉となった。
僕は、ウェーディングシューズを持ってない。
カッパ~ジャージ~パッチを通り抜けた流水は、僕の大腿部を直かに刺激する。
早春の冷たい山水で、まず洗礼を受ける。

やっぱまだ早いかな?

そして、いつものカワムツポイントに来る。
ちょっと期待していたんだが、魚影はない、当然アタリもない。
その後も同じ調子で、釣り上がるほどに戦意は喪失していった。
それでも久しぶりにテンカラ振って、それなりに山釣りを楽しむ。

日だまりでは、「アブラチャン」の花が咲いていた。
竿を置いて、カメラ出して撮影会する。
可愛らしい黄色い花は、堅くなった体と気持をほぐしてくれた。

堰堤公園まで上がって、この日は納竿する。
この調子では、桜が咲く頃までテンカラはお預けだな。

DATA
 3/8(日)
   気象    ・くもり/はれ ・気温 7.0℃ ・水温5.0℃ ・無風           
   場所    Uso川 ダム上流より  
   入渓    9:00より 2.5時間    
   水況    ・水量 多い ・水質 清流  ・魚影なし
   釣果    C&K;なし
         C&R:なし
         
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スパイシーな日

2009年03月09日 | climb
            お手頃な岩でボルダリングを楽しむbigover
             たぶん既成課題なんだろうけど、よくわからないので「マチマチジャスミン 6級」と
             勝手に命名して遊ぶ。

                                 「Yukinoyamaボルダー」にて

3/7(土)のこの日、メインは本格インドカレーを食べに行く事だった。

竜王町に美味いカレー屋さんがあると、友人から聞いていた。
午前中の野暮用を済ませて自宅を出る。

夕飯までの時間つぶしをかねて、カミさんと「Yukinoyamaボルダー」に行く。
僕は、先日設定していたMY課題をやる。
この日は外岩2回目という事もあって、こなれた感もありいい感じだった。
上手くフックも決まって、核心へのノブホルドにも飛びつけて課題をクリアーした。
ボルダートップに立って、勝手に名前付けて悦に浸る。

bigover プライベートメモ


夕方になるのを待って、カレー屋さんに行く。
お店の名前は「ジャスミン」。
入ると3人のインド人が厨房にいて、せっせと調理していた。
僕らはグリルセット1人前1850円とチキンカレー710円+ナン250円を二人分として注文。
出て来た料理は、予想以上にボリュームがあり味も★★★。
スパイシーな美味しい夕食となった。



うちにはちょっと贅沢なディナーとなったが、おかげさまでこの日を幸せ気分で終える事が出来た。
ごちそうさまでした。

「ジャスミン」所在地


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スポーツ雑感

2009年03月06日 | life
去年の暮れの事だ・・・。

TVで 「FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2008」(サッカー)をやっていた。
「ガンバ大阪」がいい線行ってるという事で、TVではかなり盛り上がっていた。
その「ガンバ大阪」が準決勝で、ヨーロッパ王者のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)と対戦する事になった。
僕は特にサッカーファンだ、という事ではない。
でもちょっと面白そうなので、チャンネルを合わせてTV観戦した。
その中で特に目を引く選手がいた。
クリスティアーノ・ロナウドだった。
この選手、現サッカー界のスパースターだそうだ。
その程度の知識もない僕だが、彼のプレーの美しさに驚愕してしまった。
走っていてもドリブルしていても、彼の軸はまったくぶれないのだ。
ディフェンダーに徹底マークされて囲まれても、華麗にステップしてそれを突破して行く。
その動きは、他の選手と比べて突出していた。
そしてそれ以上に僕が感じたことは、彼の立ち姿の美しさ。
天才とはこういう奴の事を言うのかと、TV観戦を通して改めて思った。

今年に入って・・・。

偶然知った高岡英夫氏が提唱する「ゆるスキー」
このスポーツ理論がなかなか面白い。
ネットで検索して調べるほどに興味が増して、氏が著する「究極の身体」という本を購入する。
生物の進化の過程を紐解き、人の体を解剖学的に見て解説し、また現代のトップアスリートの動きや日本古来の古武術など引用した理論は意外に説得力がある。
本の中身を要約すると  
 1.立位は地球の中心軸と同軸にして立つ。その時内踝に重心が来るようにする。(慣れてないのでやや後傾な感じがする)
 2.次に全身脱力して筋肉の緊張をとり、体背面の大腰筋や腸腰筋で立位を保つ。
 3.骨をパーツと捉えて全身を分化する。(脚、腰、背骨、肋骨、肩、腕・首・頭)
 4.この分化した体を機能的に動かす為に、各筋肉を緊緩させる。加えて各パーツを”波動”させて動かす。
 5.それぞれ動くパーツは各々重心がある。重心は腰(丹田)にという思いを固定させない。(多重中心構造論)
 6.こうした動きは立位が基本で、また常に全身脱力した状態から生まれる。
ということかな?
この理論の中で特に衝撃的な事だったのは、拇指球への常時荷重は誤りである、ということ。
この事は、僕がこれまで認識していた体の動きの”常識”を覆すものだった。

こんな風に優れたスポーツ選手を見たり理論を勉強して行くと、いろいろなものが僕の中でつながって行く。
腰を痛めてからはじめた「体の調律」を日常的に実践したり「ヨガによる呼吸法」を覚えたり、またクライミングやスキーを続ける事で得た感覚などから、僕がこれから目指す方向性が見えたような気がする。

先日受けた「地域スポーツ指導者育成講習会」の修了証も自宅に届いた。
今、いろんなものが積み重なって行く面白さを覚え、ちょっとした喜びを感じる。
しかし時間のかかるこの作業に、今更ながら凡人である自分を再認識させられる。

やはりまだまだ「道半ば」である。

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展望の雪山山行+山スキー

2009年03月02日 | Mountain winter
                  『林立』
                         猪臥山ピークより撮影

2月最後の週末、カミさんと飛騨の猪臥山へ山スキーに出かけた。
ちょっとマイナーな山だが、快晴の雪山を二人で十二分に楽しんだ。

この山は林道が山頂直下まで伸びていて、雪の深山を楽しむという山スキーの醍醐味を味わう事は出来ない。
しかし飛騨地方のど真ん中に位置する為、360°の雪山景色を楽しむにはこれ以上ない山でもある。
北には富山の深い峰々、東は剣~穂高・乗鞍、南方に御岳、そして西に白山の真っ白な頂きを望む。
この日は、前日に降った雪のおかげで空気が澄んで霞もなく、美白の山々を広く展望した。
林道途中の開けた場所で立ち止まって、また視界を遮るものがない猪臥山のピークで山座同定を楽しんだ。

山頂から小鳥牧場のある林道までの下りは、スキーで行く。
途中、密な植林帯に突っ込んでしまいちょっと難儀した所もあったが、春山のような陽光の中気持のいい斜面を滑降した。
そんな楽しい滑降も標高差が少ない分すぐ終わってしまい、”ちょっと物足りない”感も残った。

メインの滑降を終えて、小鳥牧場から猪臥山を眺める。
今回辿ったルート以外にもまだまだ行けそうな斜面が望める。

この山、標高の高い所まで林道があってまたアクセスもしやすい山である。
いずれまた訪れようと目論みながら峠からの林道滑降も楽しみ、この山行を無事終えた。



林道を登り詰めた小鳥峠(1119m)。
清々しい峠には立派な祠があり、ここで一回目の小休止。
7時半で気温マイナス10度。


登高はひたすら林道を行く。
このため山本体の美しさは半減される。
しかし景色は最高、西の白山、東には北アルプスの大展望を楽しみながら登る。


猪臥山(1519m)ピークからの白山方面の展望。
ピークは狭く、ここも天候が荒れれば厳しいだろう。
今日は穏やかな快晴で、最高のロケーションの中でのんびりランチ出来た。


ピークから狭い南西の尾根を少し滑降して、北西にのびるきれいな尾根を滑る。
小鳥牧場(1060m)までわずか1時間ほどのスキー滑降であった。
春スキーのような日和の中、新雪3センチのパウダーを楽しむ。

記録
 山域・目的  飛騨 猪臥山 山スキー登山
 日程     2009年2月28日 日帰り
 メンバー   カミさんと二人
 データ    積雪 80~100センチ、雪質 新雪(3~5センチ)
 行程     2/28(土)快晴  標高差710m  距離 13km
    02:00 自宅発→(名神経由)→飛騨清見IC→猪臥山トンネル→古川町畦畑→林道止め 駐車(5:00着)
    06:00 入山(800m)~林道シール登高
    07:40 小鳥峠(1119m)
    09:20 林道シール登高(1420m)
    10:30 猪臥山(1519m)登頂
    11:40 滑降開始
    12:50 小鳥牧場(1060m)~林道登高
    14:00 小鳥峠(1119m)~林道滑降
    14:30 林道止め(800m)下山
    15:20 古川町畦畑発→飛騨清見IC→彦根 帰宅(20:30着)
        
トレース図


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