Soulful Bigover

「自由」と「ロマン」を求めて、creativeなアウトドアライフをめざす。

マイペースを創る

2013年08月07日 | essay
ちょっと横になって休息

(自宅にて撮影 2013.1撮影)

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2013年、”チ~ム Bigover” にとって、こんなに慌ただしい年はない。

内輪の話になるが、病で入退院を繰り返していた実父が5月の連休明けに逝去、
当然の事ながら長男である僕がその葬儀や諸行事を執り行う。
悪い事は続くもので、先週母が裏の用水路にハマって左肩を粉砕骨折、
で翌日緊急手術するはめに。
幸い今は病院で手厚い看護を受け、少しずつではあるが回復しリハビリも開始した。

そんな予期なき日常に翻弄されつつあった今年、
クライマーの友人が彦根にクライミングジムをオープンする計画を4月に聞く。
長年待ち望んだアウトドアスポーツの発展の為のコアとなる施設、
この開設と運営に”チ~ム Bigover” として全面協力する事とする。

まず店舗建設では、外壁アートとフロントの外構工事を請け負った。
特に外壁アートは全国的にも前例のない中、
その規模の大きさや出来映えの善し悪しの不透明さなど、
プレッシャーの中での作業となった。
しかしながら、ペイント作業の間充実した日々をカミさん共々送り、
また最終的にいい作品になったと自負している。

その作業と平行して、6月はボルダリングジムの課題設定をお手伝いする。
夜な夜な出かけていっては、1~3課題ずつ設定していく。
そして7月オープンよりは、ジムスタッフとして休み返上して店に入る。

しばらく本格的なクライミングから離れて老いの増した体には、
5月からの慌ただしさは正直かなり堪えた。
でも忙しくあり積もり積もった疲れはあるものの、
日々は楽しく充実していたのは事実。
クライミングの勘も取り戻しつつあって、
またここで新たに出会った人たちとの出合いも刺激的である。

そんな中、体のあちこちに痛みを感じ寝不足気味の先週、
ちょっと痛みの強い右足の筋肉故障を起こした。
このとき、故障したくやしさはもちろんあるんだが、
その反面ちょっとホッとしたところもあった。
痛めた瞬間、これで少し休めると思ったのだ。

幸い故障の程度はたいした事なさそうで、
後遺症もなく2週間もすれば元に戻りそうだ。
この機会に、あちこち痛んだ体のケアを行ない、
プライベートで翻弄されていた僕の生活も、
落ちついたものに取り戻していこうと思う。

ジムをオープンした友人は、
こんな僕に新しい環境を作る機会を提供してくれたんだと思っている。
その事に、今とても感謝している。

この機会を逃さずに、これから僕自身の新たなマイペースを構築していこう。
まずは自分の足下を見直して、今一度ナチュラルな自分を取り戻す。
さらに今後、この湖北湖東の地域に新たな文化や志向が根付くよう、
いろいろ試行錯誤していきたい。

だから、今は痛めた体のケアをしながら、少し休息です。


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