このブログを見ている知人が和太鼓サークルに入っていて、手ぬぐい製のバチ袋を作ってくれないかとの依頼を受けた。
前に画像でアップした「鎌・輪・ぬ(構わぬ)」の手ぬぐいを気に入って指定、太鼓の練習に自転車で行くので背負うようにして欲しいという注文だけで、あとはこちらに任せられた。
届いた長短2組のバチと手ぬぐいを並べ、さてどうしたものかと考える。
正直デザインを考えるこの段階が一番楽しい。
長いバチを生地の長辺でくるむように作れば簡単だが、この柄を横にするのはなんとも無粋である。
黒の無地があったので底に接ぎ合わせることにした。
手ぬぐいの不足分をすべて黒にしても十分布はあったが、配置してみると無地と柄との比率がどうにも野暮ったい。
妥協するか、面倒でも手ぬぐいをタテにつなぐか…、迷わず後者にした。
柄合わせが微かにずれた継ぎ目が隠れるようかぶせのサイズを決める。
背中で木の棒がゴロゴロ当たるのを和らげるために、ちょうどあったキルト布を内袋にした。
高身長マッチョ系のクライアントにストラップの長さを確認して「バチケース佐々木小次郎バージョン」の完成。
さて満足していただけるか?


余った布でペアの巾着袋ができた。
