祭りてぬぐいを扱うようになって祭り用品に興味が湧き、「祭り用品・袋物」で検索すると「腰下げ巾着」が真っ先にヒットする。
三角の尖った感じのフォルムがあまり好みではなく作る気になれなかったが、そうだ自分の好みに変えればいいのだと思い直して作ってみた。
実物はもちろん見たことがないのでネットの画像だけが頼りである。
正面、裏面、側面のファスナー部分を見ながらああでもないこうでもないと試作。
紐を通すハトメは、昔使っていたものがソーイングボックスの隅に残っていた。
センターの飾り結びはさらに「紐結び・和」で検索してお守りなどに使われている「二重叶結び」にした。
ネット商品とほとんど同じサイズだが、タックの寄せ加減で好みのふっくら感ができた。
出来てみればなるほど便利なアイテムだと認識。
神輿を担ぐ時は両手を空けておきたい、しかし最小限のモノは身につけておきたい。
そこで半纏の角帯にぶら下げておこうということになったのだろう。
上部の絞りを開ければモノの出し入れは出来るが、こちらはほとんど飾りで脇のファスナーを使う。
そうすれば腰に下げたままでもモノが取り出せる。なかなか機能的である。
こういうものは「粋」が信条、それを決定づけるのは紐の先端にある木製の留め具のような気がする。
ところが手芸屋さんで捜しても同じような物が見つからない。
じっくり捜してみるか、見つかっても高価だと迷ってしまいそうだ。