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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

猫と雨

2019-07-16 | うさぎとねこ
梅雨なので雨の話。

完全家猫でベランダにも出さないので、
うちの猫は雨をほとんど知らないと思う。
雨の匂いや音や様子は窓越しに知ってる。
では、知らないのは雨つぶの感触だけか。
雨の成分は水だけじゃないとおととい立ち読みした堀江敏幸さんの本に書いてあったけど
水以外の部分は、猫もよく知っているかもしれない。
窓の向こうの、匂いや音や湿って重くなった空気や雨の向こうに見える景色。
飽きずに何時間でもじっと見ているもんなぁ。


初めての梅雨仔猫よく眠りける

窓越しの世界梅雨梅雨全部梅雨

自分の意見とは

2019-07-15 | Weblog
昨日の靴の話に関連して、たまたま目にしたつぶやき。

>社会心理学者なので「私がヒールを履いたのは自分が履きたかったからだ」
>という意見を目にすると「なぜ履きたいと思ったのか」
>「あなたが履きたいと思うような状況要因があったのではないか」と思ってしまいモヤモヤする。
>「自分の意見」はどう形成されるかという点が気になってしょうがない。

・・・もやもやするというのはわかるけど、
ここでそういうスピノザ的な?ことを言い出すのはなんだかなぁ。
好きな服を着たいという女性の「自分の意見」とはそもそもなんぞやということになると
好きなものを装うことだけでなく、他のあらゆる好き嫌いが
社会との関わりにより無自覚に受け入れてしまった強制、矯正ということになりえてしまう。
たとえばミニスカートを履くことも、社会やコマーシャリズムからの刷り込みであるとか
他者から植え付けられた承認欲求の一つの現れであるとか言い出すと、
それってなんか痴漢擁護的な話になって行っちゃう危険性がない?
自分の自由な意思と思ってるものは実は社会や他者から刷り込まれたもので、
他者(痴漢も含まれる?)が喜ぶ格好をしているだけのことである、
とかいう話にしてしまうのは、論点をずらし自己責任論の方向に行きつきそうで嫌だな。
「自分の意見」を疑うのはいいけど、他人に勝手に否定されるのは嫌だし
そっちの方がもやもやするなぁ。

パンプスと連帯

2019-07-14 | Weblog
無類の靴好きでファッション好きのヒロインが出てくるアメリカのドラマ(映画もある)
「セックス・アンド・ザ・シティ」を見ていて、
ハイヒールがあまり痛くなくて楽しめる人だとあんな靴もこんな靴も、履けるんだなぁ、
いいなぁと思っていた。値段もヒールも高くてすごく綺麗なブランド靴の数々。

自分は外反母趾だし、履けるパンプスは少ないし、履くときは無理して履くんだけど、
最近もハイヒールが好きで重い荷物を持って一日平気で歩き回れる友達を見ていて
足の形はいろいろだから、ハイヒール履いて1日歩き回れる人もいることを改めて知った。
自分は痛いので、みんな痛いの無理して履いてるのだと思ってたけど、平気な人もいるのよね。
自分が痛いと他の人も同じように痛いんだと思ってしまうし、
自分が痛くないと人も痛くないように思ってしまうけど、どっちも違う。

痛くてもハイヒールが好きなわたしは、あまりたくさん歩かないでいい時用に
きれいなハイヒールを買うことがある。そして、たまにそういう靴を履ける機会には
その靴に合う服を選んで、楽しく出かける。足が少し痛んでも。
そんなわたしは、やっぱり、パンプスやハイヒールが悪いのではなく、
それを強制することが間違いなのだと強く言いたい。
誰でも好きな靴を好きなように履けるのがいい。
ハイヒールでも足袋でも草履でも裸足でも!

#kuToo運動は、足の痛むヒールの靴を女性に強要する社会への反発ムーブメントで
わたしはもちろん賛成で、体を痛めつけるものや、本人がつらいものを身につけることを
強要する権利は会社にも社会にもないと思います。
でも、だから世の中からハイヒールが無くなるべきとは、思っていません。

>パンプス履いて働ける人も、連帯のために脱いでくれたらいいのに。
>そうしない人は、男性社会の価値観に迎合して身を守ってるんだなぁと思います。
という意見も見かけたのだけど、単に好きで履いてる人もいるだろうに、
男社会への迎合とか保身だとか決めつけるのはどうなんだろう・・・ともやもやする。
脱いでくれたらいいのに、連帯してくれたらいいのに、と思うところまではいい。
パンプスでもなんでも履きたくない人が履かないでいいようになるべきと強く思うし
そのために連帯が必要な場面もあるだろうとも思う。
でもだからって、履きたくて履いている人を迎合だ保身だとお門違いに責めるのは違う。
連帯はいいけど、強制をなくすために逆の強制をするのはいやだ。

この意見を書いた人は、パンプスはすべての人にとって不自然な悪だと思っているのかも。
パンプスが苦痛な人が多いにしろ、すべての人がそうではないということを知らないのかも。
責めるべきはそれを強制すること、されることであって、靴自体ではないと思うんだけどね。

もっと根本的には、形や対面だけ取り繕う世間のあり方が問題だと思うので、そういう
虚礼廃止を徹底したら、冠婚葬祭だけでなく、パンプス問題までも解決するだろうな。
〈虚礼:まごころからではなく表面を取り繕うためのみに行われる形式的な儀礼〉

たくさん持たない

2019-07-13 | Weblog
ミニマルとかストイックということに憧れがあるのか、
ものをたくさん持つことがどうにも嫌だ。
パソコンの中のデータさえたくさん持ちたくなくて写真もどんどん削除してしまう。
パソコンはノートタイプだし、外付けのHDDも持ちたくなくてバックアップ用しかない。

把握できないほど持つというのは何も持ってないのと同じことだと思ってる。

だからと言って所有ということが嫌いなわけではなく、
むしろ自分はものに愛着を持ちやすいように思う。
本当はそれも避けて飄々と身軽に自由に生きていきたいものだけど、
小さいものをしつこく大事にする性質は中々治らない。

いつか愛着も執着も捨てて身も心も自由な人になれるんだろうか。
ならないでいいような気もするし、
年とともによくわからなくなってきた。

映画:シャル・ウィ・ダンス

2019-07-11 | 映画


何度目かのシャルウィダンスを見ました。
わたしがダンスを始めたのにこの映画は関係ないけど、
ダンスを始めた後にも何度か見いてて、その度にいい映画だなと感心する。
わたしの役所広司はどこにいるんだろう。
(草刈民代になってから言え?・・・はい。。。)

ちょっとずつ嫌なところもある、ありきたりないい人たちばかり出てくる
凡庸な人間の小さくてささやかなドラマ、
幸せや悩みを優しく肯定的に描いてる映画だよね。

竹中直人は、最初のシーンから笑える。何度見ても、何度も笑える。
渡辺えり子も素晴らしいし、たまこ先生もすごく素敵だし
役所広司がイケメンすぎるのも、草刈民代が大根なのも、結局問題ではない。
ハリウッド版のリチャード・ギアのリメイクはボチボチだったけど、
いい映画だからそろそろ邦画でも、リメイクしていい頃なのではないか。
脚本がちゃんとしてるので、時代に合わせて、流行とかポリコレとか少し変えて
キャラクターも少しずつ新しくして、面白いものができると思うんだけどなぁ。

いい映画だけど、役所広司の妻のパートだけは微妙。
生活感のある「かわいい妻」がつまらなすぎて、ちょっとイラっとする。
時代的なこともあるので、こういう、家のローンのためにちょっとパートに出る
世間知らずの専業主婦マインドなかわい奥さん、っていう存在には苦情は言いません。
でもなんかこの、もっさりしたかわいさが、もやもやするのよねぇ。
生活感はいいんだけど、なんだろ、一人でもんもんと悩んで探偵に頼むとか、
頭悪そうなのに、それでもなんかかわいいとか。なんだかなぁ・・・

でもそのかわり、探偵役の柄本明が、いい感じです。
友達は、奥さんがこの探偵と恋仲になればいいのに!と言ってた。笑
それって、映画「フォローミー」っぽくなるな。
(ミア・ファーローの映画。すごくすごく好き)

夜中のホームでステップを練習する役所広司がかわいくて
わたしもよく駅のホームで小さく小さく足先でステップ練習するのだけど
その時にいつも、思い出します。

そして、ダンスについてだけど、自分が習い始める前はみんなプロみたいに見えて
習い初めて1、2年は竹中直人や渡辺えり、役所広司をすっごい!と尊敬してたのに
今見ると、そこまですごく見えなくなってて、
自分が踊れるようになってるかどうかとは別に、目は少しだけ肥えてきてるなと思った。
次に見る時は、わたしの方がうまくなってる・・・ことはないか。。。

月記:2019年6月

2019-07-10 | 月記
なかなか来ない梅雨を待つ月でしたね。
でも十分蒸し蒸しして、わたしには暑いわー。

・gallery176で松原豊さんの展示「EURASIA」と即興演奏の会。
 その後の交流会は正宗屋で飲みました。
・隣町のイラストレーターのももよんちゃんとピザ食べてからうちでお茶。猫と遊ぶ。
・柳家喬太郎独演会 @西宮芸文センター
・春日野道で友達のやってる「日の当たらない商店街」というイベント。そのあと屋上飲み。
・4年目にしてプランターのシロタエギクに花が咲いた!
・友達のミントちゃんが遊びに来る。
・浴衣を一つ買いました。
・7年ぶりくらい?にパーマをかける
・「くまのプーさん」展 @あべのハルカス美術館
・山沢栄子写真展「私の現代」@大谷記念美術館。そのあと芦屋浜に行って楽しかった。
・新しいMacBook買う。いつもながら設定苦手。。。
・人人餃子食べて猫飼いの友達の家訪問。
・「ブラバン」読書会
・劇団態變の舞台「箱庭弁当」@伊丹アイホール
・中津の友達の事務所でインバウンド対象イベントのミーティング
・升田さんのハリガネアートのワークショップ@清荒神アートーン

・映画館で見た映画「ゴジラ(新しいやつ」「パドマーワト」「MIBインターナショナル」
「僕たちは希望という名の列車に乗った」

・DVDで見た映画「ゴジラ(2014)」「英国総督の最後の家」「シャル・ウィ・ダンス」
「悲しみに、今日は」「心と体と」「タリーとわたしの秘密の時間」

お風呂の井戸端

2019-07-09 | Weblog
日曜の午後、お風呂屋さんに行って、気持ちよく源泉かけ流し露天風呂に浸かってたのですが
周りの常連らしいお姉様方の会話が、ちょいと色恋の話だった。

「わたしはもたもたしない、物なれてる人がええねん」
「遊んでる人やん」
「そや、遊んでる人がいいわ」
「サトウさん(仮名)の旦那さんとか、そんなんちゃうん」
「そやけどあの人口悪いで」
「口悪い人の方が面白いやん」
「あのいっつも鍋食べてる細い人」
「自分で作りはるねんて。夏でも毎日鍋で、奥さんにやらせへんねやって」
「せやけど綺麗などっかのお姉ちゃんがどうこうみたいな話は奥さんの前でもしてはるで」
「サトウさん(仮名)みたいのんがええん?」
「そやねん」
「言うても80すぎやで」
「いやわたしは若い男がええねん」
「背が高くてがっしりして男らしい人で若い人」
「そんな人やったら誘われたら出かけれる?」
「どうやろ」
「えーそんな、もうよその男の人と出かけるとかは無理やわ」
「わたしはそんな人やったら行くわ」
「そんな人おるかいな。おったら若い人誘うやろ」
「まあそうやわな」
「70超えて何言うねん」
「サトウさん(仮名)のあの、パンツの話言うたって」
「あれ何べん聞いても笑うわな」
「えー本人から聞いて」
「なんで。今、おしえてよ」
「いや笑てしもてあかん」
「あのな、お風呂でたら普通最初にパンツ履くやん?」
「うん」
「それがな・・・」
「なんでサトウさん最近来こおへんの」
「車手放してから足がなくて来れへんなってんやて」
「今度の木曜には来る言うてはったわ」
「あそこの旦那さん、、洗濯物取り込んでくれるねんて」
「うちは絶対ないわ」・・・・・

まだまだ続いたんだけど、お風呂屋さんの井戸端会議で、
家族や家の裏でやってる畑や自治会や健康の話以外でこんな華やいだ話してるの初めてで
なんか微笑ましいなー。
しかし、途中で消えたパンツの話が気になるー・・・。

つまらない人

2019-07-08 | Weblog
人が多いと自意識過剰の人見知り発動してひとり心の中であせって挙動不審になるけど
人間が少ないとまだマシで、普通の人のようにコミュニケーションできる。
お酒飲まないと、まだおとなしいけど。

昔、いつも酔ってるアルコール依存症の人に、飲まないで話をしようよと言ったら、
飲まないと俺ほんまにおもんないし喋ることもないねんで、と言われ、
そんなことどうでもいいやんと言い返したけど、今の自分もまあそういう感じかなと思う。
素面だと、特にしゃべることもないし、つまんなく黙ってて会話に困る。
いやむしろそれを避けるために、全力でどうでもいいことを喋り続けることの方が多いかな。
どっちも自己嫌悪で終わる。
気がつけば、知らない人ばかりの間でも、自分が一番年上だったりするのにな。
余裕がないな。
ほんとーに、何もしゃべることないし、微妙にだまってるつまらない人なんです。
ブログやSNSでは、言葉は文字なので、一応自分が話したいことを書けるけど、
リアルでは焦って自分でもどうでもいいことを話しすぎたりするのでダメです。
取り繕いますけどね、表面上は。

でもきっとわたし、本当はもう猫としか喋れないのだ。

映画:心と体と

2019-07-07 | 映画


これはかなり変な映画で、予告編からとてもそそられていたけど、
改めて、こんな映画見たことないなぁと思ったし静かに圧倒されました。
2017年ベルリンで金熊賞も納得のハンガリー映画です。

同じ夢を見る男女の話で、甘くロマンチックになりがちなところを
女性を、多分発達障害があってコミュニケーションが難しい造形にしたことで
少し不思議なテンポの映画になってる。
このヒロインの特性が、実際なら、このやや凡庸な男にとって障害になるだろうけど、
そこに別に突っ込む気になりませんでした。それだけよくできた映画だったので。
男は片手が不自由で動かないという設定で、
だからこそコミュニケーションのできない女と繋がり通じ合える
似た孤独を持っているのだ、なんていうのも、すごくわかりやすい描き方だけど
これも、全然あざとくなく自然にうまく描かれているのです。
男は、男として結構ずるいというか、勝手でひどいところもあるし凡庸だけど
不思議な魅力がある俳優だと思ったら、プロの俳優ではないらしいです。
どちらかというと書き手、作り手側としてやってきた人のようですね。

冒頭の、すべての音を柔らかい木々が吸収しそうな静謐な森の中を鹿が歩くシーンだけで
ああこれはいい映画だと安心して見られる気がします。ものすごくきれい。
その後の食肉工場で牛のを見せるシーンの映像はショッキングといえばそうだけど
ドキュメンタリー映画のように静かな目で撮られていて、SF的な美しさがあります。
全体的に映像はゆったりとして美しい。

雄鹿と雌鹿として同じ夢を見る男女が、そのことを知り、互いに関心を持ち
少しずつ知り合っていくうちに・・・という話をとてもゆっくりしたテンポで描く。
息遣いや足音など生活の音がコツンコツンと聞こえる映画ですが
ヒロインが「愛」を学習しようとして買うCDの音楽は、悲しいんだけどとてもいい。
全体にハイキーで白っぽい清潔感漂う北欧っぽい映像なのですが(シーンでさえそうです)
この歌だけはラテンな愛(の終わり)に満ちています。

「映像に文体がある」という表現があるならば、まさにこんな作品をいうのではないか。
と西川美和監督がコメントしていたけど、
まさにそう。ユニークで静かな文体で惹かれ合う二人の揺らぐ心を描く映画。
公式サイトやチラシに書かれている有名人からのコメントって
バカバカしいものや見当はずれなもの、陳腐でありきたりなものが多いと思ってるけど、
この西川監督のコメントにも以下の深田監督のコメントにも深く頷いた。
ここに書かれたシーンもずいぶんゆっくりと写されてて、安心して繊細さを味わえる。
日の光が食肉工場の一角に陰陽の線を引き、影の際に潜むように立つヒロインの爪先を淡く照らす。彼女はすっとわずかに足を引き全身を影へと沈める。この素晴らしく繊細なショットに心を撃ち抜かれ、あっという間に『心と体と』が好きになってしまった。―深田晃司(映画監督)

昭和のわたし

2019-07-06 | Weblog
友達が、小さなiPod shuffleを送ってくれた話を昨日アップしたけど
その時、友達への感謝の気持ちと同時に、つくづく、
テクノロジーってすばらしいなぁ、と思った。

昭和のわたしが見たら信じられないだろう。

ネット経由で知り合った人と本当に友達になって行き来したり、
(今現実でよく会っている友達はほぼ全部ネット経由で知り合った友達だ)
小指ほどの小さいものにたくさんの素敵音楽を入れて、普通の封筒で送ったりできる。
カセットの時代、レコードの時代からは想像もできないよね。

タイムトラベルものの映画や小説が、いつも理解できないんだけど
(つじつまが合ってるのかないのかもわかんなくなる。時間って難しい。)
わたしはよく、記憶の中の昭和の自分に今を見せたら驚くだろうなぁと単純な想像をする。
携帯で写真が撮れて、それを送れることを知った時の驚きを今も覚えてるもん。
20年くらい前、わたしはマレーシアに住んでいて、
日本の友達が写メというものを送ってきたのをパソコンで受け取って、
(わたしの携帯はテキストの送受信しかできなかった)、
自分のパソコンの中に今撮ったばかりの、友達の自撮り写真の笑顔を見たとき、
信じられない気持ちで、なんなのこれ!未来だ!と驚いたんだった。
驚きすぎて、その瞬間をすごく覚えてる。

それから気がつけば、その時の自分なら言葉も出ないほど驚くようなことがたくさん実現してる。
だから時々そういうものを、もっと前の昭和のわたしに見せてやりたいなぁと思うのです。
片手に乗るかわいい小さな丸いスポンジみたいなものに
オッケーGoogleと呼びかけてものを聞くと教えてくれるのよ、とか。
どんなにどんなに驚くだろう、昭和のわたし。

iPod shuffle

2019-07-05 | 小さいもの
春頃だったか新しいiPodが発売されて、AppleはまだiPod作るのか、もう終えると思ってた
というような話を弟とした。もうみんなスマホ持ってるしスマホに音楽は入ってるし
入ってなくても、そもそももうストリーミングの時代で、昔のようにアルバム1枚買って
大事に順番に聴くということが少なくなってきているから。

そして、昔持っていた細長いガムみたいな形のiPodshuffleのことを思い出した。

あれ好きだったなあ。友だちに貸したら、そのまた友だちというのが持って行ってしまって
持って行った人に返してと言ったけど知らないと言われた。いやな思い出。
でもそのiPodshuffleは好きだった。
白いプラスチックの小さくて細長い箱みたいな、超シンプルで軽やかなデザイン。
音楽を再生するしかできない小さいガジェット。
ネットに繋がらないし、なにもサジェストしないし、なにも記録しないし、なにも言わない。
ただ、音楽を順に再生するか、シャッフルで再生するかだけの潔ぎよさがすきだった。
よく落語を聴いていたなぁ。電車の中で悲しい話を聴いて泣きそうになったことを覚えてる。
そう思い出すと、また欲しくなって色々ググったけど10年以上前の
マイナーなものを買うのは難しそうで、それは一旦諦めた。

そういうiPod shuffleに比べると今のiPodは、通話ができないiPhoneという感じ。
WiFiさえあれば、iPhone並みになんでもできるし、わたしはWiFi環境にいることが多いので
iPodを買うのはiPhoneの予備バッテリー代わりにいいかもしれないなぁと考えたりした。
iPhoneをやめて、iPodとガラケーにするのもいいかもと思ってるし。

などなど色々考えて、そういうことをツイッターでつぶやいていたら、
少しして、遠くの友達から普通の封筒で郵便が届いた。
何だろうと開けてみたら、なんとわたしが持っていたよりさらに小さくて
クリップになってるタイプのiPod shuffle!(切手サイズ!)
もう使わないので、ということで送ってくれたのでした。
わー。びっくりした。
中には、その友達の好きなボサノバなどが入ってて、
好きな音楽に替えて楽しんでくださいと手紙が入ってた。
なんて素敵な贈り物だろう。嬉しい。ありがとう。

しばらくはそのまま、友達の好きな音楽を聴いてます。
それから自分の曲を入れよう。クラシックと落語かな。
多分もう誰も持ってない、単機能iPod shuffle。大事に大事にしよう。

写真は、昔持ってたやつ。
クリップタイプではないのでケースを編んで首にぶら下げて聴いてました。

風を見る

2019-07-04 | Weblog
子供の頃、よく鍛えてもっと目が良くなれば、
風がどうにか見えるようになるのではないかと思って、
練習に遠くの山の木の間を渡る風を見ようと頑張っていたことがあるのを思い出した。
葉っぱが揺れるのは見えたし、風の軌跡は追えたけど、風が見えた気はしなくて、
高校生くらいまで頑張ったけど、見えるようにならなかった。
でもその訓練のおかげで、その頃住んでいた宝塚の家の二階の自分の部屋の窓からの眺めは、
思い出せる。

土下座って

2019-07-02 | Weblog
不祥事などで政治家がたまにしてるけど、
土下座って、なんなんだろうなー。
一体誰に謝ってるのかよくわからないこともあるけど、
そもそも、
許せないことは土下座なんかでは許さないし、許せることは土下座なんかいらない。
キモいパフォーマンスという以外に意味あるかな。

罪が大きいか小さいかは関係ない。
誰に向かって何故か、わからんままの土下座というのは一体なんなんだろう?と思う。
パフォーマンスなら臭くてウザいし、パフォーマンスでなきゃ何???

テレビの政治家とか以外に、実際の日常で、土下座したことないしされたこともないけど
もしも何か誰かにひどいことされて土下座で謝られても、やっぱり意味ないと思う。
別の方法で謝ってください。
土下座で、何か特別な謝罪をした気持ちになられると余計腹がたつ。なんの意味もないよね。

映画:MIB(メンインブラック)

2019-07-01 | 映画


最初のと2は見たことあるけど再見、そして3。3は、泣けるなー。
これは絶対1と2見た後で続けてみるべき映画。泣けた。Kよ!Jよ!Sよ(←わたし)!

新しいのMIBインターナショナルを映画館で見るために、
仕事の後家で順番に前三作を3日間続けてみたのです。
お酒など飲みながら、ゆったり見て、すごく楽しい3夜だった。
タダとか、数百円とかで、家で観たい映画が観れるって素晴らしいし、
家に猫がいるのも素晴らしいし、映画見ながら飲みながら
友達とツイッタで話できるのも素晴らしいし、昭和のわたしよ、うらやめ!未来はすごいぞ!

酔っ払ってると、普段は心の奥でクスリとする程度のシーンでもプハハと笑える。
シラフなら声は出してない箇所で3回ほど下品な声で、
ヌハハハハ、ブフハハハッ、ブヒャヒャヒャヒャ、と笑った。楽しかったな。

若い頃の方が、不思議にトミーリージョーンズおじさんに惹かれてたのに、
今は若いウィルスミスがかわいいと思った。こういうことがあるから映画は面白いよね。
自分が変わると見るところも変わってくるからね。

以下、三作見てる間のセリフなどのメモ。

・幸せに生きるコツは、「いやなことを尋ねない」。
 これはスルー力というやつでは!がんばるぞ〜

・「この世に俺を閉じ込める牢獄はない。」これはすべての人が肝に銘じるべき言葉。
 「この世にあなたを閉じ込める牢獄はない!
 なんで30年前に誰かわたしに言ってくれなかったんだ。

・黒人が高級車に乗ってても盗難車とは限らない」その通り
「確かに盗んだが、肌の色に関係ない」超超その通り。
 凶悪犯罪が起こると在日だ、外国人だと煽る輩がいるけど、大体はデマ。
 そして、それがもしもしも日本国籍以外の人の犯行だとしても、
 それは「関係ない!」ってだけのことがなんでわからないんだろうなぁ。

・「別れがたくて朝までダーツをやった」きゅん。

・「奇跡は起こらないようでよく起こる」

そして、三作でかなり満足してお腹いっぱいになりながら新作を見ました。
もうウィル・スミスもトミー・リー・ジョーンズも出てないけど
アベンジャーズのクリス・ヘムズワース君が出てるので、そっち目当てです。
クリス君は「アベンジャーズ エンドゲーム」では投げやりになってぶくぶく太った役だし
新しい「ゴーストバスターズ」でもおバカなアシスタントの役だし、
(しかし、これのエンドロールでのクリス君のかわいさといったら!)
たまにはキリッとかっこいい役を見たいと思って行ったのですが
確かに黒いスーツにきりりとタイを締めた姿はうっとりするほどイケメンなのですが
役的には、やはりちょっと調子に乗った軽い男の役でしたね。
まあいいや、かわいいから。笑

そして映画自体は・・・まあいいか。
MIB感は全然なくて、ガジェットの見せ方も愛が足りない感じ。
ま、仕方ないか。