sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

高知 3:今回のテーマは牧野植物園

2018-07-04 | 一人旅たまに人と旅
植物園もいろいろあると思うけど、記憶にあるのは京都府立植物園くらいです。
それは街の近くにあって、平らで広い場所。特別好きな場所というわけではない。
いくつかいったことのある梅園でも思ったんだけど、
植物は多少起伏のある土地の方が生き生き見えるし、景色として美しい気がするのよ。
どこまでも続く広大な場所ならいいけど、
平らに整地された中の、街の公園のような植物園や梅園はちょっと退屈。
それで、中山寺の山の裏にある斜面にいろいろ咲く梅園が好きなのですが、
この高知県立牧野植物園も山の中にあって、想像以上に素敵でした。

前回の台湾旅行のテーマは郵政博物館で、今回はこの植物園。
なんと行きの高速バスのナンバーも、41-93。良い草!笑



小さい旅にはテーマがひとつだけあればいい。
いろんなことしようとすると疲れるし、いつも迷子になるので時間が足りないし
1〜2泊くらいの週末旅行は、ワンテーマ・トリップが、自分には合ってる。
一つのテーマを消化したあとは、のんびりテキトーな感じで過ごします。

牧野博士は、日本植物分類学の父と言われる有名な人ですが、
この人の人となりも大変興味深いんです。
裕福なおうちに生まれて、学校の勉強はつまらないとさっさと退学して
自分のやりたい学問に邁進していった人。
見初めた女性と結婚し、なんと13人も子供を作り、
大変貧乏をして苦労したそうだけど、苦労したのは主に奥さんの方だろうな。
博士は(当時は博士じゃないか)植物以外のことは、
多分あまり気にならないような人だったんじゃないかと思うので。
こういう人と結婚すると大変だけど、夫婦仲は良かったみたいで
妻が亡くなると、妻の名前をつけた笹でお墓を飾ったそうです。
死んだあと、別に何も残らなくていいと思ってるけど、
自分の名前の花や草が残るのは、ちょっといいなと思いました。

ターミナル駅の降車場から広い道を渡って数分歩いたところに乗車場があって
(わかりにくい!)迷い迷いそこで「マイ遊バス」の切符を買う。

牧野植物園に行く公共機関はそれしかなさそうなのです。
しかも1時間に1、2本しかないので、時刻表をよく見て、
帰る時間を覚えて乗りました。

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