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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

白浜へ自転車と 5:寄り道のお寺

2022-09-28 | 自転車
今度は海沿いに北上はしないで東にほぼまっすぐ駅まで行きます。
駅についてもまだずいぶん時間があったので自転車で少し散策。

自転車をコインロッカーに預けようかと入れてみたけど(すっぽり入ります)
駅の周りは少し歩いてもあまり何もなさそうなのでやっぱり自転車で少し先まで行くことに。

ポタポタとポタリングしてると長い階段とお寺らしきものが。

自転車を止めてふうふう言いながら階段を登ってみました。



聖福寺というお寺で、ググったらわたしより若い住職さんが音楽法話などを意欲的にされてるお寺で
ギターやキーボードの弾き語りの動画があった。
15代目の住職さんなので昔からあるお寺でしょうが、お庭もきれいだけどまだ若い感じがしました。

>この聖福寺本堂前庭「補陀洛」は、山と海を表現した枯山水です。それはちょうど和歌山の風景と重なります。遊歩道の向こうの岸は補陀洛、ご本尊の観音様のおわす浄土になぞらえられます。(公式サイトより)

しかしここも見晴らしがいいな。広々とした気持ちで駅へ戻ります。




途中のスーパーでハイボールを買って、駅横のお弁当屋さんで目はり寿司を買って駅へ。

駅は待合室の座布団もよくみると全部パンダ柄です。でもよく見ないと気づかないな。

帰りの特急電車は本当に一人で貸し切りだった。

空いてる電車だと自転車は横に置かせてもらいます。

まんぼうでも緊急事態宣言でも旅行して思うけど、
一番密で危ないのは日常通勤電車のターミナル駅な気がする。
そこを抜けたら長旅でも広々として誰もいないんだもんねと思うと
旅に出る方が仕事してるより安全な気がする?旅の言い訳かな。

白浜へ自転車と 4:海と温泉の部屋

2022-09-27 | 自転車
ホテルは白良浜から少し登ったところ。

自転車は畳んで持ち込ませてもらいました。

ホテルには最上階かな、大浴場があって誰もいない時に景色を撮りました。すごい景色。

大浴場の階のロビーもすごい見晴らし。ずっとここに座ってるだけでも満足できそう。


そしてわたしの部屋は9階だったのですが、ここも窓は海の側にあっていい景色。

そこに一晩中ポコポコと温泉の出るお風呂があります。





日暮れくらいに夕食も済ませて部屋に戻ったので、一晩中温泉に何度も何度も入りました。
部屋の温泉、源泉掛け流しで一晩中流れているのです。
白浜の温泉のお湯は、わたしはすごく好きで肌に合う気がする。気持ちいい柔らかさ。
それが一晩中入り放題なので、お風呂、ベッド、お風呂、ベッド、と裸のまま一晩に5往復して
本を一冊読み終えました。朝も2度入った。
夜はあまり外は見えなかったけど朝はお風呂から見える海の景色が素晴らしくて
もう一泊ホテルに篭りたい。いや、ここ毎週来たい…



夜も朝も本を読んで、1冊読み終わったのがこの山の本でした。
海で山の本を読む。いい夜を過ごせた。


朝ご飯を食べてチェックアウトの前にももう一度お風呂に入ったけど
離れがたいお風呂でした。この部屋を海の景色ごと持って帰りたいなぁ。

離れ難いお風呂と離れて、自転車で駅までもどります。

白浜へ自転車と 3:白良浜と長久

2022-09-26 | 自転車
チェックインしてたたんだ自転車を部屋に置いたらすぐに夕ご飯の予約をした、
ふもとにある酒場長久に。
日本三代居酒屋と言われてるという話は前に書いた気がするけど、そうらしいです。
とても人気で予約できる席数は限られてて、行って待つしかないこともあるようだけど、
わたしは早い時間にうまく予約できたので、昼ごはんは早めのパンダ弁当だけにしたのでした。
ここも以前行ったところだけど、前回は宿のご馳走があったのでお刺身を一皿食べただけ。
でもすごく美味しかったので、リベンジで今回はここで有名なウツボを焼きました。

お刺身はカツオとヒラメとクエ。高い天然クエよりカツオが美味しかったかな。

生しらすは一人には量が多くてこれだけでお酒いくらでも飲めてしまうと思いながらいただきました。

おでんのトマトの肉詰めは肉がすごいぎっしりでもうここでお腹いっぱいになる。

それからウツボを焼いて甘い醤油タレで。一人焼肉の要領で自分で焼いて食べます。



これをうっかりポン酢につけたら美味しくなくて、甘い醤油つける意味がわかった。
ウツボを食べたのは初めてで、見た目と違ってあっさりふんわり美味しかったです。
最後はサンマ寿司。この半分でいいのにと思いながら全部食べた。

普通に食べるとお酒も飲んで一人3000円くらいでお腹いっぱいなります。
わたしは普通の2倍食べましたが…(^_^;)

しかしこんな有名居酒屋で烏龍茶とコーラでおでんをつつくカップルがいて、車なのかな?
自転車をホテルに置いてきたわたしは、日本酒とハイボールで
海の幸をたっぷり美味しくいただきましたよ。

人気店で待ってるお客さんもいたし、食べ終わったらさっと店を出て
浜辺を散歩。まだ明るかったけどちょうど日が沈むところで、
海を見れば夕陽が赤く、後ろを振り返れば月が丸かった。ぷはーっと息ができる感じ。

月は東に

日は西に、ですね。素晴らしい風景の真ん中で、幸せな気分に浸りました。
なぜだろう、神戸の海に行くと、自分は他所から来た者でここの者ではないと思うのに、
遠くの海に行くと、自分は神戸から来たという気持ちになる。
この海は神戸の海とはだいぶ違うなと思う。


白浜へ自転車と 2:ポタリング

2022-09-25 | 自転車
白浜駅から浜の方まで、思ったより坂のアップダウンが多くて、ブロンプトンの弱点はこれだな。
車体がロードバイクよりずいぶん重いので登りはきつい。
変速も6段ついてるし、いわゆるママチャリよりは楽に走るんですけどね。
ブロンプトンの弱点じゃなく、わたしの弱点か?笑

途中で良さそうなお店を見かけて梅干しと蒲鉾を買いました。

荷物が増えてもブロンプトンなら平気なのがいいですね。

駅からずっと西に走って海沿いの道に出たら北に向かい、そこからは反時計回りに
半島みたいなところを回って白良浜へ。
海の方まで来ると風情のある風景になってきます。
曇りで人もいないのでなんとなく寂しい感じもあって、それもいいですね。






このお城のようなのはなんだろう??


白良浜ほど有名じゃないと思うけどいくつかきれいな浜もありました。




途中白浜美術館などあったけど、坂に疲れて寄らず、

でも円月島はしっかり眺めながら白良浜まで。




ホテルにチェックインする前に浜辺で野点をして、梅干し屋さんでもらったお菓子をいただく。

白良浜はやっぱりきれいだなぁ。

ここの砂は本当にサラサラしてて全然ひっついてこない。きれいなきれいな白い砂。
さらさらと儚く溢れて一粒も手に残らない。


白浜へ自転車と 1:パンダ弁当

2022-09-24 | 自転車
ずいぶん前になってしまったけど半年前の2月に行った白浜輪行旅行の話。
季節外れの海辺に自転車持って行きました。季節外れはすいてていいです。
次は新幹線輪行がしたいと思ってたけど、新幹線じゃなく初めての特急電車輪行になりました。
重い自転車を持って移動すると、できるだけ迷惑にならないすいてる電車に乗りたいので
平日に休める日を頑張って作ります。おかげでほぼ貸切。
夜中に何度も猫に起こされて寝不足のまま、自転車を運ぶ駅の中の移動のことなど考えて
早めに出たら早すぎて駅の本屋で時間を潰す羽目に。笑

車内では車両の一番後ろに座るとこういうスペースがあるので自転車はここに置きます。

前に白浜の温泉に行った時の帰りがたまたまパンダ列車でうれしかったけど
今回は往復とも普通の特急電車で、でも椅子のポケットに入ってる注意書きなどにはパンダが!

そして、パンダ列車には乗れないかわり新大阪でパンダ弁当というのを買いました。

美味しいクラフトビール持ってきたけど、子供向けのお弁当なのかアテ力はなかった。
でもかわいいからいいのです。テンション上がりました。かわいい。

そして落ち着いてから空いてる特急電車でゆったり座って持ってきた小さい本を読んでたら
とてもよくて、ほろほろ泣いてしまった。
人間と暮らした生き物のこと、いや生き物と暮らした人間のことを
いろんな人が短い文に書いてて、そのどれを読んでも泣けてしまった。
その幸せに泣いて、その死にまた泣いて、ほろほろ。
旅で気持ちが柔らかくなってたのかもしれませんね。

ガラス越しに見える車窓の風景も、海が見えるとなんとも詩情があります。


駅に着いたら雨が降り出したのでコーヒーを飲みながら観光案内で地図をもらってたら
駅前タクシーの運転手さんらしい人が、珍しい自転車だねと話しかけてきました。

リアキャリアのタイヤがなんでこんなとこにもあるの?と聞かれて
折りたたんだ時のタイヤになるんですよと実演して説明。
すごく簡単に折尾畳めるんだねーとみんな驚くのがなんか楽しいです。
ブロンプトンに乗ってると、時々話しかけられますね。
この白浜でも二日で5回くらい話しかけられたかな。

雨はすぐに止んで曇りの白浜をブロンプトンで走り出します。

なんでもない道でも、うちのあたりで見たことのないローカルチェーンスーパーや

なんの動物が飛び出してくるのかよくわからない看板など楽しみながら散歩するように走ります。

三田の桜並木と本とお風呂

2022-05-16 | 自転車
桜の頃、あまり人のいない場所で桜並木を見たいと思って三田へ自転車持って行きました。

朝10時に三田についてまっすぐ川辺に向かいまずお花見。

武庫川沿いに何キロも続くという桜並木の下をのんびりポタポタ走りました。
満開まではまだまだだったけど、八分くらい咲いてる木もあって
そして桜並木は本当ににず〜っと続いてるので気持ちよかったー。

三田や新三田の駅の近くの道は提灯が下がってて人も結構いたけど、少し進むと誰もいない。



中途半端な田舎で家や工場もあるんだけど、
後ろには長閑な里山、手前には広く続く田んぼというおっとりした景色もよかったな。

1時間くらい走って、折り返し戻る途中の新三田あたりでマルシェ的なイベントをしてたので覗いてみた。

小さい出版社やってる女子の作ったお風呂で読める本(撥水性の紙)、パン屋さんのワッフル、

ほうれん草(旅先で葉野菜買うのはどうかと思いつつ安くて美味しそうでつい)と唐辛子のピクルスを買って

試飲サービスで無料のオニオンスープ飲んで、1等のリュックがほしくてひいたク五百円のクジやって

外れたけど五百円以上する味噌ポン酢?もらって楽しくぶらついた。
いい感じの買い物ができました。

それから駅の近くに戻って関学生のやってるハンバーガー屋へ。

大学生が起業してやってるお店だそうで、少し話をしたけど元気いっぱい楽しそうに働いてました。
すごい!というほどの感動ではないけど、ボリュームもあって結構美味しかった。

特にオニオンリングがすごいカリッとして美味しかったです。
自転車乗る時はお酒飲めないけどコロナビールを飲んだので、
通りがかったすぐそばに見つけた古民家のブックイベントで休むことにしました。

こみんかlibraryというイベントをここもまた大学生たちがしてたのですが、
通りに面して明るく開いた古民家の和室の大きなコタツに無地のカバーをかけた本が並んでて、
カバーには中の本の感想が書いてあります。
誰でも何か本を一冊持ってきて、カバーに感想を書いてそこに置けば、
代わりに誰かの本を貰えるという仕組み。
ここにくる前にマルシェで買ったばかりの文庫本はまだ読んでないので置いていくわけにはいかず
でも、コタツに入って本を見るだけでも遠慮なくどうぞ〜と言ってくれたのでそうしました。

今の学生さんってみんな物怖じしないし素直にやりたいことがんばっててかわいいなぁ。
さっきまで2時間喋って帰っていったお婆さんの話をしてたら、イベント主催側の学生の一人が
大好きなおじいちゃんが認知症なってきてたまに孫の自分を忘れてて悲しいって話を始めて
電話しよかなというので絶対したほうがいいよ!今してきて!って言ったら、
その時は自分のことをちゃんとわかってくれたみたいで喜んでてこちらもうれしくなった。
電話してよかったね。

そこで随分のんびり過ごしてしまったので、
このあと予定してたお風呂屋さん「寿の湯」はもう疲れたしいいやと思ってたのに、
学生の一人にめっちゃいいお風呂やさんやから是非行ってくださいと協力に勧められたのでがんばって行った。
そこから自転車で25分くらい(迷わなかったら15分?)。

お風呂もまあまあよかったし、アカスリとマッサージのセットを頼んでやって気持ちよかったし
(上手い人でした。結構当たり外れあるのよね)、
岩盤浴の隣に大きな図書室があって、すごくたくさん本も寝転んで読む小部屋もソファもあって、
以前行ったるり渓のランタンテラスみたいなスペースがあってテンション上がりました。





4種類ある岩盤浴の2つくらいは(湿気が少ないタイプで)本を持って入れるというのもすごい。
もう4時すぎてたのでしなかったけど、ここなら1日いられそう。また朝からゆっくりしに来たい。
帰宅は6時半頃で、なんかすごい疲れたけど楽しかったなー。

三田まで電車1本20分、たった数百円の旅費なのに1泊旅行くらい充実した輪行花見遠足になりました。

播磨サイクリングロード

2022-01-19 | 自転車
今年の自転車の初乗りは家から近所を15キロ弱だったけど
初輪行は初めての場所で、明石から江井ヶ島までの8キロちょっとの海沿いの道。
明石で電車を降りて海の方へ。途中に淡路島へ行くジェノバラインがあります。

夏頃これに乗って淡路島に行ったのを思い出しました。楽しかったな。
ジェノバラインは自転車もそのまま載せられるんだけど、今回は通り過ぎます。

自転車専用の道ではなく「浜の散歩道」という道です。
ビュンビュン飛ばすロードバイクではないので、歩行者がいても大丈夫。

明石象化石発掘やら、明石原人腰骨発見やら見るものもありますが
ずっと海辺すぐの道で海が見えてるのが気持ちいい。すごく気持ちいい。海ばかり見てしまう。



途中、公園でお弁当を食べました。お弁当は七草粥の余った七草を入れた巻き寿司。



こんな道が信号もなくずっと続くんです。風もなく気持ちいい自転車日和だった。
そして江井島につきました。

すぐそばに住んでる友達を訪ねたことがあって、その時に近くの太陽酒造なども
ちらっと案内してもらったりしてたので、この日は街の探検はしないで同じ道を帰ります。
その前に、野点。年末に札幌で仕事してる友達が帰省した時にもらったマルセイバターサンド。

向こうに椰子の木が見える冬の海辺の野点。気持ちいい。

帰り道は同じ道だけど見る方向が逆だとまた違う味わいですね。

こんな風に海に面した家に一度くらい住んでみたいなぁ。
そして明石に近づいてきたところで、朦々とあがる煙に遭遇。

とんど焼きのようでした。小学校時代に、学校の校庭でやった記憶はあるけど
海辺のとんど焼きは初めて見た。大きな炎。とても印象的。

お弁当と野点でお腹は空いてなかったけど、明石まできたらこれは食べなくては。

でもひとりで一枚食べるのが厳しい年になってきました。がんばったけど。

初乗り

2022-01-10 | 自転車
年明けの初乗りはご近所。
先日の福知山の雪でスニーカーが足首までびっしょり濡れて寒くて
スノーブーツの必要性をひしひしと感じてたところ、
ワークマンのスノーブーツが安いのに良いと聞いて
近くのワークマンを探して自転車で。
一軒目では売り切れで、もう一軒探して回ったけどやっぱり売り切れ。
とりあえずまた急に雪が見たくなったときのために
防寒防水ブーツを(しかも自分より大きなサイズしかなかった)買いました。
中敷しいてはかなくては。
でもいいの、自転車で初めての場所を走るということが何より楽しいから。
そして通りすがりの喫茶店でコーヒーとプリン(+200円)を頼んだら
プリンがプッチンプリン系で焼いてないものだったけど、それもいいの。
コーヒーは美味しかったし初めての喫茶店だったし新しい雑誌も読めたから。
初めての知らない場所と言ってもなんの変哲もないよくある似かよった場所も多い。
それでもいいの。方向音痴にとっては十分初めての知らない場所だから。
知らない風景の中の自分の風通しの良い孤独が好きなのね。
孤独の形は目に見えないけど、知らない風景の中の自分のシルエットは
それに近いかもしれない。

アウトドア

2022-01-08 | 自転車
自分が休みの日にアウトドア的なことするようになるとは!と自分でびっくりするけど、
自転車はわたしにとってアウトドアというより自由の象徴の一つだから旅と同じことなのよね。
いつか折り畳み自転車でどこにでも行ってみたいというのは昔から思ってた。
ブロンプトン買うのに10年かかったけど。
 
普段は20キロくらい走るだけですが、もっと慣れて脚力がついて
40キロくらい走れればうちから自走して行ける目的地は結構ある。
うちより北側は坂が無理だけど、東西南ならいろんなところに行けそう。
ただ歩道のない車道が怖いので、Google mapの通りに進むと
この道無理、ってなることもあります。
 
でも電車に乗るとさらにいろんなところに行ける。
京都も奈良も、知らなかったところにも行きたい。
車がないと行けないような場所や諦めてたことも少しできるようになります。
 
ちなみに、夢の一つだった自転車輪行よりもっと難しい夢はキャンピングカー。
これもまた自由の象徴の一つだな。
でも、嘘でしょ?と人に驚かれるほどの方向音痴で咄嗟の判断が下手すぎるわたしが
運転してどこにでも行くというのは世界にとって悪夢なのではという気持ちが…

丹波篠山へ自転車と

2021-12-14 | 自転車
秋が終わる前にと、丹波篠山に輪行してきました。
うちからは電車の便がよく行きやすいことを思い出したのです。

JR篠山口駅から自転車で30分ほどで街に着きます。

途中道の駅みたいなところもあったけど、帰りに寄ろうと先を急ぐ。
(帰りはなぜか別の道を通って結局寄れてない・・・)
とても長閑な道です。

迷うほどじゃないはずだけど、わたしはもちろん少し迷う。

川を渡って、もうすぐ。


篠山城のお堀の角につきました。

とりあえずぐるっと周りを走ってみます。
西側で、古そうなお家の続く道と思ったら、武家屋敷の集まっていたところらしい。
そのうちの一軒が公開されてたので見学しました。武家屋敷安間家資料館です。






台所。京都などの古い町家の台所の方が立派だった気がする感じで
案外こじんまりとしてます。



お庭には水琴窟。お水を掬って注ぐと深いところからきれいな音がします。
横に竹の棒があって、それを耳に当てて聞くとよく聞こえました。

安間家資料館に入場する時に、4館の入場券がセットになったチケットが
お得ですよと言われてそれを買いました。歴史美術館、青山歴史村と篠山城大書院です。
歴史にすごく興味があるわけではないんだけど、とりあえず行ってみるかと買ったのですが
4ヶ所全部見ると結構時間がかかってとあっという間に帰る時間になってしまう。
頑張らずに一つ二つに絞ってゆっくりみればよかったかな。でもお得に弱いのよね…
篠山城跡の辺りは結構な観光地でもあるのでお店もいくつもあるし、
駐輪の旅にしっかり鍵をかけてっていうのも手間で
こういう観光地は歩きの方が向いてるかなと思いました。
自転車は街中の観光より、景色のいいところを走るのが目的の旅に向いてるな〜。
でも頑張って毎回駐輪しながら時間に追われるように4ヶ所見ましたよ。

次に行ったのは青山歴史村。



ここにあった石の金庫はちょっと好き。棺桶のようにも見えますが金庫。
どこかで発掘されたら金塊とミイラが中にいそう。


歴史村とは別に歴史美術館というのもあって、そこでは日本刀の展示をしていました。
日本刀、まったくわかんないけど迫力のあるものですね。
それから篠山城の大書院へ。

天守閣のない篠山城の中心となっていた建物ですが1944年に焼失。
再建は2000年なのでいまある建物は中々新しくてきれいです
サイトには「大書院は木造住宅建築としては非常に規模が大きく、現存する同様の建物の中では京都二条城の二の丸御殿にある遠侍とよばれる建物に匹敵す規模です。二条城の御殿は将軍が上洛したときの宿所となった第一級の建物ですから、大書院は一大名の書院としては 破格の規模と古式の建築様式を備えたものといえます。」
と書かれていて、確かにとても立派ですが、新しすぎてちょっとつまんない感じもする。




観光地だしお店があるだろうとお弁当を持たずにきたので、お昼ご飯を食べたいけど
どこの店も結構並んでて、早く入れそうなところに並びましたが20分くらい待ったかな。
丹波篠山ならではとはいえ、猪鍋を一人で食べるのもなんなので、
お蕎麦と鯖鮨をいただきました。

それから少しうろうろしてコーヒーを飲んだり羊羹を買ったり。

城跡の西側に武家屋敷がありましたが東側には河原町妻入商家郡の古い通り。

いい雰囲気ですね。おしゃれなお店もあります。

近くの王地山公園のまけきらい稲荷の紅葉も見たかったけど
階段の下に自転車を止めて置けるところが見当たらなくて断念。



駅に戻るのに、元来た道と同じ道をスイスイ帰るつもりが
なぜか違う道を行くことになったけど、それもやっぱり長閑な道で
気持ちよく早めに帰りました。

今度来るときおは街は素通りして、もう少し遠くまで走ってみたいです。

あと、JR丹波路快速で宝塚から篠山までの車窓が素敵でした。
武田尾のあたり、旅に出た気分になります。

琵琶湖輪行旅 7 :遊覧船と足湯

2021-12-02 | 自転車
とりあえず、時間が合うかどうか聞いてみようと乗り場建物の中へ。

小さな船で貸し切りで時間は20分くらい、二人からだけど二人分払えば乗せてくれるとのこと。
二人分はずいぶん高くなるけどせっかくだしお昼ご飯も食べてないし贅沢して乗っちゃえ!

わたしの前に予約のカップルがいるということで、40分後になりますが、と言われ
一瞬迷ったものの、そうだこの辺に温泉あったよね、お風呂入ろう!と
近くの足湯で時間をつぶすことに。
汗をかく夏もお風呂はいいけど、出た後また汗かくのがつらいのよね。
髪も汗だくで洗いたくなるし洗って乾かすのも大変だしお化粧し直すのも大変。
その点寒い季節のお風呂はちゃぽんと温まるだけで気持ちよく
髪も洗わずお化粧もなおさない程度にぬくもれるのがとても助かります。
寒い季節のうちに、温泉にいくつか行きたいな。
とはいえ、ここではあまり時間がなく近くの無料の足湯につかることに。
道を渡ってすぐのところにありました。
この辺はおごと温泉と呼ばれる温泉地なのですが、その歴史を見ると結構紆余曲折があったみたい。
すぐ近くの一帯が風俗街として栄えたために、雄琴=風俗、歓楽街のイメージが広がり
温泉への行楽客が減って、さらにバブル崩壊後の団体客の激減などで温泉地としては苦労したとか。
その後、歓楽街のイメージを払拭して、今はずいぶん盛り返し、
趣のある露天風呂や近江牛などを打ち出して、温泉客も増えたということです。
ということで足湯。無料の足湯で2時間ほど、自転車でのろのろ走った足の疲れを癒しました。

自転車の時はタイツなどに半ズボンという格好が多いけど、
この日はタイツでなくレギンスでよかった!
タイツだと全部脱がないといけないので大変めんどくさいけど、レギンスだと靴下だけ脱いで
あとはまくりあげれば、足湯はなんとかなります。
寒くなる前に海に出かけた時も同じで、靴下脱いでチャプチャプと水辺で遊べるので
アウトドアはタイツではなくレギンスが便利なのね。
自転車乗るようになるまで、レギンスの意義がわかってなかったけど。笑

ふわーんと足の疲れが取れた後、遊覧船へ。





船にデッキがある感じではなく、とりあえず中に座って窓から眺める感じ。
全部で10人くらい乗れるかな?貸し切りで乗りました。

琵琶湖の南湖と呼ばれる、南の端を20分でくるっと回ります。
東側に見える小さいきれいな三角の山は近江富士。
湖にきてるのに、山の話がたくさん出ます。昨日のわたしも山のことばかり考えてたけど
ここは山を思う湖なのかもしれませんね。
しかし日本にはいったいいくつの、なんとか富士というのがあるのだろう?
そういえばなんとか銀座というのもたくさんありますね。
白浜で同じことを思ったんだった。

これは西側の比叡山のあたりかな。

操縦席のくるくるするハンドル?みたいなやつ、くるくるしてみたい…

20分の遊覧はすぐに終わって、また自転車の人に戻ります。
このあとは坂本の街で紅葉を見ようと山道へつながる登り坂をうんうん登って
門前町である坂本の街並みをぶらぶらできたらいいな、
あと日吉神社の紅葉が楽しめたらいいなと思ってたんだけど
ブロンプトンでは坂道がつらいし、時間もなくなってきたので日吉神社の前でUターン。
でも街の雰囲気はすこしだけわかりました。
坂が多いし見る場所も多いので歩いて散策したいですね。
ちょこちょこ散策するには自転車よりさらにゆっくりの歩くスピードが良さそうです。

坂道をうんうん登った分、下りるのは気持ちよく、スーイスーイと走ってるうちに大津へ。
大体最初に考えてた時間に着いて、電車に乗って帰宅できました。
一泊した後は猫が無事かがいつも心配なんだけど、早めに帰れたので
たくさん遊んであげることができました。
輪行で一泊したのは初めてだったけど、ちょっと感じがわかったし
ビワイチを終える前に遠い湖北や湖東の辺りはもう一泊くらいしたいかな。

琵琶湖輪行旅 6 :カフェや公園で休憩

2021-12-01 | 自転車
浮御堂のあたりはおしゃれなお店も結構ありそう。
自転車乗ってると、そういうものは結構見逃す。
目が、多分もう少し大きな自然のものを見るモードになってるんだろうな。
でもこの写真はお店なのかお家なのか、湖に面した部屋があるってすごく贅沢で素敵だなぁ。
こんな家に住みたい。


それからちょっと休憩して通りがかったカフェでエスプレッソだけいただく。
中もかわいいけど自転車があるので外のテーブルで。



ブロンプトンはお座りして待ってる犬みたいです。


それからその近くのお店でお土産を少し買いました。

ここでもまた他のお客さんに自転車のことを聞かれてたたんで開いてをやって見せる。

そこからまた少し南下して、ちょっとお腹が空いてきたけど
美味しそうなお店を探すのが面倒な気分だったので、適当な公園に入って
堅田駅で買った栗のおまんじゅうとみたらし団子と、野点でいただく。お腹いっぱい。


さらに南下して比叡山延暦寺の門前町坂本の辺りを目指してたんだけど
途中で遊覧船乗り場を見かけて吸い込まれるようにそちらへ…
船があったら乗ってみたくなる習性があるのです。特に小さい船。
そういえば5月にも神戸の港のあたりを歩いてて急に思い立って遊覧船に乗ったんだった。
こうして思い出して写真を見てみると、神戸はやっぱり派手だなぁ。これは神戸。






そして琵琶湖のほとりの遊覧船乗り場はこちら。神戸に比べると地味ですが昭和な風情があるよね。



(続く)

琵琶湖輪行旅 5 :浮御堂

2021-11-30 | 自転車
ホテルのバスで堅田駅まで送ってもらって自転車を広げる。
自転車を畳んだり広げたりしてると、よく
小さくなるんですね〜と話しかけられる。関西だから?
東京では話しかけられないのかな?
駅の和菓子屋さんでとりあえず朝ごはん代わりの甘いものを買いました。

それから湖の方へ。

小さくてもなんでもなくても、港と名がついていると、なんとなくいいなと思う。

猫がいた。港のそばに猫はよく似合いますね。

川沿いに「湖族の郷」と書いた板があって、湖族ってなんかかっこいいなと思う。
この辺を支配して大きな力を持ち自治都市を築いた人たちらしい。
この辺の古い街並みが素敵なのはその名残なのかな。
地元の博物館とか資料館に行けば湖族のこともよくわかるのだろうけど
時間がないのでとりあえず先へ。



柿を干してあるお家が多いです。おいしそう。

堅田のあたりから南へ行く道は、湖沿いの道がものすごく気持ちいい。
民家の近くなので、本気のロードバイクの人が駆け抜ける場所ではないのだけど
ミニベロでころころ行くのは大丈夫かな。
湖に近く長閑で素敵な道の途中に浮御堂が見えてきました。

浮御堂は「近江八景」の一つで、堅田の落雁と呼ばれる名所のひとつ。
平安時代にできた禅寺のお堂ですが、台風のせいで昭和に再建されたもののようです。
夕日が映えそうなきれいな場所。

芭蕉の「比良三上 雪さしわたせ 鷺の橋」とか
虚子の「湖も この辺にして 鳥渡る」とかの句もあるのに
写真に撮ってあったのは「五月雨の 雨だればかり 浮御堂」という阿波野青畝の句碑。
この句、どうなんだろう、一番つまんない気がすると思ったけど
五月雨の中の浮御堂を思い浮かべて、雨だれの音を思い浮かべると悪くない気がしてきた。
(えらそうですみません。笑)

絵馬はいつも面白い。書かれていることは大体、
お金、健康、家族、恋愛、受験などに分けられるけど
個人的な事情が少し見えるものが興味深く、似たような願いでも少しずつ違うものだなと思う。
中に、世界平和というような大きな願いもあるけど漠然としすぎて印象に残らない。
でも、具体的に今苦しんでいる人のいる国や場所を応援するようなものがあると、
そうだな、がんばれ!と一緒に思う。

浮御堂から見ると湖にはうじゃうじゃと鴨がいて
和歌山がパンダ県、奈良が鹿県なら、滋賀は鴨県でいいのではと思う。










琵琶湖輪行旅 4 :わからなくてもワインの銘柄は聞くべし

2021-11-26 | 自転車
ホテルに戻ったらもう日が暮れるところ。きれいな空の色。さて、夕ご飯ですが、
チェックインの時に、レストランの予約をしようと思ったらなんと満席!
レストランは一つしかないのに、満席で、じゃあラウンジでワインでも飲むかと思ったら
ラウンジはプラチナ会員しか入れませんと…
宿泊客がお茶やお酒飲む場所もないホテルってなんだかなぁ。
しかもこの辺ってなにもなくて、車がないとどこへも行けないような場所。
自転車で出かけてもいいけど、マップを見てもチェーン店みたいなのばかりだし
自転車で行くとお酒が飲めない。
だから、レストラン満席と聞いた時点で外で食べるのはあきらめて、
ルームサービスを頼むことにしたのでした。

しかしながら部屋で見たルームサービスのメニューはこれだけ。
新型コロナでメニューを簡略化して、食器ではなくテイクアウト容器で持ってくるとのこと。
うーん。まあ仕方ないよね…うん。
少ないメニューの中、食事としての選択肢はサンドイッチがハンバーガーくらいだけど
このホテルのサンドイッチは何度か食べたことがあるのでハンバーガーにした。
ついでにワインのハーフボトルも。ハーフでこの値段なら普通レベルのワインは来るかなと。
売店で買った地元のクラフトビールも一杯目用に用意しました。期待高まる。

届いたホテルバーガーはこれ。

ルームサービスって高いけど、部屋でゆっくりくつろぎながら食事できることと、
部屋の中でもお皿やカトラリーはレストランと同じものでセッティングされて
優雅な気持ちでいただけるのが良さだと思ってるので、覚悟してたとはいえこれは悲しい。
紙容器はともかく、フォークやナイフが百均にあるような黒いプラスティック。
布のナプキンどころか紙ナプキンもついてなくて、茶封筒に入ってた。
紙ナプキンくらいはつけない?この値段で…。うーん。
気を取り直してワインを開けようと思ったらワインがこれ。

フ、フロンテラ…どこにでもある安いコンビニワインの代名詞みたいなあのワイン!?
ハーフでワンコイン、倍のフルボトルでも680円くらいのワインが、ハーフで4500円。
メニューを改めて見ると角ハイボール500円(居酒屋価格!)、ジュース350円(居酒屋価格!)
シャンパンのヴーヴクリコのハーフボトル8000円(ホテルでこの値段はだいぶ安い、やっぱり居酒屋価格)。
他の飲み物はホテルのルームサービスにしてはかなり安い価格設定なのに
ワインだけなぜフロンテラが他のものの何倍もする高い値段で?
角ハイが500円ならフロンテラのハーフボトルはせいぜい1500円がいいところだと思うけど。
いや、フロンテラのシャルドネ、安い割には美味しいんですよ。コスパいいと思う。
でもここではこれだけが割高どころでない値段にびっくりして、そしてテンションだだ下がり。
ワインの銘柄を聞かなかったわたしが悪いのだけど、しかし謎の価格設定だわ。
ハンバーガーはまあまあ美味しかったんだけどねぇ…
下がったテンションはどうにもならないので、さっさと食べてプールに行きました。

キャップとゴーグルは持参したけど水着は重くなるので今回はレンタル。
こういうレンタルは気に入る水着はなくて仕方ないと思ってたけど可愛い水着があったので
ちょっと立ち直って40分くらいゆっくり泳いだり浮かんだりしてリラックスしました。

そのあとはプールのそばにある温泉のお風呂に入って温もって、
部屋に戻ったらワインのことは忘れて(笑)翌日のプランを立てておやすみなさい。

翌朝の朝食も、ビュッフェが激混みらしかったのでパスして
そして琵琶湖大橋は一回渡ったからもういいやということで
ホテルの送迎バスで橋を渡った先の堅田の駅まで連れてってもらいました。

ブロンプトンも畳んだ姿でちょこんと乗ってます。

琵琶湖輪行旅 3 :大きな橋は得意じゃないことがわかった

2021-11-25 | 自転車
近江舞子からゆっくりと琵琶湖大橋の麓まで来たらふもとに道の駅が。
琵琶湖大橋米プラザというようですが、橋を渡る前にコロッケを買ってはふはふいただく。

夜はホテルでゆっくり食事すればいいと思ってたので特に何も買わず
滋賀のお酒の小瓶でも買おうかと少し思ったけど、その夜はワインを飲むつもりだったし
お土産なら明日でいいかと何も買わなかったのを、あとで後悔するけどそれはまた別の話。

琵琶湖大橋は1350メートルくらい。西側の大津市と東側の守山市をつなぎます。
この前日帰りできて渡った、もっと南側の近江大橋が1290メートルなので
同じような感じかと思ってたら全然違った。傾斜が!
ブロンプトンはタイヤが小さくて車体がやや重めのミニベロなので
大きなタイヤで軽い車体のロードバイクより坂道は圧倒的にしんどい。重くて無理。
でもなんとか一番軽いギアにいれてヨイショヨイショと登りました。
広い歩道があるので安全ですが、車がビュンビュン通るので緊張するし楽しくない…
途中広いスペースがあって自転車3人組の若い男子たちにお願いされて写真を撮ってあげました。

代わりに撮ってあげましょうかと言われたら撮ってもらおうかなとちょっと思ったけど
全然言われなかった・・・ワカモノは大阪のおばちゃんと違って気が利かない…笑

琵琶湖大橋の後半の下りも結構な下り坂で、横は大型車がびゅんびゅん、
前からも自転車がくるし、やっぱりこわくてブレーキかけながら
そろそろと下りました。ああ緊張した。わたしは大きな橋向きじゃないなぁ。

守山市に入って大きな商業施設ピエリ守山などを横目に少しいくとホテル。

自転車はたたんでコロコロ転がしながら部屋へ持って行きます。相棒感がある。

まだ明るい時間だったので、とりあえずお茶を点てて一服。

窓からは端っこの方に湖が見えます、

それから鞄を置いて、自転車だけ持って日が暮れるまで湖沿いをポタリング。

サイクリストの聖地って日本中にいくつあるんだろう?

これはブロンプトンのお座りスタイル。
空には白い月と鳥。

水辺には恋人たち。

湖畔の夕暮れを堪能しました。