散歩者goo 

タイトルのgooは、同名のHPやブログと区別の為付けてます。HPの「散歩者」はこのブログ筆者の私とは全く無関係です。

昨日記150621日(卍字楼・塔本賢一展 JARFO夜ゼミ)

2015年06月23日 13時35分23秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
晴・曇  最高/最低℃ =29.1 20.3
21日は午前中前日書き残した1日遅れの昨日記を仕上げるのに必死だった。
しかもその内容に、横尾忠則現代美術館での講演会に触発され、コラージュを含むシュルレアリズムと現代美術の関係について考察したため、多くの時間を取られた。
多分このことを展開すれば一冊の大きな本になるような問題でもある。

時間が無くなり、とりあえずメモ的な昨日記150620をまとめ上げ、昼食もとらず京都に向かった
京都深草の京都教育大の東の山手にある卍字楼には何度も行っていて、過去何度も道を間違えたが、最近は迷わずたどり着けるようになった。
それでも、山手に向かって20分近く歩かねばならず、ひと苦労である。
卍字楼では、塔本賢一展が開催されていた。
マイケルジャクソンの曲が流れ、周囲には点描で描いた塔本さん独特の迫力あるマイケルの絵が多数飾られ、下には手作りの廃品から作った人形がたくさん並べてあった。
畳敷きの各間は座卓を囲む多くの人で一杯で、飲み物や料理片手にグループで語り合っていた。
広い表の庭と、裏庭の植木や草花の新緑が美しかった。
塔本さんご夫妻は、絵画教室を持っているので、その関係者の方も多いのだろうと思った。
今回初めて見た、ノートの作品には驚かされた。
各ページ一杯に絵が描かれていて、ドローイング有コラージュ有紙の折り畳みの立体ありの魅力的な作品だ。
1時間余りお邪魔したが、その間一時的に大雨が降った。

5時頃卍字楼を後にして、京都三条通り地下鉄東山駅の上にあるギャラリーJARFOに向かった。
7時から始まる夜ゼミに出席するためである。
会場には、何時も参加する人達が顔をそろえていた。
京都市美術館の尾崎先生はすでに来ておられた。
当然のことながら、市職員が講師なのでなので、京都市が許可した講座となる。
毎回参加者が作品のタイトルを付けることから、講座は始まる。
タイトルから、作品の読み方を見ていき、作家の履歴や作品の本質に触れてゆく。
今回は、神戸の作家木下佳通代だった。参考木下佳通代http://www.momaw.jp/message/cat80/5la-92-ca711.php
ネットで資料を探しても非常に少ないが、各地の美術館や海外でも評価されているようだ。
彼女の晩年の作品のスタイルは今でも見かけるが、どう解釈してよいのかいつも悩んでいたが、どうも明白なコンセプトは無いらしいということは分かったが、いわゆる抽象絵画のストロークではないらしく、あえてストロークを否定しているようでその解釈に、明白な見方は定着していないようだ。
こうした傾向の抽象系現代絵画の場合、作家自身も説明できないことが多く、こうした作品に接する場合、これからも自問自答が続きそうだ。
先生の解説を聞いて、抽象絵画と現代絵画の在り方や関係についても考えさせられた。
講座終了後は、懇親会が開かれ、関連した質問や参加者の交流を楽しんだ。
帰りは、途中で牛丼屋に寄ったこともあり、12時近かった。
コメント