散歩者goo 

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昨日記140111土(シンポジウム<障がい者の>アート市場への挑戦)

2014年01月12日 13時18分19秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
天気 晴 ―mm 9.5 0.3℃  56% 2.3m西南西

昨日は午後から大阪府と大阪市立大学都市研究プラザが主催し厚生労働省が後援する、シンポジウム「アート市場への挑戦 障がい者の芸術表現の可能性」を聞きに行った。
出席者は、村木厚子 今中博之  笠谷圭見 藤原明 南嶌宏 山口孝 佐々木雅幸
というメンバーだった。
協力にはりそな銀行や毎日新聞も名を連ねている。

官民上げての催し物であるが、お上主導の臭いもする。

詳細は、長くなるので別のブログに書く。
感想からいえば、大阪府の予算はなしであるが、大阪でアトリエインカーブの活動や、笠谷氏の障がい者の作品を、額にはめられた「アート」以外の、一般の人が使う、高級ファッションその他、デザインとして使用し商品化する、といった先進的な事例が展開しているので、大阪府としてその動きを予算は使わず支援するというものである。
余りにも虫の良い話で驚いた。

印象的だったのは、厚生労働省の村木事務次官はずいぶん前から、仕事として障がい者問題に携わっておられて、アトリエインカーブの今中氏とも以前から知り合いで、大阪拘置所に拘留されていたときに、今中氏が何度も面会に行き差し入れをしたり、全国の障がい者施設の関係者が大阪拘置所に面会にこられていたことも、笑い話として話題になったのも、驚きだった。
それだけ村木さんが、障がい者団体や関係者から篤く信頼されていたということも始めて知った。

障がい者アートを、大阪府は、現代美術として位置づけるといっている。
私は、疑問を感じる点もあったので、その点に関してトップクラスの美術の専門家たちから、どのような発言が飛び出すのか注目していた。
出席した美術関係者(南嶌氏 山口氏)は、慎重な言い回しで「障がい者の作家は<意識して>いいものを描こうとして作っていない、そのあたりの現代美術との兼ね合い・・・いいものはそのまま世界で通用する」とか「現代アートの区切り<定義>はあやふや・・・挑戦的でないものは現代アートでない ・・・今生きているもののあかしが現代アートと思っている」と発言し、障がい者アートと現代美術との関係に関しては、言葉を選んでいるように思えた。

シンポジウムには地下鉄を利用したが、りそな銀行本店には、自転車も停められていて、自転車で行けばよかったと思った。
一旦地元の地下鉄の駅まで帰り、天満橋のジュンク堂でテキストを買い込み、カフェで本を読んでから帰宅した。

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