白鳩さんがモンコレで駄弁るブログ

わたくし白鳩がカードゲームの話を書き連ねるブログ

エレメンタルの次はブロック4・5らしい

2012年11月25日 00時31分38秒 | モンコレ
コメントにより今入ったばかりの情報によると、
エレメンタル(3・4)の次のブロックは4・5の予定だそうです。

つまり2013年2月から始まるブロックは3・4、
2013年8月から始まるブロックは4・5、
2014年2月から始まるブロックは5・6であり、

ブロック3は2012年8月から2013年7月までに発売されたカードを使用できる。
ブロック4は2013年2月から2014年1月までに発売されたカードを使用できる。
ブロック5は2013年8月から2014年7月までに発売されたカードを使用できる。
ということでいいんでしょうか。

わたしとしてはあまり嬉しくない展開。
正直に言うと、こういうシステムにする具体的なメリットというのが思い浮かばない。

たとえばブロック一つの期間が半年は短く、
また半年分のカードを先に全部作ってしまうので
環境を見てからカードを追加することが出来ず、
製作サイドからすれば今までのシステムは作り辛かった、のだとしましょう。
だとしてもそれなら1ブロックを1年に延長すればいい話だと思いますからね。

半年分のカードプールだけでゲームとして完成しているブロックを
交互に連結させて一つのレギュレーションとする制度だと
逆に予期しないトラブルの種が多すぎるのではないか。
なにしろカードプールは使用できる範囲を拡張することは簡単ですが、
一旦拡張したものを縮小することはできません。
もしこのシステムが合わなかった場合、
じゃあブロック5からはやっぱり半年ずつしか混ぜられないようにします。
というのは実質的に不可能ですからね。

さしあたり新制度の問題点を上げるとするならば。

1.
単純に解かり辛い。

致命的な欠陥です。

2.
ブランニューのデックをそのままネオスタンダードに持ってこれない。

レギュレーション的には使えるとか使えないとか、そういう話ではないですよ。
モンコレは相手と競い合うゲームですからね。
今後はブランニュー用とネオスタンダード用のデックを2つ用意する必要があります。
トライアル限定戦のときはそのためだけにカードを組み変えてましたけど、
あの煩わしさが一時のものではなくなる。
さらに新しいブロックを機に参加したプレイヤーは
始めて半年間はメインレギュレーションであるネオスタンダードで圧倒的な不利が付く。
はじめは同じカードプールでも公認大会全敗が普通ですから
よっぽどの天才でない限りは1勝もできないでしょう。
ブランニューは月に1度しかないです。
今の時代に月に1日しか遊べないゲームを半年続ける人はいません。
上手い人はブランニューデックそのままでも勝てるんでしょうけど、
試行錯誤している新規プレイヤーにカードが少なくても勝てる、
とか言うのも上から目線が過ぎます。

3.
半年分で完成しているカードプールを2つ混ぜたらいろいろバランスが壊れないか?

現状の半年スパンが仮に(あくまで仮にですが)ゲームがつくり辛いものだったとして
じゃあ新しい制度はゲームが作りやすそうかというと、
想定外のコンボやルールの不備がその分発生しやすそうで逆に怖い。

ブロックを跨ぐと勢力は総入れ替えでカードの効果に親和性がほとんど無くなって
実際は混ぜてデックを組んでもかえって弱くなるだけ、ということもあるかもしれませんが、
モンコレはゲームシステム的に
環境的に強い勢力ほど基本的なスペックのバランスが良く、
他のデックに出張がしやすく、また他のデックのカードを混ぜやすい、
という格差を助長しやすい性質があります。
ブロックエレメンタルにはラヴァーデックに入る新ユニットは含まれていないでしょう。
(あらかじめ紅河ノ國の継続を意識してカードを作ってくれていない限りは。
このデックでは耐性火炎を持っていなければ、はじめから候補外ですからね)
しかし夢魔デックに入れることが出来る新ユニットはわんさと入っていると思います。
(単純に縛りが薄いので)
実際に今のレギュラーと即交代してデックパワーを上げられるような逸材は居ないかもしれません。
が、より広くなったカードプールから選抜されている事に違いはありませんし
なにより環境の変化があったときに対策カードを組み込みやすいというのが大きいのです。
少なくとも選択肢は広くなりますので相手に戦法が読まれ辛くはなります。
ではカードプールが増えれば増えるほどバランスは悪くなる傾向があるということです。

4.
カッター互換やタイダル互換や3神器などの毎ブロックのレギュラーカードはどうなるのか。

単純に6枚構成のデック構築が出来てしまうのかということですね。
また逆にできないとしたらマテリアル3神器が今後のベーシックカードになって
封印の札や魔力のスクロールは無くなってしまうのか。
魔法生物を即死させる効果や装備品を破壊する効果を
基本カードである粉塵や封印の札が担っている必要はないと思うので
これらの効果を削除したカードに差し替えるというのは確かに良いかもしれません。
しかしこれからずっとマテリアル3神器だけでやっていくのか。
将来的に戻す予定はないのか。
タイプマテリアルの活用法を毎ブロックに作るのか。
あるいは先のブロックではマテリアルは付いているだけで意味のないタイプになるのか。
アイテムユーザーが少し弱めのブロックを作って
そのブロックで切り替えポイントを作ることも不可能ではないですが、リスキーな方法ですね。
2ブロック連続でアイテムユーザーが弱い環境である必要がありますから。
(逆に、消耗品が一切入っていないブロックを作るという方法もありますか)
ブロッコリーのステージ2ではスクロール、粉塵が6枚入ったんだから、というのは危険な考えです。
あの時のオーガデックは今でいうゲパルト魔石やクロスボーン砲弾、ウォームの黒焼き、
等に相当するアイテムを持っていませんでした。
今のアイテムデックはすでにほぼ4枚目以降のスクロールとしても機能する
上位互換カードを持っているのです。
ではスティグマータくらいの対抗数は出るものと思ってください。
スクロールを6枚積まないデックも3枚のうち2枚は魔力、1枚は忘却、
みたいな混ぜ方をするようになるので捨て山チェックのテクニックは無駄になるでしょう。
わたしは対戦中に相手の構築を読み合うのが好きだったんですが。

カルバレット閃光玉と眠りの粉が分散しているのも非常にいいバランスだったのですが
そういうこともやり辛くなると思います。
津波の攻撃対抗一つをとっても
オーシャンタイドとクリスタルランス&オーバードライブみたいな互換カードの違いの変化は
ブロック制の大きな面白さでしたが。

いっそ、定番カードが2ブロックに1度しか登場しないようになって
ブランニュー環境が極端に不自由になったりしたらすごく面白いと思う。
同じエレメンタルの勢力主体でもブランニューとネオスタンダードで
内容がガラッと変わったほうが新制度の面白さが出るわけだから。
(逆に、新しいユーザーはその分不利になるわけですが)




3.や4.に関してはカードのデザイン次第と言ってしまえばそれまでですが、
2.のデメリットは如何ともしがたい。

ブロックエレメンタルが発表された時の記事とほぼかぶる内容ですが
全ぼうが分かったことを機会として改めてまとめてみました。