老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

初冬の河川敷と毛馬閘門の様子

2021年11月25日 19時51分53秒 | 散歩中に見かけた風景

 いつの間にか、季節はもう冬。

 地球温暖化で、全般的には高温なのでしょうが、最近は冬らしい気候となり今週は少し厚着に変えました。

 そんな中で、いつもの散歩コースである河川敷もすっかり様子が変わりましたが、最近の様子をお知らせします。(まさ)

<団地内>
ヒイラギ(モクセイ科)が秘かにという感じで開花しています
同上

<淀川河川敷>
側流の中で、胸近く迄水につかってキャスティングをしている釣り人がいました
日当たりを求めて、カメの集団
こちらは孤高のカメでしょうか
ナンキンハゼ(トウダイグサ科)の赤い葉と白い実のコントラストが目立ちます
同上
ノイバラの小さくて赤い実も魅力的です

これはヒメツルソバ(タデ科)でしょうか?

同上

<春風フラワーガーデン>

皇帝ダリア(=木立ダリア、キク科) 青空を背景に綺麗です
ネリネ(=ダイヤモンドリリー、ヒガンバナ科)

<毛馬閘門>丁度砂利採取船が、淀川から大川に帰る所でした

淀川と大川の高低差は約1m 船が通るためにまず下流(大川)側の水門が閉まり、閘門内の水位を上流(淀川)と合わせたうえで、船が淀川から入ってきます

閘門に入る砂利採取船

二列縦隊で、6隻ほどが入ると上流側の閘門が閉まり、水位を下流側に合わせてから大川に船が出ます


神戸へ

2021年11月24日 20時28分14秒 | 旅行/色々な風景

 今日は寒さが厳しい中を神戸へ。

 以前にも書き込んだように、6年前に亡くなった叔父の相続問題が何とか一段落しましたが、叔父さんの先妻さんの墓地がそのまま放置状態になっているため、叔父の甥姪で相談の結果この叔母さんのお墓を仕舞うことになりました。

 幸いにも同じ霊園内に叔母さんのご実家のお墓があり、ここに納骨させていただくことになり、今日はお寺さんにお願いしてお墓の閉眼供養だったのです。

 妹夫婦、従妹と私の4名が参列し、何とか無事に閉眼供養が終了し、その後業者に依頼してお骨を叔母さんのご実家のお墓に納骨できましたが、宗派が違うので納骨させていただいたお墓での供養は後日ということになっています。

 山の中にある広い霊園だけに急な坂道の園路を歩くだけでも大変で、寒さと強風がこたえましたが、その分最高の眺めで神戸市内や大阪湾がきれいに見通せました。


 その後、近くにある妹宅に寄り、一緒に食事をしましたが、この妹の亭主というのが以前から絵を描くことが得意だったのですが、定年後はこれに集中し、色々と作品を制作・発表もしています。

 最近はシマウマを取り入れた色々な作品制作に力を入れているようで、新作を2点ほど見せてもらいました。

 今迄のシマウマと違い、切り絵風に組み込んだ非常にユニークな作品でしたので、併せて紹介させてもらいます。(まさ)


広い霊園です 
下を見ると、神戸のポートアイランドも良く見えます
今日は淡路島/友ケ島/紀伊半島も良く見えました
こちらは摩耶山ですが、山はスッカリ色付いています。

霊園内にはクリスチャン用の区域もあります

お寺さんの閉眼供養


義弟の作品

同上


龍泉寺へ

2021年11月23日 19時26分33秒 | 旅行/色々な風景

 富田林の寺内町を楽しんだ後、少し南にある龍泉寺という古刹を訪ねました。

 寺伝によれば推古天皇2年(594年)に蘇我馬子が勅命を受けて建立し、弘法大師が中興したとされる真言宗の古寺です。

 天長5年(828年)、淳和天皇により寺は再建され、勅願寺として龍泉寺医王院の寺号を賜り、東西両塔が建てられ、大小25の塔頭が立ち並ぶ大寺院となったそうです。(現在の寺号は牛頭山龍泉寺です)

 南北朝時代になると、楠木正成が嶽山の山頂に龍泉寺城(嶽山城)を築いたために、南北朝の争乱ではこの寺も巻き込まれ、仁王門を除き多くの宝物とともに焼失したとのことです。

 本堂の西側には、鎌倉期の池泉回遊式庭園といわれる龍泉寺庭園があり、国の名勝庭園に指定されていますし、1275年建立の仁王門は国指定重要文化財です。

 

 この寺院に行くのは、富田林駅前から1時間に2本程度のバスで約20分。「龍泉」というバス停で降りて、800m程山の方に歩きます。

 相当きつい坂でしたが、道の両側には畑やミカン畑/竹林などが点在し、結構楽しめました。

 寺院は古いだけあって少し荒れた感じでしたが、その後の池泉庭園作りの基本となったと言われる、3つの島がある池を中心とした庭園は静かなだけにどこか神秘的でした。(まさ)


バス停の近くにある龍泉寺城跡への案内石。 この龍泉寺城への途中にあります

結構きつい上り坂です
同上


龍泉寺の寺碑
静かな参道

山門

同上 鎌倉時代に作られた8脚門で、国指定重要文化財です

本堂

庭園の案内板
名勝庭園

同上

八大龍王(雨井戸)と大杉

聖天堂の基礎部

庭園のドウダンツツジ

<途中で見かけた植物など>

ツルムラサキ(ツルムラサキ科)

同上 花には花弁がなく、5 個の萼片も全部は開かないそうです。

同上 実

サネカズラ(=ビナンカズラ、マツブサ科)の実

同上

ノブドウ(ブドウ科)


鈴なりのミカン

イヌビワ(クワ科)

キオンソウ(キク科)
同上

ヒメオドリコソウ(シソ科)も咲いています

ムラサキ(ムラサキ科)でしょうか?

同上


これも大阪です  ~富田林の寺内町~ 

2021年11月22日 19時51分32秒 | 旅行/色々な風景

 好天気が続ていて自宅に籠っていても仕方ないし、といってどこかに出掛けようと思っても、ここ数年はツレアイと共にあちこちに出掛けているので、同じ場所は何となく気が滅入るということで、先日(17日)は今まで行ったことのない大阪府の富田林(とんだばやし)市に出掛けました。

 いつかの新聞で、ここには大阪らしからぬ寺内町(じないまち)という趣のある街並みが残っていることを知り、一度訪ねてみたいと思っていた所です。

 
 朝食を終えて、張り切って出かけたのですが、いきなり失敗!!

 富田林に行くのには阿部野橋駅から出る近鉄南大阪線に乗るのですが、何を勘違いしたのか鶴橋から近鉄大阪線に乗ってしまいました。

 八尾のあたりで間違いに気付き、八木から樫原神宮前まで行って南大阪線でバックしようかなどと考えながら、スマホの地図を見ていると、大阪線の安堂駅と南大阪線の支線である道明寺線の柏原(かしわら)南口駅が案外近いことに気付き、急遽安堂駅で下車して、通りすがりの人に聞きながら柏原南口駅を目指しました。

 10分足らずで大和川の堤防近くにある柏原南口駅に到着し、30分に1本だけの電車を待って、古市経由で無事に富田林に到着。

 


 駅前の観光案内所で、地図を貰って1人でブラブラと散策。

 同じ大阪府でも、富田林といえばいつも通り過ぎるだけで、花火やPL学園で有名なPL(Perfect Liberty)教団くらいしか思い浮かばない市でしたが、このような立派な文化遺産が立派に保存されていることに正直言って驚きました。

 この地内町というのは、戦国時代の後半にあたる永禄初年頃(1558~1561)、浄土真宗の有力寺院であった京都興正寺第16世証秀上人が、大和側の支流である石川左岸の荒地を購入し、寺内町の開発に着手し、中核となる寺院(興正寺別院)を建設すると共に、戦乱を避けるためにこの寺院を中心として堀や土塁などで防御した宗教自治都市です。

 江戸時代には幕府の直轄地となり酒造業や商業の街となり、近隣の文化の中心地としても大いに栄えたようです。

 現在寺内町地区にある約600棟の建物の内、200棟余りが江戸時代から昭和中期の建設で、平成30年に寺内町全域が「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されると共に、中心の城之門筋「日本の道100選」にも選ばれた様です。

 本当に落ち着いた静かな町並みで、観光客も余りいない町をノンビリと散策させて頂きました。

 近くにお住まいの方には、是非お勧めしたい町でした。(まさ)

とんだ思い違いで立ち寄ることになった近鉄道明寺線の柏原南口駅

駅構内にある、大阪線安堂迄の地図

<富田林市>

本町公園にある織田作之助の碑

ここからPLタワー(正式名は大平和祈念塔というようです)

公園内で見かけたシコンノボタンの花弁が散った後

浄谷寺という寺院とPLタワー

<旧杉山家住宅>

外観 造り酒屋で明星派歌人ある石上露子の生家。最盛期には70名もの使用人がいたそうです
玄関横の飾り物 格子窓からの明かりが絶妙でした。

室内の様子

庭に面した廊下の柱は、景観の邪魔ということで切られたそうです

螺旋階段

台所の土間

庭園

庭園の飛び石


<町中の様子>

日本の道100選の碑

城之門筋

同上

町の中心 興正寺別院

町中の様子

「あてまげ(当て曲げ)」と呼ばれる、少し歪ませた道筋です

町中の様子

同上 角の石は駒つなぎの石です 虫かご窓も見えます
同上 アップ

このような駒つなぎの輪もあります

町の様子 屋根の上の高い所は竈の煙出し用です。

背割り水路の標示
この写真では判りにくいですが、敷地と敷地の背割り(境界)として排水路(下水道)が整備されていたようです
道標

マンホールの蓋


団地や近くで見かけた晩秋の風景

2021年11月21日 19時16分09秒 | 散歩中に見かけた風景

 この所好天気が続いてよく外出していますが、団地内や近くで目にした晩秋の様子をお知らせします。(まさ)

<団地内>

ハナノキ(カエデ科)

ナンキンハゼ(右側、トウダイグサ科)とヌマスギ(ヒノキ科)
クコ(ナス科)も今年は沢山の実が付いています
ナワシログミ(グミ科)
同上

<近くの風景>

モミジバフウ(=アメリカフウ、マンサク科)これはカエデ科ではないのです

同上 緑と黄色のバランスも面白いです
城北運河沿いのサクラの紅葉

帰宅が夕方になり、薄暮の空に満月に近いお月さんが(11月17日)