老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

三重県 三多気の桜と奥津・名松線  その② ~伊勢奥津と名松線~

2019年04月12日 20時17分16秒 | 旅行/色々な風景
 三多気の桜見物を終え、再び路線バスを利用すると、わずか10分ほどで、名松線の終着駅である伊勢奥津駅に到着。

 ここからの列車は2時間に1本しかないので、昼食を兼ねて2時間余りの自由散策時間が設けられていました。
駅舎の横にある売店で弁当を売っているので、これでも買って駅構内の桜見でもしながらノンビリと過そうと思って売店に行きました。

 しかし、駅構内にある売店の為か、お弁当はあるもののお酒類は一切なく、更に近くにもお酒を販売している様な店もないということでした。
これでは私にはお花見ともならず、止むなくお弁当を素早くかき込んでその後近くを散策することにしました。

 この町は、本伊勢街道沿いの宿場町だったようで、旧家も多く静かな落ち着いた町です。
旧街道沿いでは、町おこしの一環として各家が昔の家号に因んで工夫された暖簾(のれん)を飾っておられるのが非常に印象に残りました。
これに見惚れていると、一軒の家では「お雛様を飾ってあるので、良かったら見て下さい」とのことでしたので、昔ながらの背の低い玄関口を潜って拝見させていただきました。

 雲出川の谷川に沿った町並みを散策したりしながら、定刻間近に駅に戻りました。
駅舎は比較的新しい木造の建物ですが、構内には昔の給水塔が残っていたりしていて終着駅の佇まいを楽しみました。
駅の売店にお酒を置いていなかったことに感謝しましょう。

 その後、僅か一両編成のJR名松線の松阪行き列車に乗り込みましたが、雲出川の清流と茶畑を楽しんでいると、1時間ほどで「一志駅」に到着。

 このツアーの面白い所は、このような辺鄙な無人駅で降り、わずか3分程度歩いて着いたのは近鉄の「川合高岡駅」というこれも無人駅に到ることです。
ここから、近鉄大阪線の普通電車に乗り、途中の榊原温泉口駅で急行に乗換え、帰阪しました。


 当初心配した雨もなく、無事に三重県の三多気の桜と奥津・名松線のツアーを楽しみました。

 この1週間程は、桜の時期とあってあちこちに連れ出しましたが、ツレアイの方も体調を崩さずに楽しんでくれました。(まさ)

<JR伊勢奥津駅>

駅舎

駅舎内にある行燈の駅名

駅名板を見ると、確かに終着駅です

給水塔・桜・名松線列車

シダレ桜と列車

桜と給水塔

松阪行き列車

<伊勢奥津の街並み>

「おいでなして」の暖簾

山中屋の玄関口と暖簾

この家で見せていただいた雛飾り

坂本屋の暖簾

葉流乃音の暖簾

尾張屋の暖簾

旧街道にあるタバコ屋

街道沿いの桜

宮城橋

おんばさん

色鮮やかなミツバツツジ

<名松線など>

沿線の畑と桜並木

すれ違い

JR一志駅

近鉄 川合高岡駅(名古屋と伊勢への分岐となる伊勢中川駅の一つ手前の駅です)