老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

投票する人も政党もなかった!

2019年04月07日 20時37分30秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 今日は前からの予定が決まっており投票に行けないので、4月4日(木)に初めての事前投票を済ませました。

 私は、大阪市内に住んでいて、知事/市長/府議/市議の4つの選挙があるのですが、今回の選挙ほど困ったことはありません。

 今まで、自民党候補には投票したことがありませんが、といって大阪を本拠地とする大阪維新の会にも、ほぼ同様のアレルギーを感じています。

 しかし今回の選挙では、知事/市長共に自民党と大阪維新の会から1人ずつが立候補しているだけで、他の政党からは立候補者がいませんし、私が住んでいる都島区では、府議についても同様の構図なのです。
即ち、積極的に、入れたい人がいないという事態に直面しました。

 白紙投票すれば結果的に無投票と同じ扱いになってしまうのでどうかと思う余りに、結局、自民党と大阪維新の会の“どちらがより嫌いか”という基準で投票せざるを得ませんでした。

 私のように悩んだ方が多いと思いますが、本当に納得のいかない選挙で、野党の力不足をつくづくと感じると共に、現在の選挙制度に関する大きな問題を感じさせられました。

 このままでは、今後も投票に参加する人が減ることが十二分に心配されますので、選挙方式に関する、全く私的な提案を取り急ぎ、下記します。

<知事/市長のように1人だけを選ぶ選挙>
◆最終的には1個人を選出しなければならないのでしょうが、問題はその人が選挙民から全てを委任されたかのごとく振る舞う事でしょう。
◆住民は色々な事項に、それぞれの意見を持っており、その当選者に全てを委ねた訳ではないでしょう。
従って、知事/市長選挙と共にある程度争点となりそうな事項(例えば、今回の大阪知事/市長選挙では、都構想/IR/万博/教育無償化など)について、併せて住民投票のような形で意見をある程度集約して、当選者はこの結果に拘束されるというような仕組みを考えて行くことの必要性。

<府会議員/市会議員のように、全体で多数の議員を選ぶ選挙>
 単なる小選挙区での選出だけでなく、ある意味では比例代表制のような制度も導入して、政党或いはグループごとに公約を掲げて、少数意見も反映されるような仕組みを考えて行くことの必要性。

 などと考えていましたが、先程帰宅してTV速報を見ると、大阪府知事/市長共に、大阪維新の会が制したようです。

 投票した全員が都構想に賛成した訳でなく、自民党候補より少しましかな?という意味での投票が多かったという事を忘れずにお願いします。(まさ)