老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

団地で見かけた初夏の珍しい花 

2019年04月17日 19時33分35秒 | 散歩中に見かけた風景
桜のシーズンが終わると、植物たちの世界も一気に初夏となりますが、そんな中で住んでいる団地内で見かけた少し、珍しい花たちを紹介しましょう。

<ハナイカダ(モチノキ目、ハナイカダ科)>
今まで気付かなかったのですが、昨年秋に実を見つけて、今年の花を楽しみにしていました。
機会あるたびに覗いていますが、先日やっと蕾を見掛けましたが、今日漸く一部が開花していました。
小さな葉の真中に可愛らしい蕾が鎮座している姿は、愛嬌満点です。

 花弁は3-4枚。葉の中央に1-2個(雌花)または数個(雄花)の花が咲きます。
本来、花とは一つの枝の先端に生殖用の葉が集まったものであり、芽の出来る位置に作られますので、通常は葉に花が付くことはありません。

 この植物の場合、進化的には花序は葉腋から出たもので、その軸が葉の主脈と癒合したためにこのような形になったと考えられています。
名前の由来は花筏であり、花の載った葉を筏に見立てたもののようです。

<カラタチ=枳殻(ミカン科)>
 団地の一角に棘がある植物を纏めた珍しいコーナーがあるのですが、その中に植わっているカラタチが可愛らしい花を咲かせ始めましたが、葉っぱの新緑も非常に鮮やかです。

 かっては生け垣などに使用されていたということですが、ミカン科の仲間の中でもその棘の強さは上位に入るでしょう。(まさ)


ハナイカダの蕾

同上 アップ

ハナイカダの花


カラタチの蕾

カラタチの花

カラタチの新芽