四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

最終日政治の複雑さ・・・。個人情報保護に関する条例全会一致で否決。市長に「新ごみ処理施設建設予定地選定の説明を求める決議」可決。

2022-12-20 20:03:04 | 日記

●今日は12月定例会最終日。23議案の採決を行いました。市長提出議案(個人情報保護法律施行条)1件否決と請願1件不採択、それ以外の市長提出議案と議員提出議案は可決しました。個人情報保護に関する条例は全会一致で否決。私の記憶では7年前現王園市長提出の第五次総合振興計画以来と思います。反対討論が4議員、当然賛成討論はありません。国の法律による条例ですから異常事態と言えるでしょう。理由は手続き(審議会の答申を待たずに議案提出は民主主義に反する…)で委員会は否決すべきものとしましたが、今日の本会議の反対討論では条例の内容に疑義が生じていました。全会一致の否決では政治的には「市長不信任」と言われても…。来年4月施行ですから臨時会があるかも。

●また、組織に関する条例の一部改正も、珍しく保守系会派が反対討論しました。採決では賛成多数で可決しましたが、何んとも…。この条例は3年前に三宮市長肝入りで「市長公室」を部設置としましたが、来年4月に市長選挙があるのに「部」から「課」にするというものです。職員から疑問があったという議案調査での説明でしたが、私を含めて3年前に疑義を質しました。監査委員の時にも、市長公室の職務について意見を申し上げました。組織をこのように扱うのは尋常ではありません。選挙で審判を受ける(次の市長選挙に立候補する表明)三宮市長が、これでは自分は次も当選すると言わんばかりですよね。三宮市長らしいと言えばそれまでですが…。

●新ごみ処理施設の建設候補地を決定するにあたり、複数の候補地を比較検討することを求める意見書の提出の請願ですが、議会は不採択になりました。その後、三宮市長に「建設地選定の説明責任を求める決議」が提出され、こちらは全会一致で可決しました。このような決議をしなければならいことも困ったことですが、議員時代に当時の市長に説明責任と迫っていた三宮市長。市長になったら今度は議会から説明責任の決議を出される。政治の世界の摩訶不思議が起きています。私は、三宮市長は「説明しない」のでなく「説明できない」のだと見ています。説明しても議会や市民を納得させるエビデンスに基づく判断をしていないと見ています。原口前市長に乗せられたか、この問題から逃げたかったかのではないかな…。違っていたら説明の時にきちんと話して!

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ごぶさた。ブログ更新しました。定例化は20日閉会。政治が混迷か?防衛費倍増・・・反撃力強化するらしいが

2022-12-18 16:13:10 | 日記

●ブログの更新さばっているうちに12月も残り少なくなりました。12月定例会も20日が閉会です。9日から始まった一般質問も議長を除く全議員が通告しました。それぞれの議員は、市の事務に対し疑問・検証・提言などを自分の政治スタンスを基本に執行部に質しました。私は昨年6月定例会以降議長に就任し行っていません。議長席から各議員の質問それに対する市長ら執行部の答弁を聞いています。自分の18年間を振り返りながら反省点や改善点を気づく機会です。

●国際的にも国内的にも政治が不安定になっている印象を強くしています。特に「民主的」な対応が劣化し、これが混乱・混迷につながっているように見ています。ロシアによるウクライナ侵攻や中国の軍事的圧力、北朝鮮にミサイル発射だけでなく、アメリカをはじめイギリスなど民主主義国家においても、揺らぎがあります。特に「陰謀論」のような不確かなことがネットで拡散され、それが物事の真意・本質を分かりにくくしているように思っています。

●新型コロナウイルスは、その陰謀論をさらに複雑にしているように見えます。まさにパンデミックが私たちの心を揺さぶり、不安をあおっています。防衛費が倍増されるようです。世論調査でも、軍事費の増額には半数以上の人が理解しています。それは北朝鮮のミサイル発射や中国の南西諸島での活動の活発化、ウクライナ問題等大きく影響しているようです。我が国は戦後、専守防衛という過去の戦争を反省して憲法を定めました。もともと島国ですから、陸続きのウクライナとは異なった対応が求められるのでしょう。防衛態勢(現代化)を整えることに異論はありませんが、国会の議論を抜きに閣議決定することには疑問・異議があります。

●今は国も、地方も政治が混迷しているようです。特に地方議会は「辞職勧告決議」が乱発され、裁判沙汰になっています。何の法的根拠(拘束力)のない辞職勧告ですが、議会が議決(自律権)するとそれはそれで独り歩きします。法的には本会議場での発言が会議規則に基づき「懲罰委員会」を設置して処罰した場合は一定の拘束力があります。議員の身分は住民の投票で選ばれたもので、議会が辞職を促すようなものでないはずです。議員の出処進退は議員自身が決めるものという原則を尊重したいものです。

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