●昨日投稿した「専決処分」について、いくつかコメントをいただきました。専決処分に対する私の基本姿勢は、以下のものです。法179条で、長が専決処分できるのは、①議会がない。②議会が機能していない(議決しない)。③議会を開く暇がないが主なものです。そういう場合緊急に処理しなければならない長に与えられた専権事項です。したがって、専決処分をするにあたって、議会に事前に説明する必要はないと認識しています。説明する時間があるなら、臨時会を開けばいい。処分後開催された議会に承認を求めればいいのです。しかも、議会が不承認であっても、その効力を失うことはありません。したがって、長は、慎重に対応すべきと私は認識しています。
●黒川検事長(辞職)のかけ麻雀ですが、昨日の衆議院法務委員会で、山尾議員のかけのレートの質問に、法務省の刑事局長「点ピン(1000点100円)。高額でない。社会通念」と答弁されていました。警察が摘発の基準と言うことですが、こういう答弁が国会で行われることに驚きです。かけ麻雀を行ったのは、現職の検事長です。100円の切符をごまかして解雇された駅員が確かいました。交番の警察官がうっかり拾得物の金銭を失くして懲戒されています。黒川検事長は訓告で退職金満額。財務省(国税庁長官)の佐川氏も満額だったかな…官僚天国と言われます。よわったな…。
●東京オリンピックですが、かなり難しくなってきたようです。コーツ調整委員長は22日までにオーストラリアのメディアに再延期は困難とした上で、ことし10月が判断の重要な時期になると述べた。との報道があります。一般論として、コロナウイルス感染症は世界的にワクチンが普及し、その環境が整わないと困難である意見は多いようです。アスリートも、練習環境や選考競技大会が整わないと、現実的には希望が持てないと思います。
●JOCの理事の山口香氏は、コロナ感染が拡大し始めた3月20日、東京五輪延期を提言、波紋を広げましたが、また、「『誰もが五輪が好き』はおごりと言っていい」とも発言しています。コロナ禍の終息が見えない中で年間数千億円の準備費用を増額させることへの批判は出るのではないでしょうか。2022年の冬季五輪との開催案もありますが、私はきっぱりと中止にし、コロナとの共生に向けた次の社会の構築に向かった方がいいように思いますが…。
●それにしても、毎日、毎夕、自分がコロナに感染したらどうしようと、そんな心配しながらのコロナ自粛。これからいつまで続くのかな…。