四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

12月定例会閉会。百条設置否決。中学生海外派遣条例修正可決、予算削除の怪…

2014-12-16 22:28:13 | 日記

●百条委員会設置の請願や中学2年生の海外派遣の基金条例など、注目の議案があった12月定例会は、昨日午後6時過ぎに閉会しました。すぐにブログと思いましたが、気持ちの整理というか、落ち着かせてからと思い、一日遅い今日書き込みます。まず、傍聴された市民の皆さん、大変お疲れ様でした。順調に行けば、遅くとも午後早い時間帯で閉会であったと思いますが、なんともダラダラという印象をもたれたことでしょう。特に請願の採決を待っていた市民の大半が、お帰りになり申し訳なく存じます。

●ダラダラという印象をもたれた原因です。開会前の全員協議会で、桂祐司議員他1名による「全中学校2年生海外ホームステイ基金条例」の修正案「中学校海外ホームステイ基金条例」の提出でした。全中学校の「全と2年生」を削除するというものです。このことで、2年生600人という縛りが無くなり、学年と人数を協議の上決められるというものです。総務文教常任委員会の審査では、条例は否決、補正予算から1億6900万円の基金積立金を削除しています。

●開会直後、協議する時間が必要ということで、30分の休憩を取りました。我が会派は、この条例では市長に全権を委任することになり、委員会審査の決定通り否決で行こうということにしました。しかし、平成会が決断できず2回の休憩を取りました。最後は平成会が修正案に賛成しました。私は修正案に、予算の編成権と執行権ない議会が修正する範囲を越えているのではないか。違法ではないが、禁じ手ではと質疑しましたが、明快な答弁はありませんでしたが、採決の結果修正案が可決しました。その後、補正予算にある財源を、委員会決定通りに削除しました。これで、財源の担保されない基金条例が成立しました。異例でしょうね…。不本意ですが、補正予算削除に賛成しました。本当なら条例は修正で無く原案否決すべきです。何でもありの北本市政と議会のタッグマッチ!面目躍如とは言えないが…恥ずかしい。

●百条委員会設置の請願、委員会で否決されていましたが、本会議でも、平成会の4名、公明党の3名、無所属の会の2名と、無会派の会1名の10人の反対で否決されました。反対討論をしていますので、議会録画配信の本会議の終わりのころをご覧ください。http://www.discussvision.net/kitamotosi/2.html

これで、不自然な設計委託業務の疑惑?の解明は遠のきました。一般質問でも取り上げましたが、不条理な執行であることは明らかです。少なくとも工事監理と意図伝達業務は、何らかの働きかけがあり変更されたと推測(断定…)しています。予算(6月)から契約(9月)までの間の起案書で、もっとも不自然なのが、設計事務所の見積書です。3800円の予算にどうして5080万円の見積金額になり、1400万円値引きするならまだしも、580万値引きして引き上げた設計金額に合わせるというのは、神業というよりマジックです。反対した会派や議員は、資料を取り寄せ独自に分析調査することも無く、疑惑の理由もない請願と切り捨てています。少なくとも、1千万円は不当に支払った可能性があります。これを隠蔽し、誰を守ろうとしているのか。1千万円の引き上げは、組織として行ったとの答弁です。すなわち、市長の指示ということか?それなら、監査請求か、損害賠償請求です。分からないことが多過ぎます。1280名を超える請願署名された市民の皆さんに、力不足をお詫びします。

●12月27日午前10時から文化センター第3会議室で「第48回議会報告会」を開催します。そのときに説明し、ご意見を伺います。ご参加ください。お待ちしています。

私は「不完全」な普通の庶民という自覚で議員を務めています。これが12年間の議員生活での戒めです。この問題を質しているのは、正義感で行っているというより、爪に火を燈すようにやりくりして納めた税金を大切に使うべきということです。そして、このような不条理な仕事を現場の職員にさせるな、という思いからです。まっとうな政治で、まっとうな市政運営でこそ、職員が市民のために生き生きと仕事ができる。そうありたい。

 

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