四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

運転免許更新。ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を勉強します

2013-06-17 19:28:43 | 日記

●新しい運転免許が交付されました。ゴールドで4年です。先日、自動車教習所で講習会を3時間受けましたので、免許センターでは視力の検査1分。写真撮影1分。発行まで5分でした。安全運転で、平成29年6月まで無事故無違反が継続されるように慎重に運転します。

●議会は一般質問最終日で、最後の議員が質問、その後追加議案の提出などがあり、午後の代表者会議が3時ごろ終了し、いよいよ19日の最終日です。明日は、同僚議員と市民の会が提出された請願への討論等、最終日に向けた準備と会派「市民の力」の機関紙第7号の編集も打ち合わせる予定です。

●先週14日の一般質問で、地域医療ともう一つ「社会教育」について質問しました。この質問で、これからの社会教育活動の政策目標として「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」の蓄積を提案しました。ソーシャルキャピタル(Social capital、社会関係資本)とは、「人々の協調行動が活発化することにより社会効率性を高めることができるという考え方のもとで、社会の信頼関係規範ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念」と用語解説しています。

●このソーシャルキャピタルは、平成25年4月に出された中央教育審議会答申「第二次教育振興基本計画について」で、公の計画に始めて登場した言葉で、3.11後の新しい日本社会のキーワードであった「絆」を、社会全体の協働関係において推進して行くことを目指しています。私はこれからの地域におけるコミュニティを発展させるキーワードとして、社会教育活動の目標の一つにすべきと考えています。例えば、福祉や健康増進の人材を育成し、その学習の成果で地域の中で高齢者を支える仕組みを作り出せば、コミュニティ(ベース)ヘルスケア=地域医療政策の一旦も担えるようになるでしょう。このことで、身近な地域でのサービスとともに保健・福祉財政にも貢献するはずです。

●まだ、私自身自分のものにしているわけでありませんので、これからこの問題について勉強し、支えあう気持ちと仕組み、住民同士の信頼感の醸成、新しい社会規範の共有など、現代社会が抱える課題の克服に向けて政策提言できるようにがんばります。

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遊びの学校終了・懇親会に参加。運転免許更新講習会で初心に

2013-06-16 19:57:29 | 日記

●昨夜は友人9人で大宴会・放談会。夜中の11時30分に帰宅。そんな関係今朝はゆっくり目の起床。早速朝食の後、議会事務局から送信された委員長報告の下書きに目を通しました。金曜日の委員会の議事録テープ起しをしていただき、事務局員にはご苦労をかけています。11時ごろに事務局に行き、委員長報告をまとめました。その後午後は、23年間実行した「遊びの学校」の事業が終了したので、スタッフの慰労を兼ねた解散・懇親会に出席しました。23年間に1000人超える子どもたちが、遊びを通した体験学習の場として実践してきましたが、そろそろ潮時ではと惜しまれていますが終了しました。

●この事業は、平成2年に文部省(当時)のふるさと学習委託事業がきっかけで、当時の新井馨市長の「青少年に夢と感動を」の政策と歩みを同じにし、今でいうところの市と市民の「協働」のさきがけでした。子どもを、瀬戸内海に浮か無人島で「原始生活体験キャンプ」(最近、日テレの日曜日『DASH村』)もこの頃でした。市政20周年記念事業の青少年ふれあいフェスティバルは、現在の宵まつりの「ねぶた」のきっかけをつくりました。さくらまつりもきく祭りも、この時のメンバーが中心で企画し、作り上げました。今日はこの当時のメンバーも参加し、静かに当時を振り返りました。本当にご苦労様でした。

●昨日は、運転免許の更新に向けた事前講習会に出席しました。目の検査では、昨年来の目の治療の効果もあり、1.2と合格でした。しかし動体視力は若いときに比べて生かしていましたが、年齢に比較すると10年度若いと言われました。運転での危険予知への反応や歩行者の識別判断は、ブレーキ反応も含め5段階の4と合格でした。40年ぶりに自動車教習所のコースを運転しました。クランクやS路、車庫入れ、段差ブレーキなどは問題なくクリアし、後は免許センターで更新手続きだけとなりました。ごくろうさん。

●議会も、あと月曜日と水曜日の2日になりました。明日とあさっては、高橋伸治議員と綿密に『討論』の打ち合わせを行ないます。議員報酬の引き下げについても、開会日の3日の代表者会議で提案し、12日の代表者会議は私の会派と民主北本以外は、引き下げの判断を示していません。議会事務局長に、5%引き下げ(月額17,600円)の条例改正案の作成を頼みました。提出し、可否の判断を求めようと、高橋伸治議員と調整しています。市長等特別職と職員は引き下げを提案しています。

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一般質問終る。地域医療は「住民の自律」がカギを握る

2013-06-15 16:22:47 | 日記

●ブログご無沙汰です。この間、一般質問の論旨をまとめるのに精を出していました。昨日終わりました。今回は、「地域医療」について質問しました。地域医療と言う言葉は、近年さまざまな場面で、使われています。しかし、もともと「地域医療」とはどのような医療であるのか、まずは言葉の定義を共通の認識する必要がると考え、北本市の政策として「地域医療」の定義ついて質しました。答弁で、「単に医療機関での医療提供を言うのでなく、一定の地域、または在宅という場所で、健康に関するケアと医療ケアが連携し、健康で幸せな社会を作るため、これに関わる機関と専門家、技術が統合した理念また活動」ということでした。

●昨日の埼玉新聞1面は、「埼玉県2050年推計。入院患者現在の1.7倍。医師不足数1,300人。要介護者43万人、外来患者数を抜く」となっています。県保健医療部は「地域医療の衰退や格差問題の解消は待ったなし。人口構造変化に対応した将来の医療体制は待ったなし」と、地域医療の体制整備の必要性をコメントしています。しかし、医師不足は2050年の問題でなく、現在です。埼玉県は、人口10万人当たりの医師数は全国ワースト1であり、私の住む北本市を含めた二次医療圏は埼玉の中でワースト1という医療関係者がいます。今議会でも、何人かも議員が地域医療の充実として産婦人科や救急医療の充実を質していました。

●地域医療の定義を聞くことで、これからの医療がどうあるべきかの「そもそも論」の、一端が見えてきたように思いました。医師数の充足はもちろん大切ですが、地域医療の理念が、英語に見る「コミュニティ(ベース)ヘルスケア(community(base) health care)という「医療提供体制が及ぶ対象の地理的範囲による区別」と、ケアが提供される場所、医療提供方法および内容を示しているホームヘルスケア(home health care),ナーシングホームケア(nursing home care),ホームホスピス(home hospice)などから考えると、病気治療の前の健康づくりに医療が果たすことを重視していることが分かります。そしてそれを進める仕組みが、「連携」(人と機関と機能のネットワーク)と表現されるコミュニティヘルスケアネットワーク(community health care network)、あるいはインテグレーテッド(統合)ヘルスケアネットワーク(integrated health care network)ということのようです。

●市は健康増進計画を策定し、市民の健康増進を図るわけですが、私は医療法で県単位に義務化されている「地域医療計画」を、市のレベルにブレークダウンし、市民の不安を解消するため「健康と医療の連携・統合」をマネジメントする「北本市地域医療ビジョン」の策定を提案しました。市は、現在の保健福祉計画、介護保険計画、障がい者自立支援計画、そしてこれから策定する健康増進計画と県が策定した「地域医療計画」と連携して進めると答弁しましたが、誰がこの複雑にからんだ計画をコーデネィートし、管理し、実効性を挙げるのか。タテ割りから係り割り、そして担当者が孤立していると見られる本市の組織では、思いつきのその場しのぎの対応はできても、中長期に組織化された対応は不十分と見ています。

●少なくとも地域医療を進めるには、われわれ市民が「かしこい健康増進活動者」であり、「かしこい医療消費者」にならなければなりません。口をあけて待っているだけでは、健康も命も保障されないと感じました。まさに「住民自治、保健と医療の自治」です。将来的に、がんを原因で死亡するのは2人に1人と言われ、認知症は予備軍入れて800万人と想定されています。この2つに共通していることは、長寿化によるものです。これを予防するのは食生活を含めた生活習慣の改善、長寿健康への取り組み。早期発見の検診と早期治療。また、少子化対応・子育て環境の改善は、周産期医療や小児医療。救急医療、介護ケア、病後ケア、更生ケア、スポーツ・レクリエーションと多岐にわたっています。政治の総合力が試されています。もっと研究し、また質問します。いずれにせよ、ヒアリングに対応した市の課長、良く私の訳わからん難しい要求に応えて頂き感謝します。地域医療は、「住民自治、」、「住民の自律」がなければ絵に画いた餅になるのでは…

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一般質問の言葉の定義と論旨のまとめに悪戦苦闘

2013-06-11 09:38:12 | 日記

●昨日、今日と議会は事務休会です。明日から一般質問が始まります。私は14日の午後一番目の予定です。今回は、地域医療と社会教育について質します。そのため、昨日今日と資料とにらめっこで、論旨を整理しています。これまで特段の問題意識もたずに使っている言葉が、実はそれぞれが勝手に理解していることに気づかされました。日産自動車を再生させたカルロスゴーン氏が、日産の何がおかしいのか。それに気づいたのは、社内会議で使う言葉が共通の認識(定義)になっていないことだったといっています。

●言語で思考する人間が集まって「共通の何か」について議論するなら、先ず用語の定義について、常に共通理解をもっていなければないと言うものです。同じことを、議会を傍聴し、議会の議論を聞いていた市民の方からもご指摘いただきました。もう一つの視点は、あのJALを再生させたといわれる稲盛和夫氏「ゼロからの挑戦」という本からです。全てのものごとを「原理原則」に立ち返って判断すること。「原理原則」に則り物事を本質から考えることであると強調されています。言葉を定義することと原理原則に則り物事の本質から考えるこの二つには、まさに共通した理念があるように思うのです。

●今回の一般質問では、先ず「地域医療」と「社会教育」を、北本市の政策用語としてどう定義しているかを聴き、そのうえで政策目標や実施施策の方法について確認しようという試みです。それだけに、学説や法の解釈、市の実態、市民の意識など、多方面からの接近を試みています。この試みは、一般質問で質問・答弁だけでなく、わたしにとって大変勉強になっています。今日のテレビの報道番組でも、アベノミクスに関し、安部総理が街頭演説等で「国民所得が150万円増える」、「年収が150万円増える」、「国民総生産が150万円増える」と、言葉に統一性がないと指摘していましたが、これなど、まさに言葉の「定義」をしていない典型かもしれません。しかし、日本の文化では、ある意味「暗黙地」というか、あいまいさというか、話す人と聞く人の理解まかせというファジーなところが「妙」なのかもしれません。いま、一般質問の論旨をまとめるのに悪戦苦闘中です。

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庁舎の基金は庁舎に使えと自治会長から厳しく言われる

2013-06-08 18:09:03 | 日記

●昨日のブログ。住民が出した請願「平成21年9月に、議会が定めた現在の北本市自治基本条例の条項(議員の責務)を守れないなら、より守らなければない条項を加えるための<条例改正>を求めた請願」の委員会審査について書きましたところ、3人からコメントいただきました。

*環境は人であるように、議会もまた人ですよね。実は、条例や環境を一変させる簡単な方法があって、北本市民の多くが選択してきています。北本市からの転出に歯止めがかからないのは、そう結論付ける人が多いからです。何も知らずに引っ越すわけではありません。

というご意見です。議会が定めた条例を、議会や議員が守ろうとしなければ、そんなまちに自分の未来に託そうとする人はいませんよね。

●今日は午前11時から消防団第3分団運営委員会の総会に出席しました。総会で、会計報告にドキッとするような質問もありましたが、1時間ほどで終わりました。その後懇親会があり、向かいに座った自治会長から次のような質問を受けました。「二ツ家の新駅はどうなっているの。工藤さんはつくるの賛成ですか?自治会にも加入してくれといわれているが…」わたし「新駅はまだ具体化していないと思います。圏央道開通後にという予定はあるようですが、明確にいつとはなっていません。」また「現状では無いよりある方がいい。それも費用は少ないと言う大前提です。何十億円も借金するのはどうかなー…。基本は、JRが判断したとき。自治会に加入以来があったのは期成同盟ですか」とこたえました。

●となりに座っていた会長が、「桶川市は資金を出さないの?」。「現状では桶川市は出さないと思います。駅の設置場所が北本市域ですから」。「じゃ、桶川市民は金も出さずに利用するの?」。「そういうことになりますね…」別の会長が「庁舎の積立金を駅の方に使うと聞いたけどほんと?」。「そういう請願が出されました」。「近くの議員にも言ってやったんだが、絶対そんなことしちゃだめ!工藤さん、断固反対してよ」。「私は反対です。昨日も請願の審査で、紹介議員が<庁舎は借金しても良い>のでは、基金を残し新駅などに使えると言っていました」。自治会長からは、庁舎の積立金は庁舎をつくるのに使え、新駅より優先してしなければならないことがあるだろとと厳しく言われました。このことについても、次のようなコメントをいただきました。

*昨日の請願で、庁舎建設基金を全部使わず、他の事業に使えと市民が請願したが、どう考えても、市民が自発的にあのような請願を出したとは思えない。議員か誰かが市民を使って出させたのだろう。紹介議員も、自分の考えで無く使いぱっしりではないのか。その証拠に、工藤さんが請願の件名と内容があっていないといったとき、何がなんだか分からん顔をしていた。あの紹介議員、本当に新駅に使うためとか、庁舎は借金でと考えているのだろうか。

というものです。傍聴されていた方でしょうか。私も委員長席で聞いていて、庁舎建設基金積立の歴史を無視した発言だなーと思いました。新駅は、他の財布を充てにするのでなく、新駅の資金計画を立て、それを市民に説明し全市的に取り組むことが重要ではないでしょうか。

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