四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

ゴミ減の市民と意見交換会。白紙の検証報告書に疑義を申し上げました。市政の「見せない化」進行か?

2021-06-23 21:27:01 | 日記

●昨日書き込みました、建設経済常任委員会委員とごみ減量市民会議の人たちと「新ごみ処理施設整備等」についての意見交換会が行われました。結論から言うと私的に「消化不良」でした。多分、ごみ減の市民も同じ気持ちだったのはないでしょうか。はじめに、市が公表した「新ごみ処理施設整備事業の廃止に関する検証報告書」について、議員一人ひとりに意見が求められました。市民は、これは検証報告書でなく、事業が廃止至る経過報告だ。報告書の検証の目的に「今後の事務の参考とすることを目的に作成する」とあるが、この言葉に違和感がると指摘していました。

●この問いに、誰も口を開かないので、あえて私が申し上げました。議会決議にある「白紙になった原因の検証」であるが、検証になっていない。何より、この報告書の正当性に疑問がある。検証した人が不明である。名簿が記載されていない。どういう資料、聴取した関係者名と内容、検証の方法が明示されていない。いわゆる客観性や合理性がない。エビデンスがないから説得力がなく経過報告になっている。安養寺という建設地と鴻巣市との協業(広域化)に落とし込むための報告書ではないかとの疑いが強いと申し上げました。議員からこれに対する反論も、同調論もなし。残念ながら。

●6年間、1億5千万円の税金を使い、協議を白紙にしました。失敗から学ぶことで、1億5千万円が無駄にならないと思うが、そういう緊迫感もないし、市民に責任を果たすという自覚もないのか。なぜ、白紙を判断した当事者である「三宮幸雄市長」から事情聴取しないのか。建設地の決定については、郷地安養寺を決定した後、選定地の評価2位を削除したことなどが明らかになったと報告。しかも、地盤改良費が45億円と疑義が生じたと言いつつ、この建設地を答申した「新施設検討委員会」の委員から状況聴取しないのか。当時の自治連会長と議員1名、副市長が委員となっている。鴻巣市長や行田市長からも事情を聴く必要があるであろう。なぜしないのか。

●特に三宮市長からは、なぜ白紙に賛成したのか。なぜ、白紙の前に鴻巣市郷地安養寺の建設地に高評価を与え、賛成したのか。三宮市長は、建設費や負担割合について具体的に提案したのか。行田市長は、建設費を安くするためにいろいろ提案していた。その一つが行田市小針の建設予定地に建設した場合の建設整備費を調査し、鴻巣市安養寺と比較していただきたいと強く提案していました。至極まっとうな提案と思っていました。この報告書をもって、北本市は再度鴻巣市と安養寺に建設整備する方針を決めています。元東京地検特捜部長の熊崎弁護士(金丸事件の摘発等)がテレビ報道番組で、国の政治が「見えない化」、「見せない化」が進んでいる。言葉のエビデンスが無く劣化していると心配していました。国会の論戦が低調。民主主義の危機と言っています。私も北本市政に議員として関わって19年目ですが、印象としてここ十年程行政と議会の劣化が進んでいるように思います。その一翼にいる自分が情けない。奮起します。

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