四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

子ども日に43年連続子ども減少の新聞記事。高齢化と少子化は50年前から予測できたこと。政府と経済界の無策が生んだ国難・・・か

2024-05-05 11:36:47 | 日記

●今日は端午の節句こどもの日です。子どもは少子化の影響を受け年々減少している。今朝の朝刊の見出しで「子ども43年連続減少1401万人(総人口占める割合/子ども率11.3%)」と報じています。高齢化率が30%を超えている現在、将来の人口減少と共に大災害的な国家課題と言わねばなりません。長期間にわたって戦争のない平和な環境が少子化の一因という研究者もいますが、これでは「平和」な国家すら維持できなく恐れがあります。

●私が出版社に入り「生涯教育」に出会った1970年。この年に我が国は「高齢化社会(高齢化率7%」になりました。年金の将来や医療介護の問題、健康長寿の課題などが「生涯学習」の側面から検討が始まりました。同時に当時の文部省は子どもの減少化が予測され、将来の学級維持と編成について識者によって検討され、ここでも生涯学習に対する幅広い議論がされました。これらに対し私は出版社として研究会を設け積極的に関わっていました。

●人口動態と福祉、人口動態が及ぼす経済と社会福祉、人口動態の変化による教育制度の在り方、人口動態と自治体運営の方向性など、高齢化と少子化について多方面から議論や研究が行われましたが、政府(国会)の動きは鈍く高度計成長期ということもあり一過性で終わった印象があります。1970年と言えば毎日毎朝テレビラジオから流れた「政界の国からこんにちは」の万国博覧会で活気に満ちていました。しかし私たちの研究会でのデータは、25年後の「高齢化社会(高齢化率14%)」。40年後の「超高齢化社会(21%)」が見えていました。そのスピードの背景要因は「少子化」でした。

●そういう意味では、超高齢社会も、超少子化社会も、人口減少化社会も、数十年前から予測できていました。それを放置してきた政治や経済社会の不作為は取り返しのつかない重大ないものです。何度か政治の課題になりましたが、「理念型」の政治が苦手な日本国民の特徴なのかもしれませんが、遅まきながら「思い付きのアジテーター型」の政党・政治家の言葉に惑われることのない、自分の頭でしっかり考えることが重要なのでしょうね。ある意味「女性」の政治家が「解」を持っているかもしれません。

●子どもの日につれづれと思いつくままに…。

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