四輪クドウの独り言

見えたまま、聴こえたまま、感じたまま…

2015年国勢調査の結果が出ました。北本市は1474人(2.1%減)。人口減少先進地でいいのか…

2016-02-17 11:08:08 | 日記

●今朝の朝刊に、件は2015年の国勢調査の結果を公表したと報じていました。早速県のホームページを開き、データを入手しました。北本市の人口は67,414人と67000人台をキープしました。6700人を割り込み、66000人台を心配していましたでひとまず安どです。しかし、減少数(△1474人)も率(△2.1%)も、前回(数は△1238人/率は△1.8%)より進んでおり楽観は許されません。

●県内市町の増加率5市と減少率上位5市、増加率上位3町、および北本市のデータ一覧を添付(クリック)しましたのでご覧ください。

 

●北本市は、人口が増加している埼玉県において、人口減少の先進市です。データを見る限り県北での減少が目立ちますが、県央から南地域においては唯一ともいえます。しかし、この傾向は10年前から起きており、具体的な手立てのないままでした。石津市長時代に何度か議会で指摘しましたが、少人数学級の推進や子ども医療費の無料化など、子育て支援は進めましたが、構造的な問題については手抜かりがあったかもしれません。

●現在市は、総合計画の改定期にあり、子育て支援の充実を最優先・重要施策にした計画を策定しています。決定打は難しいのであろうが、知恵の出しどころではあろうと思います。定住人口を増やすことが難しいから交流人口の増加が一般的に行われますが、これもにわか仕立てでは効果に疑問があります。先進事例も顕在化していますが、共通しているのはリーダーが危機感を持ち、中長期的視点の中で明確な理念と覚悟を持ち、民間の力(ヒト・モノ・カネ・コト)を引きだし、公民が連携・徹底した市民参画・協働しています。

●行政職員や政治にかかわる人も、市民との参画・協働に臆するようでは進まないようです。通り一遍の市民参加(意識調査、ありきたりのワークショップ、御用聞き審議会など)で、十分に意見を聞いた。あとは議会が追認すればよいという発想も多く見受けられますが、そういう自治体から衰退していることは、全国の事例が示しています。国がモデルで示すケースのほとんどは賞味期限切れが多く、モデルのためのモデル事業ですから、それをまねても効果は上がりません。これまで多くの自治体がこのことに陥る状況を見てきました。一度下りだしたら、止まることがないのが自然の摂理とすれば、人為的に改善するしかないのでしょう。それができるのは地域に住む人々だけです。私もその一人です。

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