「年収300万円時代を生き抜く経済学」森永卓郎著より。
これは森永氏自身のことを言っていた。一般には経済アナリスト名乗ってはいる。それにしても、大学教授、テレビ・ラジオでのコメンテイター、シンクタンクの研究員、作家、カメラマンなどと多才な人物だ。しかし、自身はコレクターだと主張している。
いつか新聞の記事にもあったが、さまざまなジャンルのモノを数十年にわたって数十万点も集めている。よほど好きでなければ継続できないことだ。しかも、それがまた商売としても通用してしまうのだから、価値がある。やはり何ごとも徹底的にやれば、それを認めてくれる人も出てくるということなのだろう。
他人から見ればまったく無価値だとも思えるものが、ネットオークションでは売れてしまうらしい。たとえば昭和初期のグリコのおまけが1個十万円で売れることもあるらしい。クリエイティブな感性があればこそ、十分なビジネスチャンスがあるともいう。やはり実際にそれを体験してきた人の言葉は説得力がある。
遊びと仕事の境目が曖昧になってきているという。確かにマニアだからこそ成功するビジネスというものがあるのだ。「複業」ができる人はすごいと思えるな。コレクションも量と質の問題だろうなぁ。