朝日新聞土曜版2012年6月16日付けより。
これは「100歳・私の証 あるがまま行く」という日野原重明氏のコラムにあったフレーズだった。まずは、この年齢で現役の医師というのも驚かされる。
しかも、年間150回もの講演をこなしているが、その1時間の講演中立ったままステージを左右に動いて大きな声で話しているという。
演台も使わず水も飲まないでいても、声はかすれないというのもすごい。まったく年齢を感じさせない。それだけの努力を欠かさないのだろう。80歳過ぎまで元気で生きていることでもすごいのに。
この日のタイトルは“スピーチは「最初の5分が勝負」となっていた。そこではこの5分間に聴衆との距離をいかに縮めるかを考えている。
心がけていたのは何かスマートでユーモアに富む言葉をしゃべろうとしていたことだった。やはり笑いがいちばん、人とのコンタクトを取る上でポイントだとわかる。