ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「このことなら私がベスト」と言えれば何事にも強い。

2012年06月03日 | Weblog

朝日新聞「仕事力」コラムより。

これも同じく、海堂尊氏のコラムの3回目からのフレーズだった。Ai(死亡時画像診断)の推進者として走っているとき、これを阻む空気があったという。

その頃それに関する入門書を書いたのだった。まじめで詳しく良い内容だと自負したものの、売れなかったようだ。ニーズがあっても反発する人も多かった。

そこで、多くの人にわかってもらうためにはミステリーでAiを扱えばいいと思ったものの、なかなかアイデアが浮かばなかったという。しかし、あるトリックを思いつくと筆が進んだと振り返っている。

しかし300枚を書き上げたあとで、行き詰ってしまって、放り投げていたのだ。ところが、ある人物を投入すれば物語が動くと思って完成したミステリーを応募したのだった。

その小説「チームバチスタの栄光」が大賞となって、作家としても多忙になっていった。医療の現場からは小説は虚業でもあったのだ。ある意味異端児でもあったという。しかし、それでも自分がベストと思えればいいと考えているようだ。