「ナポレオンで仕事上達」齋藤孝著より。
本や映画も広告宣伝の力が大きい。また一般のテレビCMで認知されている商品のほうが、新聞チラシに掲載された商品より手に取りやすいのは確かだろう。
実際にその商品の質の良しあし(内容)とは別に、ヒットするのは宣伝、知名度が優先されるようだ。ということは、仕事をする際にも、事前にコミュニケーションがうまくいっていることが前提条件となるのだろう。社名も知名度があればそれだけで有利だ。
好感度や知名度が力だということを熟知していたのがナポレオンだった。それはなんとなくいい感じ、という程度のものではなかった。この将軍は並はずれて優れている。戦略を立てるのも卓抜している。人望がある。人を指揮する能力も優れている、などだった。
どうしたらパリの民衆の支持を得られるかを知っていたのだ。かれは大量の情報を高速に読んで、世の中の動向に敏感だったようだ。時代の風を感じ、潮の流れを読むことに優れてたから、民衆の絶大な人気を集められたという。好感度もやはり実力に見合っているからこそ力になるのかな。