「すごい!ホメ方」内藤 誼人著より。
これはビジネス上のことだろう。たった一枚のからも、何らかの会話のきっかけをつかもうとするのだ。つまりそれは相手のことに関心があるということを示している。
事務所はどのへんかとか、名前はどう読むのかでもかまわない。やはり相手がちょっとでも関心を持ってくれるとうれしいものだ。逆に手渡した名刺をすぐに片づけられると、さみしい気にもなる。
名刺に限らす、人に手渡したモノは何でもその場で気にしてくれるとうれしいものだ。粗品、チラシ、ご案内状、説明書、ご招待状などでも同じだろう。
かつて私の友人の名刺には彼の似顔絵のイラストが描かれていた。もうそれだけでも、その場でちょっとした話題にもなるものだ。しかし、写真では面白味もないだろう。
まあ、名刺交換直後の対応としては、その一枚からどれだけ会話の糸口がつかめるかも、ホメ力に関係がありそうだ。筆者は、渡した名刺をさっさとしまいこんでしまうような人とは、仕事をしたくないとまで言っている。