ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

長く現役でいられる幸せな職業・・・

2009年12月19日 | Weblog
「日経夕刊」2009.12.18付けより。

「学びのふるさと」というコラムのなかで、谷川浩司さん(プロ棋士)が語っていたこと。谷川さんは現在47歳で、プロになったのは14歳の時だった。21歳で史上最年少名人になっている。

その21歳で名人位獲得に挑戦した際、3連勝のあと2連敗していた。その時30歳以上先輩からのアドバイスがあった。それは「谷川、弱かったら負けたらいいんや」というものだった。その場では理解できなかったが後に、勝ちを意識しすぎている、無駄な気負いがあるということだと気づいたという。

平常心を保つ大切さを教えられ、第6局に集中して臨め勝利し、名人位を獲得できたのだった。若いが将棋歴は40年以上と長い。そして、長く現役でいられる職業だと実感しているようだ。

やや関係ないが、今年の初夏に背中の筋を痛めて近所の整骨院に通った際に、その先生は「この仕事は会社員と違って定年がないので、辞める区切りが見つからない」と話していたことを思い出した。多くの勤め人には、否応なしに定年がやってきて、現役を卒業せざるを得ない。

そして、第二、第三の人生を歩むことになる。しかし、自営業や自由業というわれる職業の方々は、状況によっては、健康が続く限り現役時代は長い。谷川さんも勝負師として生きるのは厳しいだろうが、好きである限りは幸せなことだな。