ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

成人になるころには収まりのいい規格品になってしまう。

2009年12月03日 | Weblog
「朝日新聞」2009.11.29付けより。

“朝日求人”の「仕事力」という連載コラムのなかで、元吉本興業常務の木村政雄さんが述べていたフレーズだった。人は自分だけは異なっていると考えていても、実際は意外にもそうではないようだ。

多くの人は大人になるにつれて、いろいろな規制によって収まりのいい規格品になってしまうらしい。しかし、幼い子どものころは元気で自分の個性を生きているが、学校に行くようになると校則で縛られる。

その後もいろいろと制約されて長い時間をかけて知らずのうちに規格品のようになってしまう。もし肩書がついたりすれば、その範囲での仕事しか発想できなくなってしまうようだ。これは実にかなしいことでもあるな。

木村氏は、そこに自分個人として加えることはないか、掘り下げる努力をしたらどうだろうか、と提案している。これは芸人だけでなく一般に仕事をする人に向けた言葉でもある。

もし、それが芸能界だったら同じような個性の人間はまったく必要とされないということになる。やはり吉本興業で33年間にわたって人づくりにかかわってきたからこそ、実感することなのだろうな。