ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

本は自分を映す鏡・・・

2009年12月13日 | Weblog
「朝日新聞」2009.12.6付けより。

“十代、こんな本に出会った”というタイトルのコラムのなかで、元プロテニス選手の杉山愛さんが語っていたなかのワンフレーズだった。この部分の表現がなんとなく新鮮に思えた次第。

この意味は、たとえば疲れている時なら、つい癒し系の本に手が伸びて、壁にぶち当たると「他の人はどうやって乗り越えたんだろう?」というような体験的ノウハウ本が読みたくなるという。振り返ってみれば、その時の自分の精神状態にあった本を手にすることはしばしばだ。

かつて杉山さんは、現役時代に自分のテニスを見失ってもがき苦しんだことがあったらしい。そんな時に読んだのが『イチローに学ぶ「天才」と言われる人間の共通点』で、自身の参考にもなったと語っている。

現役時代の彼女にとっては読書はリラックスするものの一つであったのだ。つまり勝負師から一人の人間に立ち戻るために読んでいたのだった。10代のころから今でも読んでいる本には『星の王子さま』があり、読むたび心がピュアになるという。

もちろんそれ(リラックスする方法)は人によって様々なものがあるもの。スポーツであり、旅行であり、創作活動、食事や会話、ショッピングかもしれない。なかでも、読書は一人でお手軽にどこでもできるものに違いないな。