ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

壁と同様に、地面もとても気になる存在。

2009年11月26日 | Weblog
「壁の本」杉浦貴美子著より。

昨日もちょっと触れたが、私は数年前から地面に関心を持っていた。そのきっかけは、春の桜の花びらが道路に散り積り、その小道全体がピンク色に染まっているのを目にしたからだった。

その時思わず、手元のケータイで写真を撮りたくなってしまった。それを見られるのはほんの数日間だけでまた元の味気ない灰色のアスファルトに戻ってしまう。また桜の花びらの吹き溜まりを眺めるのも楽しい。

数年前、地元の空き地に車の轍(わだち)が数本あって、その線に沿って桜の花びらが降り積もっていたのは感動的だった。その翌年にはその場所には家が建てられ、もう二度とその場所ではそんな風景を見ることはできない。

また最近では、アスファルトの亀裂から草花が勢いよく目を出しているのが気になっている。夏頃、ほんのわずかなアスファルトの隙間から空に向かって枝葉を伸ばし、鮮やかな紫色の花を咲かせているアザミには生命力を感じたものだった。

雨上がりの道路では残った水溜りの模様もおもしろい。天候によって白、灰色、黒っぽく見えたり、また光ったりする地面の表情も一つのテーマとして興味深いものがあるな。