ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

仲間と肩を組んで「がんばろう」と言っているような人間はプロではダメだ・・・

2009年11月17日 | Weblog
「眼力」齋藤孝著より。

これもスカウトマンの木庭氏の言うことだった。かつて広島カープで活躍した長嶋清幸選手をとった時も、その理由のなかには高校時代「札付きのワル」だったということも入っているようだ。眼力があるからこそ、ドラフト外でも口説けたのだ。

「品行方正、協調性があって真面目でおとなしい」などという若者はプロでのし上がっていくのはむずかしいらしい。ここ一番の勝負どころで仕事をするのはそういう人間ではないようだ。

そして、「ワルほどまた、どこか純なものを宿しているものだ」という考え方もあるようだ。実に深い!プロは常に弱肉強食の世界だといえそうだな。

とくにスポーツの世界では和気あいあいではなく、プロとしての気質を持っているものが長年にわたって活躍できるのだろう。またより高いレベルで勝負したいからこそメジャーにも挑戦するのだろうな。

さらに別の面で木庭スカウトは、プロで成功するかどうかの基準に素質、努力のほかに「頭」を挙げていた。今月初旬に亡くなったが、広島で活躍した三村敏之氏に目をつけたのは「頭がいい」という理由からでもあった。

広島カープの黄金時代の陰にはこのような、優れた眼力をもったスカウトマンのオリジナルな考え方があったのだなぁ。