ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「あれほど親孝行な選手はおらん」というのが理由だった。

2009年11月15日 | Weblog
「眼力」齋藤孝著より。

筆者の齋藤氏は「眼力そのものが仕事になっているものの一つにスカウトがある」という。これは実にわかりやすいたとえだろう。優れたスカウトマンは才能を発掘するのがうまい。

今年現役を引退した中日の立浪和義選手を指名した時の星野仙一の選別眼は上記のフレーズにあげたようにちょっと変わっていた。立浪はPL学園の中心選手で実力はあったが、親孝行だからという理由は実にユニークなものだ。

やや関係ないが、今年の日本シリーズの解説者の一人として立浪は登場していたが、肉声を聞くのは初めてだった。彼の説明は丁寧でわかりやすく実に好感が持てた印象を受けた。

親にいい思いをさせたいという選手は間違いなくプロ入り後も努力する、というふうに解釈したのだろう。しかし、高校大学でかなりの実績を残している選手なら、べつにスカウトとしての眼力は必要なくなる。

例えば、メジャーで活躍する松井秀喜選手や松坂投手などは誰が見てもプロ向きで、その期待通りの活躍をしている。むしろ、とくに注目もされていないが潜在能力のある選手を見出すところに、スカウトの眼力がかかっているのだろうな。