ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

「飯を食べるスピード」という尺度。

2009年11月21日 | Weblog
「眼力」齋藤孝著より。

ここにはちょっとユニークな事例があった。日本電産の永守重信氏が社長をしていたときの採用試験ではなんと「早飯試験」が行われていたのだ。

というのも、永野氏は学校の成績が優秀だという理由で採用した人物は、育っていず、途中でギブアップして辞めた者も多かったからだ。

ところが、20年前に「早飯試験」で採用した者が会社の中心人物になっていたという。入社して20年ともなれば中堅だろう。最もパワーを発揮する時期にそれなりの仕事をしている者が多かったのだ。

その年の応募者は170名で、面接で約70名に絞り、彼らに昼食を食べてもらい早く食べ終わった順に33名を無条件で採用したのだった。食べるのが遅い私など初めから脱落だな。

永野氏は、飯を早く食べる人間は何をやっても早い、好き嫌い何でも食べられるのは健康な証拠だという仮説をもって採用していた。たまたまその時空腹でがつがつ早く食べた学生は合格したかも。

また一方、落とされた学生の側からみれば、成績も面接も問題ないのになぜ落とされたかのかは理解できないだろうなぁ。各社採用人数が減って厳しい現状だが、就活の学生さんには、とにかく根性でがんばってほしいものだな。