ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

将来プロの世界でメシを食っていける気質を持った人間かどうか・・・

2009年11月16日 | Weblog
「眼力」齋藤孝著より。

これもプロ野球スカウトマンの話だが、広島カープの木庭教(さとし)氏は有名らしい。野球の才能を見るばかりではなく、人間としてもどうなのかを見ているという。

技術だけならもっと上の選手はいくらでもいるということもあるらしい。しかし、プロの厳しい世界で、生き抜いていけるかどうかはまた別問題のようだ。

つまり、まんべんなく何でもできるタイプよりも、何かがとんでもなく飛びぬけている選手の方が生き残るという。もともと評判の高い選手は、お金のある球団に引き抜かれてしまうから、木庭氏は自分の眼力を磨いて徹底的に選手を探していた。

ある程度のプロとして通用するほどの技術のほかに、たとえば図太い、図々しさがあるなどもスカウトは見ているのだろう。そういう意味では、かつて一匹狼といわれ活躍した江夏(投手)オレ流で有名な落合(現中日監督)などはプロ中のプロだった。

素材さえよければ、ピッチャーで入団しても、後に守備力や打撃センスのよさで打者に転向する選手もかなり多い。高校時代に投手で活躍した選手もプロでは一流の野手になっている。本塁打王の王貞治氏などはそのいい例だろう。