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素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

筍がどっさり届く!

2012年04月22日 | 日記
 17日にいただいた初・タケノコは3日がかりで食べ終わった。日持ちがしないので3本もあるとかなり気合を入れて食べないと新鮮なうちに食べ切れない。
 
昨夜、宇治田原製茶場の情報カタログ「月刊“茶の間”4・麗春号」を読んでいたら長岡京市の小川食品工業の小川修司さんの話が紹介されていた。30年以上もの間、茹でたたけのこを全国の家庭に送り続けている会社である。
  曰く「目には見えませんけど、たけのこって、時間が経つごとに刻一刻と鮮度が落ちていってしまう繊細な食材なんです。特に根から離れてしまうと、風味や味、食感すべてが劣化していくんです。それで私は掘りたてをすぐに茹でるんです。」さらに曰く「掘ってからそのまま二、三日も置いているようなものは、もうたけのことは言えないですね(笑)うちは堀り担当の弟が、たけのこが土の中から顔を出す前に、割れ目を見つけて掘り出します。それに、たけのこ農家には『たけのこは湯を沸かしてから掘りに行け』という家訓があるほどで、美味しいたけのこは鮮度が命なんです。」そして、たけのこ本来が持っている旨みや香りを逃がさないように皮ごと茹でるという徹底ぶりに、その道にはその道のこだわりなりむずかしさがあるんだと感心した。

 初・たけのこを素早く茹でて食べきって正解だったとピースした翌日、朝市をやっているスーパーへ歩いて出かけた妻から携帯が入った。「途中で、たけのこを掘って来たおじさんと会ってたけのこを分けてもらったので、重いから自動車で取りに来てほしい」

 また3本ぐらいかなと思って車で行ってみると、段ボール箱一杯のたけのこが歩道に置かれていた。「これ全部か?」と半信半疑たずねたら「そうや」という答え。意気投合して市販の十分の一ぐらいの値段でみんな持って行けということらしい。“雨後の筍”という言葉のある通り雨上がりの朝、一気にたけのこが顔を出し、それでもなおおじさんの自転車にはたけのこが一杯入った段ボールが積まれていた。

 とりあえず礼をいって車に運んでいると、さらにこれも持っていけと麻袋に入った小ぶりの上等のたけのこ6本も追加してくれた。大ぶりのものが10数本とで「どうするんだ!」というぐらいの量のたけのこが我が家に到来。

 昨日の小川さんの話が頭にあったので、とにかく茹でなくてはと頭が“筍モード”になった。しかし、小川さんのような大鍋などないので小分けして4回、午前中はたけのこ茹でに費やした。並行して長期保存のいい方法がないかと検索した。ある人は、色々試してみた結果“たけのこは保存しない”という結論を出していた。その中で

体にいいもの食べた~い!今年もこれでバッチリ☆たけのこ保存方法 というサイトを見つけた。中途半端でない量を目の前にすると紹介されている*ビン詰め*干したけのこ*冷凍*甘酢漬けと全部試してみようという“実験者魂”みたいなものがふつふつとわいてきた。

 さてどうなることやら。
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