塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 百人一首 崇徳院御百首

2018-01-24 05:39:29 | ミュージアム巡り_2020
 次の書物は、「崇徳院御百首」(下命者:崇徳院、成立:久安6年
・1152)。
 別名、「久安六年百首」「久安百首」と呼ばれたこの書物は、崇
徳院が13名の歌人に命じて百首ずつ詠進させた百首和歌。その後、
藤原俊成に命じて部類編集が行われるはずが、保元の乱が起こり最
終的に完成まで至らなかった。
 開かれた頁の矢印の文章は、「ゆきなやみ 岩にせかるる谷川の
わすれてすえにも あわんとそおもふ」とあり、これを「詞花和歌
集」に収める際、崇徳院自身が推敲して手が加えられたと伝えら
れている。
 展示書は紅葉山文庫旧蔵、写年は不明。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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