塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 百人一首 袋草紙

2018-01-17 05:42:06 | ミュージアム巡り_2020
 次の書物は、「袋草紙」(編者:藤原清輔、成立:保元2〜3年・
1157〜58頃)。
 歌人の藤原清輔が編集した歌論書で、歌合や勅撰和歌集の故実や
考証、また歌人にまつわる逸話などが収められている。
 清輔は「ながらへば またこのごろや しのばれむうしと見し世ぞ
今は恋しき」の和歌で百人一首に載せられている。

 開かれた頁では、一条天皇の中宮彰子に仕えた女房の赤染衛門は
平清盛の娘だったという。この赤染衛門は女房三十六歌仙に数えら
れ、その和歌は、「やすらはで ねなまし物をさよ更けて かたぶく
までの月を見しかな」で百人一首に載せられている。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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