昨日は3.11、東日本大震災からちょうど8年が経った日でした。マスコミもこぞって被災者の現在を取り上げていました。胸が痛む現実を避けて通ることはできません。
8年前のその時、たまたま私が社内に居てその揺れに驚きました。机上のデスクトップは倒れるし、冷蔵庫も台から落ちたりしました。室内で固定していない物は揺れに応じて散らかりました。この程度で済み、社員を含め人身事故に至らなかったのは幸いでした。
この地震で通勤電車は停まってしまい、歩いて帰宅する羽目になったのですが、実はずっと前、阪神淡路大震災のとき、私はたまたま父親の葬儀を済ませたばかりで、震源地の淡路島に居た経験から、その後のある年の防災の日に、勤務地の千駄ヶ谷から自宅がある松戸市まで約六時間かけて徒歩帰宅の自主訓練をしていました。
自主訓練で一番焦ったのはトイレでした。その時に気付いたのは、東京のポケットパークにはどこでもトイレがあるということでした。その経験から3.11の時は焦ることはありませんでした。ただ、その時に三陸はじめ東日本が16mもの大津波に襲われたこと、福島の原発も電源が津波で喪失し制御不能になったこと等、悲劇が同時進行していたことは悔やんでも悔やみきれません。今更ながら、被災で落命された方々のご冥福をお祈りするばかりです。