木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

玄関室を考える

2011年05月06日 | 作事記
クリストファー・アレグザンダーの著した「パターン・ランゲージ」の130番に
「玄関室(Entrance Room)」というパターンがありました。
そこでは、「建物の入り口には、外部と内部の空間に跨がり、入り口であることを
明示する様な明るい部屋をつくること。」と称えられています。
それは、外側に対してはポーチ、内側に対してはホールとして機能します。
我が木偶庵の「玄関室」もこれに通ずるものがあります。



その効用を書き出してみると、
○ 玄関室の引き戸と内部のアルミドアで二重ロックとなるので防犯上の効果が期待できます。
○ 冬は北海道並みの寒冷地と化す軽井沢では、風除室として雪や寒さの侵入を防げます。
○ 自宅に帰る時に、テラスの屋外家具や自転車を収納して置けるので安心です。
○ 犬を飼っているので、夜になると犬の寝室として利用できます。(うちの犬は、昼はテラスで過ごします。)
○ イスとテーブルを置けば、リビングにはいれたくない訪問者への対応スペースとなります。
  (古民家の土間の様な働きが期待できます。)
○ 棚を設ければ物置として利用できます。
など、様々な効用が期待できる多用途空間となります。

その問題点は、唯一「靴脱ぎ」をどこで行うかです。
欧米では「靴脱ぎ」不要なので、この問題はまさに日本特有のものですが、
まだ結論は出せません。
これからの生活の中で最適解を見つけようと思います。




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