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木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

二十四節花24 大雪

2022年12月07日 | 茶湯記
大雪の花を入れます。
庭の嵯峨菊と柿の朽葉です。
合わせの掛物は・・・
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに
吉野の里に 降れる白雪
坂上是則
来年用の自画自賛の制作を始めないと・・・

丸卓 続き薄茶

2022年12月04日 | 茶湯記
続き薄茶の自主練をしようと
丸卓を出してきました。
小間なのに無理やり設置しています。

第8波でコロナ禍も終焉すると思うので
終焉した暁には
お菓子の茶会
(主菓子→濃茶→干菓子→薄茶)を
我が庵の標準茶会にしようと
お稽古に励みます。

柏泉亭

2022年12月03日 | 茶湯記
二月に社中の新春茶会を検討しているので
あけぼの山公園の柏泉亭を下見してきました。
広間から庭が見えます。
いいかと思いました。
コロナ禍でずっと茶会がなくなってしまい
今や「茶会やりたい症候群」なので
下見してるだけでも楽しい気分です。

点前疎覚3 遠州七窯

2022年11月28日 | 茶湯記
天下一宗匠は、
千利休、古田織部、小堀遠州と続きます。
小堀遠州の「綺麗さび」を実現した七つの窯があり
それらを総称して「遠州七窯」と言います。
七窯の中では、
福岡の高取焼と奈良の赤膚焼が
栄えていているような印象があります。

点前疎覚2 一楽二萩三唐津

2022年11月25日 | 茶湯記
茶碗には、格付けがあります。
その一つが、
「一楽二萩三唐津」です。
これは濃茶に用いることができる国焼の
抹茶茶碗の範囲を示しています。
千家十織の茶碗師が楽吉左衛門であることを考えると
濃茶は何と言っても楽焼ということになるようです。

点前疎覚1 千家三流

2022年11月21日 | 茶湯記
表千家の茶道を習い始めて大分たつので
習い覚えたことを整理しようと思い立ちました。
茶道は女性中心の世界なので、
お点前の本も女性向けに編集されており、
男子点前はただし書き程度の扱いとなっています。
そこで自分用に男子点前だけを取りまとめました。
千家三流から始めます。



表千家は、十五代猶有斎の時代となりました。


茶稽古 11月

2022年11月11日 | 茶湯記
11月は炉開きです。
床には茶壺が置かれています。
半年ぶりなので炉点前が少し覚束ないです。
茶を点てるだけなんだから
点前を一つに統一した方が効率が良いという
考え方もありますが、
季節を愛でるという心から見ると
炉点前と風炉点前と半年ごとに変わった方が
しっくりくると最近思えるようになってきました。

二十四節花22 立冬

2022年11月08日 | 茶湯記
立冬の花を入れます。
庭の杜鵑、数珠珊瑚、芒を入れます。
合わせの掛物は・・・
茶十徳です。
茶を喫すれば、
諸天加護 仏神の守護により幸福になれる。
父母孝養 父母を養い、孝行するようになる。
悪魔降伏 悪心邪念を除去してくれる。
睡眠自除 睡魔を払ってくれる。
五臓調和 体が整い健康になる。
無病息災 病気することなく、寿命がのびる。
朋友和合 周囲の人と和合できる。
正心修身 正常な心で修身できる。
煩悩消滅 欲望を断ち切ることができる。
臨終不乱 死に臨み、少しも惑わず、正念が得られる。
という十の徳が得られます。
茶は、昨今の肉体のみに特化した
健康食品、健康サプリとは異なり、
体のみならず心も整えるという
卓越した効能が期待できるのです。