フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

2009年のハロプロシングルを語ってみる ~レギュラーユニット編~

2009-12-29 17:49:51 | ハロプロ2009

 今日の更新は二本立てです。二本目は、「2009年のハロプロシングルを語る」です。
 各ユニット、ソロ別に、自分の意見を書いてみたいと思います。

 モーニング娘。
 今年の娘。シングルの特徴は「曲調が暗め」という事ですが、メンバーの年齢も上がり、十代のメンバーが遂に二人だけになりました。その事を考えると、今後もこのシリアス路線の延長線上で曲が作られていく可能性は高そうに思えます。
 今のモーニング娘。の良さ、ファンを増やしていくためには、その良さを多くの人に知ってもらう必要があります。やはり、ハロプロの顔として娘。が音楽番組で歌やダンスを披露する事は重要であり、娘。に興味がない他グループ(ベリ、℃など)のヲタも、ハロプロ代表として娘。のテレビに於けるパフォーマンスは見守ってほしいと思います。
 そういう意味では、おちゃらけ路線よりも、シリアス路線の方が興味のない人に見てもらいやすいかもしれません。しかし、曲自体が真面目だとインパクトが弱くなるという問題があります。その分、メンバーの歌やダンスでインパクトを与えられれば、それがベストであり、テレビを見てここ数年に娘。に興味を持った方は、歌やダンスを見てインパクトを感じたのだと思います。
 そういう現状を踏まえて、私が選んだモーニング娘。の今年のシングルで一番良かったのはこの曲です。
モーニング娘。/なんちゃって恋愛 [Dance Shot Ver.]

 ダンスをゆったりと、しなやかに見せて、更に動きを揃える。速く動いてキレで勝負するのであれば、今ハロプロには℃-uteという存在がいる。たとえば、℃-uteの「FOREVER LOVE」は一つの形を提示した。 (参考動画は→これ
 ならば、娘。はキレとは違うところで魅せる。これはいい切磋琢磨ではないですか。この曲に於けるしなやかダンスの揃い具合は、現在のアイドル界では肩を並べる存在はいないと思います。
 ただ問題は、それを求めているファン、ファン予備軍がどれだけいるのかという事。来年は、敢えて「凄いと思わせない」路線というのも、やってみてよいのではと思います。シリアスばかりでは息苦しいというのもあるかと思います。

 Berryz工房
 今年のベリはシングル三枚。昨年と同じ枚数ですが、これで定着してしまった感はあります。三枚であるなら、クオリティを求めたいところですが、、正直言って昨年から続く作り手と演者の迷いが見え隠れする一年でした。
 昨年はシリアス路線の曲がなかったため、今年最初のシングルでトライしたものの、カッコイイでもなく、聴かせるでもなく、どこへ向かっているのかちょっと掴みにくい作品となり、次作はどうするのかと心配になっていたところ、原点に帰ったかのような「楽しい系」である「ライバル/青春バスガイド」を出し、両方作られたPVもどちらも良い出来で安心しました。
 ところが、次でディスコ調に合コンソングと、また路線が大きくチェンジ。特に合コンソングの方は、「大人になってきたBerryz工房」を見せるには、ちょっとメンバーの魅力をスポイルし過ぎではないか?と思える出来で、個人的には残念に思いました。
 こうなってくると今後のベリは、毎回変化を楽しむという事になっていきそうで、本来はハロプロ内の保守派ユニットとしての存在意義を堅持してきたものが崩れていきそうで不安もあります。私としては、メンバーの大人化を緩やかに見せていく方が良いと思うのですが。
 そんな訳で、今後もこういう曲やってねという願いを込めて、この曲を選びます。
Berryz工房/ライバル

 ℃-ute
 ℃-uteは今年二人もメンバーが辞めていきました。この事は大きい出来事であり、現時点で語るとすれば「痛手」だと思っています。
 そういう激動の一年の中で出して来たシングル三枚、流れ的には昨年末に発売した「FOREVER LOVE」も含めて、基本線としては、今年の℃-uteはまずダンスありきという路線だったように思います。ダンスを魅せる上で、方向性としては格好良くという方向。これは感想が二つに分かれる結果になりました。
 大雑把な分類ではありますが、ライトファンにはこの路線は良いとされて、コアヲタには今一つ面白みに欠けると思われているように感じています。℃-uteの場合、ファン層がこのように二つに分かれるため、どちらに向けて曲を作っていくかというのは、なかなか難しい。アルバムには「★憧れMy STAR★」みたいに、どちらの層にも支持されている曲があるだけに、出来ない事はないのですが、ではどういう曲なら両方に好まれるかというのは難しいと思うのです。
 この辺の読みを見誤ると、どちらからも支持されない曲になります。いや、別に新曲の事を言いたい訳ではありません(苦笑)。
 これは娘。にも書きましたが、「敢えて格好良く見せないという格好良さ」を追求していくというのもアリではないかと思うのです。他のアイドルとの差別化を図っていく上で、某グループがダンスだラップだと来たから、こっちは次なる方向に向かおう。今までの路線を一旦閉じる、そんな潔さを2010年は見てみたい気がします。
 今年出して来たシングルは、C/Wも含めて(タイトルではなく)歌詞が栞菜へのメッセージソングにも思えた「Bye! Bye! Bye!」に始まり、カバーで久しぶりにシングルで可愛い℃-uteを出し、そして梅さんへの応援ソングに聞こえるこの曲へと歩んできました。この曲は、アレンジや曲調にオリジナリティが無いという批判もありますが、これまでの℃-uteの集大成として選んでみます。
℃-ute/EVERYDAY 絶好調!! 絶好調 Ver.

 スマイレージ
 いよいよ、来年メジャーデビューをするハロプロ久しぶりの新人レギュラーユニット「スマイレージ」。PVが既にインディーズのクオリティではありません。真野ちゃんがインディーズ時代はPVが作られなかった事を思うと、事務所の力の入りようがわかります。
 曲もPVも非常にオーソドックスで、これぞアイドルポップスです。既存のハロプロユニットが意外にこういう流れから離れているので、オーソドックスが新鮮に見えます。
 曲的には、インディーズ二作目のこの曲で既に出来上がった感があり、あまり出来映えにまとまり感を出してしまうと、新人としての新鮮味が薄れてきそうで余計な心配をしてしまいますが、まだ四人の声を巧く束ねていくという課題もあるし、これからが非常に楽しみな新人です。
スマイレージ/あすはデートなのに、今すぐ声が聞きたい

 長くなったので、ソロや派生ユニットは明日書きたいと思います。すいません。

 2010年ハロプロコンサート「モベキマス」のグッズが発表されました。遂にスマイレージのグッズ来ましたね。英語ロゴは旧名で、これは個性を感じるので良かったです。
PC
http://www.helloproject.com/goods/tour/2010hello_mobekimasu/index.html
携帯
http://www.hpm.jp/goods/mobekimasu/?uid=NULLGWDOCOMO&vl_sesid=8390_412135

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東京瑞光日記 ~神楽坂~

2009-12-29 10:43:19 | 写真とカメラ

 今日は記事を二本立てにしたいと思います。まずは、不定期連載シリーズ「東京瑞光日記」です。

 秋も深まってきた11月上旬。私は総武線飯田橋駅へとやってきた。飯田橋駅の西口を出たところに緩い坂道がある。そこは神楽坂(かぐらざか)の入口である。神楽坂は、四谷、後楽園
などの周辺の町と比べて静かな町。
 私は早速、一眼レフカメラ「オリンパスE-410」をバッグから出し右手に持って歩き始める。
 坂道は商店街になっていて、たくさんの店が並んでいる。カメラを持って歩いている人は自分だけではなく、そのせいかあまり目立つ事なく、自然な表情を切り取る事が出来そうだ。スナップを撮る上で、写真を撮っている事を周りに意識されないという事は重要で、商店街を撮る今回の撮影では、その辺りを心がけながら撮影をしてみたい。
 では、さっそく美味しそうな店を一枚。

 こういう町の静かな日常を見て、それをさりげなく撮るのは楽しい。写真に炭火の匂いが感じられるような一枚にしたいと撮影。

 神楽坂はお洒落なカフェや雑貨屋が目につく。年齢層はやや高め、というか大人の町である。
 
 一軒ずつ眺めていったら、結構な時間がかかりそうな充実度である。じっくりと買い物を楽しむ方達を見ていると、ゆったりとした時の流れに心が落ち着く。こういう東京もいいものだ。

 商店街から横道に入ると静かな住宅街。そこには、午後の日だまりと日常がある。逆光で写すどこにでもあるような道、人、家並。

 再び商店街を歩く。家族連れの姿もちらほら。地元の人か、観光に来た人か。神楽坂は、ショッピングとグルメ観光の町である。大人の町に子供は何を見つめるのか。

 ゆったりとした時間が流れるという事は、お年寄りにとっても居心地が良いかもしれない。歩く人、佇む人が優しい表情になっているような気がする。一眼レフを持った白人女性も、そんな空気を切り取っていた。
 
 神楽坂は料亭の町でもある。裏道に入ると、そういう店が並んでいる。ランチをやっている店もあるから、手軽に楽しめる料亭の味を求めてやってくる人達もいる。裏道の空気はまた一味違うものであるが、こういうハイソな空気もまた神楽坂なのだろう。


 私は、これからどちらの方向に行くか迷っていた。ゆったりとした空気か、ハイソな空気か。結局、どちらも選ばず神楽坂を後にして、慣れ親しんだ本の街神保町に向かうのだった。

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