フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

秋を旅する~玖珠町の西日~

2007-10-15 22:26:30 | 町と旅
昔、東京パフォーマンスドール(TPD)が好きで特に穴井夕子のファンだった私は、オリコンの誌上で穴井ちゃんの故郷が大分県玖珠(くす)郡玖珠町と知り、出かけてみようと、ある九月の日に旅立ったのであった。

高校の修学旅行以来の九州に気分が舞い上がりながら、長崎~熊本~大分と周り旅三日目の夕方にJR久大本線豊後森(ぶんごもり)駅に着いた。西日の差すホームに隣接して草むした空き地があり、そこに使われていない朽ち果てた煉瓦造りの機関庫があった。そのなんとも言えない淋しい眺めを横目に、小さな駅前広場に出た。
今晩の宿をまだ決めていなかったので電話帳を見ると、玖珠町にはホテルは無さそうなので、一軒の旅館に電話を入れた。

宿泊場所が決まり安心したが、まだ夜には少し早いので、玖珠町散歩を開始した。オリコンに紹介されていた穴井ちゃんの通っていた学校などを見て回る。小さな盆地町の玖珠町は、歩きでも大体を見て回れるくらいの規模だったが、駅から学校の辺りまではポツポツと人家もあり、時折人とすれ違った。西日に照らされる小さな学校と小道。ここからアイドルが生まれたのだ。

歩いているうちに日が暮れてきたので、駅近くの居酒屋に入った。飛び込み客なので夕食は無いと、旅館への電話で告げられたからだ。
しかし、店のメニューには、これといった変わった物がなく、あまり長居する事なく店を出た。味はまあまあだった。
少し物足りない気分で、酒屋で玖珠郡の地酒を買い旅館へ向かった。山が近いからか、日が沈むと九月と言えども肌寒かった。

旅館は民宿みたいな小さな旅館で、電話の時より愛想の良い女将さんというか、この家の奥さんに迎えられ部屋へ入る。宿泊客はあまりいないようだった。
十人くらいは寝られそうな広い部屋に荷物を置き、女将さんに案内されて風呂に入る。田舎の家庭の風呂的なサイズの風呂でくつろぎ、部屋に戻りテレビをつけると、隣の部屋から突然女性の「キャー」という声が聞こえた。何事かとしばらく身構えていると、突然その隣の部屋から別なトーンな女性の声が聞こえてきた…。
まだ八時なのにと、苦笑いしながら先ほど買ってきた地酒を飲むために、女将さんからコップを借りようと下に降りたら、今度は女将さんが台所にいる自分を見て驚きの声を上げた。
一人旅の者が観光地でもない町にやってきて旅館に泊まると、傷心の旅の果てに…な事をしでかさないかと心配されるらしいと聞いてはいたが、その驚きぶりに、こちらもビックリだ。

コップを借りて一時間ほど酒を楽しんだあと、自宅に電話をかけるために再び下に降り、今度は女将さんを驚かさないように一声掛けた。
土間にあった旅館用の外線電話は、一旦オペレーター相手に、繋いでほしい番号を伝えるシステムになっていた。まるで海外通話みたいである。
電話を済ませて、女将さんにお礼を述べると、女将さんが「もしかして横浜のほうの方ですか?」と聞いてきて立ち話が始まった。
オペレーターに告げた市外局番が、という女将さん。聞けば、娘さんが就職で玖珠町を離れて、横浜で一人暮らしをしているのだという。若い人はみんな大人になると都会に出てしまうのだと、女将さんは寂しそうな横顔で話した。私の脳裏には穴井ちゃんの姿がダブって浮かんでいた。

翌朝は、西日に負けないくらいの朝日を期待していたのに曇り空だった。朝食のテーブルを隣合わせた、昨夜の隣のお騒がせ宿泊客は、中年男性と三十代くらいの女性だった。観光地でもない所に宿泊するような客は自分も含めて、人様には説明し難い旅をしているようである。

今回のBGM HISTORY / 穴井夕子
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松浦亜弥2007秋ツアー「ダブルレインボウ」in座間 夜公演 ~トークで繋ぐステージと客席~

2007-10-14 22:04:55 | ライブ!2007
松浦亜弥座間公演夜の公演の話です。

夜は一階で観る事になりましたが、やはり盛り上がりが違う。客席も昼でセットリストがわかったためか、イントロで歓声が起きたりはないものの、心の余裕を持って曲を受け止める。

ステージに組まれたセットは割とシンプルなもので、モニタもなく後方にスクリーンがあるのと、中央に階段が設けられている程度だけど、ステージ手前両端から上方にかけて虹をイメージしたアーチが二本架けてあり、公演中はそのアーチに曲のイメージに合わせた七色の照明が映し出されて綺麗でした。

さて、コンサートの中身です。
やはり改めてあややシングル初期曲は、なんだかんだで会場盛り上がりますなあ。フリコピという、ベリキュー現場によく見られる観戦スタイルは、ハロプロに於いては亜弥コンが発祥ではないかと思われますが、シングルの曲ではフリコピしてる人が多数。もうお馴染すぎるナンバー達は、ステージの松浦さんを見て真似しなくても頭に入っているから余裕。そんなヲタ達の華麗なダンスに負けじと、「宇宙でLa Ta Ta」でダンサー登場。ミチヨとカオポンの二人の鮮やかなステップに客席も拍手。この曲は、ダンサー二人が単なるバックダンサーに終わらず、松浦さんと三人で連動したダイナミズムを表現していたと思います。

ダンサーがコンサートに華を添えるなら、途中から登場して中盤から後半を彩ったバンドの音の厚みは、やはりCDに使われている伴奏をただ流すのでは味わえない魅力があります。
それも、バラード曲を演奏するなら今までの松浦亜弥ツアーでもあった事ですが、「トロピカール恋して~る」のようなアップテンポ曲をバンドの音で演るのもまた新鮮。しかも、あまり違和感がない。原曲の良さを残しつつバンドサウンドで表現する試みはうまくいっていたのではないでしょうか。

そして、ダンスや歌だけでなく松浦亜弥コンサート名物「トーク」も快調。
昼は、一年ぶりのツアーだという話に始まり、「14歳でデビューして~」というところで客席から「ええ~っ?」という恒例のダメ出しが起き、「もうその(年齢詐称)ネタ飽きない?」と笑顔でやりかえした松浦さん。
夜は、家族がいきなり家にやってくるので困るという話題から始まり、客席の「ええ~っ?」を何度も浴びてはやり返し、しまいには「この、ええ~っ?を録音して目覚ましに使いたいよ」とまで言わしめたステージと客席のキャッチボール。夜は昼よりトークが明らかに長く、公演時間も比例して伸びて二時間近い公演になっていました。

トークと言えば、こんな事もありました。
いつも松浦亜弥コンサートは女性の姿がやけに多いのが特長で、この日も多かったのですが、途中の衣装替えでローズレッドのゴスロリ調で現れた松浦さん。衣装の感想をたまには女性に聞きたいと客席に振ると、「かわいい~」という女性ファンの歓声。これに気を良くした筈が、続けざまに聞こえてきた男からの「かわいい~」には冷たくピシャリ…なんてシーンもありました。

ハロプロ関連のコンサートでは、一番客層のコア度や雰囲気が薄いと言われる松浦亜弥コンサート。でも、ハロプロの他の人の公演では味わえないステージと客層による愉快でテンポ良いコミュニケーションがそこにはある!
それはかけがえのない財産として、松浦亜弥とヲタとの間に見えない絆として確立されつつある! トークにおけるヲタによる合いの手と言えそうな「ええ~っ?」を録音したいとまで言った松浦さんの言葉こそまさに、「貴重な瞬間」だったのではないでしょうか。
これから、今回のツアーに行かれる方。歌はもちろん、ダンサーやバンド、そして松浦亜弥トークも存分に楽しんできてください。様々な楽しみ方が出来る今回のツアー、まさに七色な楽しみに溢れています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松浦亜弥2007秋ツアー「ダブルレインボウ」in座間 昼公演 ~昔と今の融合~

2007-10-14 14:07:02 | ライブ!2007
松浦亜弥ちゃん2007秋ツアーが昨日から開幕しました。タイミングよくニューアルバムも10/10に発売されたばかり。アルバムもツアーもタイトルは「ダブルレインボウ」。「貴重な瞬間」という意味です。亜弥ヲタにとって、松浦さんに会えるコンサートはまさに貴重な瞬間。そんな一時に触れてまいりました。

ハロプロ関係がツアー初日によく使う会場「ハーモニーホール座間」。今年も、娘。春ツアーや、GAMツアーや、ベリ夏ツアーで初日使用されています。開演30分前に会場に到着。まずはグッズ売り場をと覗くと、初日なのに…な状態。まあ、あまり亜弥ヲタはグッズに執着心はないとは思われますが、少し寂しい光景。売り場には、昔のパンフレットが売られてましたが、2002秋のパンフレットが早速売り切れてました。これはめでたい…のかな。

手元のチケットは二階席。座間はコンパクトなホールだけど、二階からだとさすがにステージは遠い。
その遠いステージの幕には、ツアータイトルが虹色で映し出されていた。タイトルにちなんだ七色の照明演出は開演後も続き、ステージが遠い二階からでもその綺麗さを堪能。
そして、照明が徐々に落とされていきスタート。一曲目は新曲「笑顔」。松浦さんはヤッパリ上手い。ただし曲はワンコーラスで残念。もっと聴きたかったよ。

初日の初回公演は、関係者以外はセットリストがわかりません。したがって客席も、流れて来るイントロで一喜一憂したりするのが初日の一コマ。早速二曲目のイントロから歓声が!そう!聴きなれたデビュー曲「ドキドッキLOVEメール」のイントロ。

実は今回のツアーは、アルバムを中心に聴かせる曲が主体であろうと、予想していました。このざわめきを聞くかぎり、そう予想している人はやはり多かったのかもしれません。
ドキラブで盛り上がる客席。なんだかんだで、みんな昔の松浦亜弥ナンバー好きですねえ。
イントロでの歓声は、その後も何度も起きました。「LOVE涙色」、「ナビが壊れた王子様」、そして中盤に差しかかる時にステージにバンドが現れた時にも、大きな歓声が起きました。
昔の曲も楽しみつつ、亜弥コンではお馴染になりつつある生バンドコーナーにも拍手をもって迎える。そんな柔軟性を持ち合わせた客席が心地好い。二階席だからステージは遠いけど、そんな雰囲気が温かく伝わってくる。

初回のほどよい緊張感が伝わる昼公演を楽しみつつ、夜も観る自分は実は体力温存していたのでした。
てな訳で、公演の詳細と夜の部は次回に続く。

セットリスト

01. 笑顔
02. ドッキドキ! LOVEメール
03. LOVE涙色
04. 灯台
05. 宇宙で La Ta Ta
(ダンサーのみのパフォーマンス「GET UP! ラッパー」)
06. 100回のKISS
07. 引越せない気持
08. 女 Day by Day
09. ナビが壊れた王子様 (LOVE CHANCE)
10. blue bird
11. 今はレットイットビー
12. 砂を噛むように…NAMIDA
13. HAPPY TO GO!
14. トロピカ~ル恋して~る
15. 桃色片想い
16. 絶対解ける問題 X=?
17. Yeah! めっちゃホリディ
EN01. ダブル レインボウ
EN02. I KNOW
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハロウィンはヘケートの仮装がしたい

2007-10-13 10:01:37 | ハロプロ(娘。)
最近、ヲタはともかくハロプロメンバーも「藤本美貴」の名前を出さなくなり久しい今日この頃ですが、ラジオで今でも藤本さんの話題を語る道重さゆみさんがやってくれました。

「ハロウィンでしてみたい仮装はヘケート。藤本さんみたいに」

さゆ(涙)。いい子や(泣)。
さゆは、ラジオで「藤本さんの卒業コンサートをやりたかった」と以前語っていた事もありました。ミキティは「卒業」じゃなく「脱退」じゃないのか?とも思いますが、さゆの中では卒業なのでしょう。でも、脱退では記念コンサートは出来ませんから、現実は何も行われずミキティは娘。を去って行った訳でした。
しかも、事務所とは相当揉めたという噂もあるくらいだからか、その後元々予定されていた仕事を一通りこなした後は、秋からは仕事無し状態。ラジオのレギュラーもなくなり、ハロプロ正月公演も出演無し。
娘。リーダー職を放棄するような形で辞めたペナルティは仕方ないですが、娘。メンバーも口止めされているのか、話題にしない現状は少し淋しくもあります。

そんな中、さゆだけが何故か「藤本さん」をよく話題に出すのは何故だろう?
さゆは、ああいう形で脱退という処分で突如ミキティを辞めさせた事を納得していないのかもしれません。辞めさせるにしても、ファンの前で挨拶させたかった。或いは、そもそも辞めてほしくなかったのかもしれません。
他のメンバーも、脱退を淋しく思っている子もいるのでしょうけど、なかなか話題としてミキティは取り上げにくいムードもあるのでしょう。ミキティに対しての具体的な思いを明かしてくれるメンバーはなかなかいません。正直、ハロモニ@でよく絡みのあった亀井さんあたりは、たまにはミキティの事をラジオなどで話題にしてほしいとは思いますが。

このまま、フェードアウトという形にすらなりかねないミキティに、人々の記憶を呼びさますかの如く「藤本さん」を話題にしていく道重さゆみ。
周りが話題にしない辞めた人を自分だけ気にする事で、自分を良く見せたい事から来る行為?と勘繰る人もありましょう。えー、もしかしたら一連の藤本さん発言は計算かもしれません…な事はない。多分ない。

例えどんな辞め方をしようが、例え周りがどんな扱いをしようが、藤本美貴さんは私にとっては大事な存在なんだ!
そんなさゆの心のメッセージと受け取り、その心意気を忘れずに、いつかまた藤本美貴さんとステージで再会出来る日を待ちたいです。

今回のBGM Forget me not / Bonnie Pink
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秘密のウ・タ・ヒ・メ

2007-10-11 21:56:22 | ハロプロ(ベリ)
狼を見ていたら、Berryz宮殿DVDが出るまでは、にょきチャンDVDが最強だよな?というスレがありました。
にょきにょきチャンピオンツアー(2006春)のセットリストが最高だという事で話が盛り上がっていたのですが、その理由として「秘密のウ・タ・ヒ・メ」がセットリストに入っているというのが大きいようでした。

「秘密のウ・タ・ヒ・メ」
シングル「21時までのシンデレラ」のC/W曲。2005年夏に発売されたBerryz工房8人体制でのラストシングルのC/W曲である本作は、良曲揃いのベリC/W曲の中でも特に良曲C/W曲が続いていた頃の曲であり、ベリがある意味ベリらしかった頃の曲でもあります。


てな訳で久しぶりに、にょきチャンDVDを再生してみました。
「髪型微妙なメンバー多い(苦笑)」は、さておき、いきなりイントロで千奈美が手拍子要求。伴奏時に客席は頭上ハンドクラップで、BメロではPPPHという、ベリコンでは珍しいノリになっていました。そんな事を客席でやったかどうかは、全然憶えてないんですけど(苦笑)。
でも、フリコピに夢中なヲタが少ない分、客席が非常に盛り上がっている。こういう雰囲気の方が、フリコピ大会な客席より好きだな。ベリの振り付け自体も、カワイイ系な感じにまとめて単純な振り付けだし。こういう感じな、無理してない的な振り付けのベリ曲の方が良いと思う自分。

「秘密のウ・タ・ヒ・メ」は、ファンク調アレンジにカワイイ歌詞が乗っかった素敵なナンバーです。実は私は、この曲がベリC/W曲の中では一番好きです。
デビュー時以来、ベリ曲に一貫して描かれているテーマ「青春の日常と悲喜こもごも」が色濃く反映された内容な曲であり、メンバーの当時の平均年齢からするとチョッピリ背伸びした内容の歌詞のくすぐったさが絶妙なのです。

にょきチャンツアーDVDと、今度発売されるBerryz宮殿ツアーDVD、どちらが出来が良いかはともかく、2006年春のBerryz工房が放っていた魅力は、にょきチャンツアーDVDでなければ見られないのも事実で、七人体制になり初のツアーであったこのツアーがもたらした緊張感からか、メンバーがいい表情をしていたのが改めて確認出来ました。
その姿を見ていると、まだまだ今だってメンバーは成長出来るし、覚醒出来るんじゃないのか?と思わずにはいられません。今、目立っていないあの子。今、安定状態なあの子。秘密の才能は隠さず開花させて欲しいですよ。
なんか小さくまとまってほしくないなと、夏の記憶も思い出しながら、にょきチャンツアーDVDの「秘密のウ・タ・ヒ・メ」を見るのでした。

今回のBGM 秘密のウ・タ・ヒ・メ / Berryz工房
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高橋愛がリーダーなら

2007-10-10 22:06:51 | ハロプロ(娘。)

安倍さんの事故について書くか、石黒彩離婚について書くか、色々考えたけど気が沈むので娘。OGネタは止めて、先週書こうと思い保留していた話を書きます。その話とは、
「高橋愛ちゃん新聞に載る」です。
新聞に載ったと言っても何かあった訳ではなく、毎日新聞インタビューです。なかなか良い内容だったんで以下に引用します。


学校と私:先生のCDが「娘。」のきっかけ=歌手・高橋愛さん
 ◇歌手(モーニング娘。)・高橋愛さん

 福井県の田んぼしかないような田舎町で育ちました。今でもなまりが抜けません。小学校2年生の時にバレエを習っていた級友に影響されて、母に「どうしてもやりたい」とお願いしました。体が柔らかくて床にぺたっと、開脚ができるのを見せたら、納得してくれたようです。その後、中3の途中まで6年半、地元のスクールに通い続けました。モーニング娘。を知ったきっかけは、担任の若い男の先生が教卓の引き出しにこっそり入れていたCD。そのころから少しずつ「娘。」を意識するようになりました。

 中学校には全国大会レベルの実績を持つ合唱部があり、新入生勧誘時の先輩方がカッコよかったので迷わず入りました。毎日他部の生徒が帰る時間をとうに過ぎても、必死に練習をしていましたね。中3からは声楽のレッスンにも通い始めました。高校では音楽系の学科への進学を希望していたからです。宝塚にもあこがれていました。夢を目指し歌と踊りのけいこづくしだったあのころが懐かしいな。

 そんな中「娘。」の5期オーディションを締め切り直前に知りました。ぎりぎり応募が間に合って名古屋や東京での審査や合宿での最終選考を経て合格した時は、ぼうぜんとしました。負けず嫌いの性格ですが、まさか選ばれるとは思っていませんでしたから。

 この世界に入って苦労したのは、何よりも「歌い方」です。合唱部のころは楽譜でしっかり曲を覚え、裏声で歌うように教わってきました。カラオケは禁止です。ところがポップスは地声で16ビートが基本。プロデューサーのつんく♂さんからは「音楽は楽譜がすべてじゃない。表現力だ」と加入当時言われました。

 今年「娘。」は結成10周年。中国人留学生も2人加入して新しい時代を迎えました。記念すべきこの年にリーダーを任され、とても幸せに思っています。コンサートは年間約70公演、イベントなどを含めると年間100公演を超えます。へとへとになるほど疲れることもありますが、多くの方々の共感を得られるような心のこもった歌を、一生懸命歌っていきたいです。


このインタビューを読んで思ったのは、愛ちゃんが現在を「新しい時代」と表現している事(スタッフk誰かが用意したんだろうというツッコミはナシね)。そして、記念すべき時期にリーダーを任される事を「幸せ」に思っている事。

今年、モーニング娘。のOGの方が何人も芸能ニュースを騒がせてきました。過去に栄光があった者が犯した現在の過ちに対して、色々言われるのは当然であり、栄光があったからこそ、必要以上に批判も受ける。しかし、「モーニング娘。」という看板を背負っているのは、現在所属するメンバーです。
今やマイナスイメージだらけの、この少し埃の付いた看板を背負う事を「幸せ」と言った愛ちゃん。聞くところによると、今の娘。はメンバー全員が愛ちゃんを慕っているのだそうだ。その雰囲気は、ハロモニ@を見ていても伝わってくる。番組そのものは、今も相変わらずイマイチな構成だけど、メンバーのヤル気は以前より感じる。特に、田中れいなさんは夏頃からとても明るく番組を楽しんでいるように感じるし、留学生ジュンジュン、リンリンもとても楽しそうな笑顔で参加している。

昔みたいに、メンバー間に緊張感がある娘。も悪くないけど、リーダーが後輩達に近い目線で愛され、和気あいあいな現在の娘。がいい。決して、それは馴れ合いという質のものではない気がします。

  今回のBGM  King of Pain / The Police

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ともいきに歓声が起こった日

2007-10-09 21:11:45 | ハロプロ(エッグOG&研修生)

ハロプロ文化祭にお馴染な物と言えば?
「エコクイズ」、「エコモニ。」、「BLT会場限定ver」、「モーニング娘。ご当地寿司」… 等と色々ありますが、これも定番です。その名も「ともいき・木を植えたい」
彼女達も、毎回文化祭ステージで活動報告と歌を披露してくれています。
ともいきは、ハロプロエッグのメンバー数人から構成されるユニット。毎年微妙にメンバーが変わっていたりしますが、実は℃-uteの有原栞菜ちゃんは、ともいき出身だって事を知ってました?

ともいき、以前は客席のほとんどのヲタが「君達は誰?」状態でした。今も昔も、一通りの自己紹介をニックネーム付きで行っている訳ですが。かつては客席も「仕方なく」名前を叫んであげていた感じでした。例えば、初期から現在までともいきに参加を続ける能登有沙さんを例にとると、
のっち「能登有沙です!のっちと呼んでください」
ヲタ「(なんだよ、そのなっちをパクったみたいなニックネーム…と思いながら)のっち~」(少し失笑まじり)

私は毎年、ともいきのステージを見続けてきて、この子達がハロプロに於いて陽の当たる場所に立てる日はいつか来るんだろうか?と多少クールな視線で見つつ。でも、プロフィールがほとんど公表されない(※)エッグなのに、名前を公表しているという事はデビュー近いのか? と、毎年生温かく見守ってきました。
(※今年春からエッグのプロフィールも公表された)

でも、毎年観ていくうちに少しずつ小さな思い入れも芽生え始めたのも確かで、中でもニックネームのインパクトと素朴な笑顔に惹かれて、段々とのっちが気になり始めました。
そして、めでたい事に昨年末に発売されたハロプロオムニバスCD、DVD「プッチベスト7」に、ともいきの曲が収録されました。
実は昨年の文化祭あたりから、ともいきの曲は盛り上がりが起き始めていましたが、それはあくまで「歌のコーナーが短いから、歌ならなんでもいいからノっておけ」というヲタ心理だったと思います。

ところが、今年の文化祭は去年以上にともいきの曲で盛り上がり、更に自己紹介で声援が飛ぶまでになりました。モリサキちゃんあたりは、かなりの声援が飛んでましたし、他のメンバーにも結構声援が飛んでました。
それは、以前のように「とりあえず叫んでおくか」という義務的なノリではなく、メンバーを応援してる声援だったと感じられました。毎年、この場所でしか生で観られないともいきの歌にも、「ただ盛り上がりたいから」なヲタだけでなく、このメンバーを応援している気持ちを込めた声援が飛んでいたように思えます。

今年のともいきの歌は口パクではなく生歌でした。声がうわずったりした箇所があったのは、未熟さ故にではなく、感激からだと思う事にします。

のっちは音楽ガッタスに参加しているから難しいかもしれませんが、今回のともいきメンバー「能登有沙、古川小夏、森咲樹、湯徳歩美、前田憂佳」で、ユニット作ったら良いバランスだなと、歓声を浴びるともいきメンバーを観ながら思った文化祭ステージでした。

今回のBGM みんなの木 / ともいき・木を植えたい
ともいき・木を植えたい 公式サイト
http://www.tomoiki.tv/kiwouetai/
ともいき・木を植えたいについて詳しく書かれたWikiのページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%8D%E3%83%BB%E6%9C%A8%E3%82%92%E6%A4%8D%E3%81%88%E3%81%9F%E3%81%84

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「安倍なつみ交通事故」というニュース

2007-10-08 18:21:28 | ハロプロ2007
先ほど、なっちこと安倍なつみさんが交通事故を起こしたという話を知りました。
安倍さんの運転する車が地下駐車場を出ようとした時に、バイクと接触したとの事。

今は出先なんでネットで軽く情報を見ただけで、事故についての詳細とかわからない点もありますが、疑問としてまず浮かんだのが「事務所は何故車を運転させる事を許可したのか?」です。

安倍さんが自動車免許を取ったという話は、狼あたりでそういうスレを読んだ記憶がありましたが、まさか運転はさせていないだろうと考えていました。運転する事によってもし何かあれば、そのリスクは大きいからです。それは、自身が事故で怪我をする可能性はもちろん、ハンドルを握る以上はいつどこで加害者になるかもわからないというリスクもあるからです。
安倍さんは、ライブ、舞台、ドラマと色々仕事をこなしている事務所的には看板タレントの一人と言えましょう。もし何かあって仕事に穴を開けたら、各方面に迷惑がかかります。安倍さんは以前、盗作疑惑で謹慎した過去があり、仕事に穴を開けるのはもう避けたい立場でもあります。

また、交通事故というのは、いつ我が身に降りかかるかわかりません。その予期せぬリスクを少しでも回避するためにも、タレントが自らハンドルを握るのは相当な自覚が必要なのではとも考えます。
安倍さんは元々運動神経が良い方ではなく、事務所も免許を取る事には反対だったと聞きます。しかし、結果的に許可した事務所、車を所有した安倍さん、これはお互いの責任であり、安倍さんのリスクへの自覚欠如と言われても仕方ないと思います。

被害者の方が、それほど大きな負傷を負わなかったのは幸いでした。
安倍さんも深く反省しているでしょうが、このような事がまた起こらないように、事務所の管理もさる事ながら、各メンバーも自覚と注意を持ってほしいと思います。

それにしても、今年のハロプロは成人メンバーによる不祥事(と敢えてひとくくりにするのも乱暴ではありますが)が続きますね。ホント、一度メンバー全員に社会教育みたいな場を設ける事が必要かと思いました。ちょっと、マイナスイメージになる事が続き過ぎですからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーニング娘。文化祭 気になった事を一言

2007-10-08 11:45:15 | ライブ!2007

文化祭に一言(では済まないが)編です。

・チケット安くならないの?

当日料金1,800円って、ハロプロ目的ではない家族連れが気軽に入れる値段ではないですね。会場に居る家族連れの多くは、スポンサー招待券で来ているんだろうけど、こういうイベントってたくさんの人に来てもらって成功と言える類のものではないのかな?
せめて、二日通し券とかを割引価格にて前売りで発売するとか、ファミリーパック割引やるとか、来てもらうためのサービスを工夫してほしいな。

・各ブースの集客の差

第一回目の頃からずっと目にしている光景ですが、ハロプロにちなんだ展示や販売をやっていなくて、家族連れ向けでもないブースは来客が少なく閑散としてますね。出展する事が目的になっているなどという企業の自己満足ブースが多くちゃ、イベントは盛り上がりません。
ここは割り切って、ハロプロと各ブース絡むのが良いでしょう。各ブース毎に、イメージキャラクターを設定し、そのメンバーの再生紙トレカを販売する。販売するだけでは展示を素通りされてしまうので、簡単な無記名アンケートを書いた人にのみ販売する。どうでしょう?安易な考えかもしれませんが、人の居ないエリアとかを少しでも減らすのも大事です。ステージとグッズとフードコートとファミリーステージにばかり人が居るので。

・飲食物の充実を

毎度思うのですが、食べ物の値段が高い!弁当が千円前後とかテーマパーク価格です。せめてもの救いは、一回だけ会場外に出られるので、食事は外でも出来るという事か。
飲み物類の販売数が少ないという問題も今回あったようです。昨日は天気が良かったから売れ行きも良かったみたいで。

・ステージ

今回はメンバーが話を聞いているだけのコーナーがいくつかあり、ステージ的にはイマイチでした。今回は歌のコーナーの曲数が増えたり、エコクイズにメンバーがロケして出題する問題があったり、改善もあっただけに、次回はメンバー参加形式のコーナーをもっと増やしてほしいな。

それにしても、来年もあるのかなこのイベント?去年もそんな事を思いながら会場を後にした訳ですが(苦笑)。
イベント自体は、楽しまなきゃ!とがっつくより、まったりと楽しむが一番いいと思える内容なのは毎回の事ですが。このまったり感は、これからも大事にして欲しいなと思っていたりします。もし来年もハロプロ参加で開催するなら…の前提ですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化祭の熱気で地球温暖化もストップ? ~パシフィコ横浜レポート~

2007-10-07 21:10:07 | ライブ!2007
今年も行ってきました文化祭。正直、去年あたりは「来年はもう行くのやめよ」とか思っていたりしたのですが、やはり「行かない後悔より行って後悔」です。そして、事前情報聞いてると、それなりに行きたくなったりもします。

去年もそうでしたが、のんびり開始時間過ぎて入場。11:00前でしたが並ばず入れたし、グッズ列も空いてました。それにしても、入場料当日料金1800円は高いですよね。無料招待券で来る一般客もいますが、その分のしわ寄せがこの価格なんだとしたら納得出来ないですね。まあ、事前にオクやチケ屋で格安チケット押さえなかった自分が悪いのですが…。

とりあえず、グッズ列には向かわず東京ニュース通信社ブースへ。
ここでは、10/4に発売されたBerryz工房夏ツアー写真集と℃-uteキューティーサーキット旅日記(という名の写真集)を購入予定。
写真集買う前に、文化祭会場限定の月刊BLTを買う。限定仕様は全6種で、モーニング娘。が二種類、美勇伝、エコモニ。、Berryz工房、℃-uteとありました。特典として、各ユニットのエコパンフレットがおまけで付いてきます。BLTは、6種類のバージョンがあると言っても表紙が違うだけなんで、℃-uteだけ買いました。なので、エコパンフレットは℃-uteのみ貰えました。
その後、隣の列の写真集売り場へ。
ベリキューのツアー写真集には会場特典があると聞いたので、実は今日まで買わずにいました。その特典とは「ベリキュー下敷」!両面仕様で、ベリと℃が片面ずつ。この下敷はベリキュー合わせて二冊購入で貰える流れでしたが、元々両方買うつもりの自分は無問題。めでたく特典も写真集もゲットしました。
余談ですが、東京ニュース通信社ブースの人達は、とても気持ちの良い対応だった事を付け加えておきます。明るく楽しくお買い物!なブースでした。

BLT限定&写真集二冊。ここでグッズ熱は燃え尽きた(苦笑)自分は、友人と合流してステージへ。
しかし、買い物がのんびり過ぎたか、ちょうど目当ての一つである「ともいき」が終了。
残念ではありましたが、アニメコーナーが始まりました。今回の文化祭ステージの目玉企画、ハロプロアニメソングコーナーです。まずは、Buono!登場。ヲタの叫び声音量アップ。「ももこ~」「みやび~」「あいり~」みんな必死過ぎ(苦笑)。よくよく考えてみれば、メンバー三人とも必死系ヲタが元々多い傾向である事に気づくのは歌が終わってからであった…。
一人ずつ挨拶の後は、桃子がBuono!の名前の意味などをいつものように「甘い甘い桃子ワールド」全開で語る。もちろんマイク持つ手の小指を立てて…。
肝心のBuono!の曲はライブ映えする曲で、午後のステージでは客席後方は凄いヲタ芸祭になっておりました(苦笑)。
Buono!に続いては、アテナ&ロビケロッツ。ノースリーブ衣装で胸元が白で、ガキさんはピンク基調の、三人は黄色基調のスカートでした。
一人ずつの挨拶の後に、なっきーが決めの振り付けの解説を披露。なっきーキャワ!(爆)
実は文化祭出かける前にTVアニメの方で、初めてこのロビケロッツの曲聴いたのだけど(←のんびり会場到着な理由その1)、生はアニメ以上に楽しく感じられる曲なんで感激。明るく楽しく爽やかに。ガキさん率いる中学生トリオなロビケロッツは歌い踊っておりました。サビに℃-uteの「YES!しあわせ」の振り付けみたく、右手を伸ばして上下させるのがあり、振り付けも気に入りましたよ。発売が待ち遠しい!
ちなみに、ガキさんの脚については、後から怪我していた事を思い出したくらいな状態であったと記しておきます。
楽しく盛り上がってきたステージ、締めは月島きらり。新曲「チャンス」を明るく楽しく披露。いつもの事ながら、小春は月島きらりの時は「きらりモード」に入っていて、声までいつも以上に高くなる。大したもんだよ久住小春。そして月島きらり。ただ、新曲はまだピンと来ないスマン。

その後は色々コーナーあり(省略)、最後はモーニング娘。の環境寸劇改め環境朗読会。
朗読?寸劇やんないの?
残念すぎる。吉澤ひとみ無き今、誰が客席を叱るのか?前にあった、矢○真里を茶化した台詞に続き今年は誰を茶化すのか?と、変な期待してたんですがね。さすがに、朗読じゃヲタも盛り上がれず無念な雰囲気。
そして、ラストは毎度お馴染「HELP」を、娘。ベリキュー美勇伝で合唱。さゆがセンターな姿が見られるのは、エコモニ。がある文化祭だけだな(しみじみ)。

~次回、文化祭一言言わせて編に続け~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする