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「過去記事を振り返る」 ℃-ute 「忘れたくない夏」 仙台公演レポート ~近すぎて 楽しすぎて~

2013-11-15 23:28:59 | ライブ!2008

 この記事は2008年9月2日に発表したものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/7639708b28c2d3a1f07cc8886dfc2453


 パシフィコ横浜で℃-uteコンサートを観た私は、翌朝鈍行を乗り継いで仙台へとやってきました。℃-uteのZepp Sendaiライブを観るために。
 大ホールでの公演の翌日、千人に満たない観客を集めてライブハウスでスタンディングライブを行う。素晴らしい振り幅。更に個人的な付け足しをするなら、パシフィコの前日は百人に満たない人数を集めて、事務所ビルの1Fでイベントだった訳ですが。

 Zepp Sendaiは定員1200人くらいだそうなのですが、この日の一階は640番くらいまで発売されたようです。そして二階のファミリー席はかなり埋まっていたので、800~900人くらい入ったのではと推測します。
 私は70番台という早い番号でしたが、前の番号は女性客や割とライトな雰囲気な人達も多く、思い切って真ん中やや右寄りのかなり前のポジションを選びました。後ろは柵があるので、後ろから押される心配は無さそう。

 パシフィコの時と同様に「サンバ・デ・ジャネイロ」が会場に流れて手拍子が起こりました。ちなみに、真野ちゃんは今日は出ません。

 17:00過ぎ、メンバーがステージに登場。この瞬間、思ったより観客は前のめりにならなかったので、今日は平和に楽しめそうです。その気になれば小さくフリコピ出来るくらいの余裕なスペースです。
 立っている位置からステージまでは5mもあるかどうかの距離。「涙の色」のカッコイイダンスを間近で観られて、もうチケット代の元は取ったかなとか思う自分。まだライブは始まったばかり。

 オープニング挨拶です。一番沸いたのは、マイマイが「宿題がまだ終わっていない」と発言した事。ちなみに8/31ですから、多分明日から二学期です。しっかり者に見えるマイマイなのに、宿題は九月に持ち越すタイプだったか意外(笑)。でも、大ウケの客席を見て嬉しそうなマイマイを見逃しませんでしたよ。狙ったな(苦笑)。

 もし、凄い近くでライブを観られたら、あなたは何を観ますか?顔カワイイ!とか、スタイルいい!とかそういう部分を堪能するのもアリですが、実はダンスが見応えありました。
 例えば、「ほめられ伸び子のテーマ曲」のダンスとかは、あまり激しいイメージなかったんですが、細かい動きとか、常に体を揺さぶりながら歌うとか、なかなか大変な事がわかる訳です。それをみんなキビキヒとこなしている。感心しながら観ていると、栞菜が正面に来ました。一瞬目が合いました。栞菜が少し笑ったように見えました。「実感したいのよ~」の部分の手を前に出す振付では、目が合ったまま思いっきり手をこちらに出してきました。自分もフリコピして手を前に出していますから、一瞬だけれどシンクロ率100%。

 続く「スイーツ→→→ライブ」。 千聖と栞菜がくるくる回るイントロの振り付けが、まるで人形みたいで愛らしい。狭いスペースではあるけれどフリコピを小さくする。一緒に踊ると楽しい曲だ という事に気づきつつ、この感覚なんかデジャヴ。ああ、あの二人組ユニットの楽しさに近いんだと気づく。縁起悪いからユニット名は伏せておこう(涙)。
 今ツアーの楽しみの一つが「最高級のエンジョイGIRLS」でのタップダンス。これも近くだと、ますます楽しい。パシフィコなんて誰が踊っているのか、予備知識とスクリーン映像が無ければわからない距離だったから感激です。それにしても愛理の脚は綺麗だな。タップダンスが映えます。
 その愛理のフリートーク。今日はその「タップダンス」がテーマでした。今回もトークの要約を書いてみます。

 ~タップダンスのレッスンで、マイマイが靴下を忘れて来てしまった。マイマイは素足にタップシューズで頑張ったが、靴擦れを起こしてしまった。それでも泣き言を言わずに頑張るマイマイの姿がカッコ良かった。~

 ちなみに、タップシューズは床に傷をつけやすいと説明して、こうやって歩くんですと「ソローリ歩き」を披露。その姿が愉快なほど可愛く、客席からは歓声が上がりました。愛理のトーク、毎回良いですね。DVDに全て収録してほしい。
 そんな愛理の歌声は今日も伸びやかだった。そんな愛理に負けじと、なっきぃマイマイの「晴れのプラチナ通り」も 歌い込んでいくうちに、二人の歌声がどんどん回を重ねる毎に良くなっている。なっきぃはあまり歌の人のイメージがないけれど、CDの歌声よりステージ verの方が上手い。自分なりのスタイルを掴めてきている感じ。独特の良いリズム感のあるなっきぃだから、今後は歌も楽しみになってきた。

 そのなっきぃと舞美による寸劇。今日もスクワットを数える客席に向かいなっきぃが「人が真面目な話をしてるのにスクワット止めて!」「数も数えなくていいの!」とピシャリ。客席もスイマセンと謝る流れ。寸劇というか、新喜劇みたいになってきてます(笑)。

 続く「忘れたくない夏」。正面になっきぃが来た時に目が合いました。その瞬間笑顔が!なっきぃは歌の最中はレスとかより、ダンスや歌に集中している事が多い。この日唯一のなっきぃからのレスでした。
 またこれはなっきぃ以外の℃-uteメンバーもそうなんですが、ちゃんと自分のパートじゃなくてマイクを下げている時でも、歌を口ずさんでいる事も、前方で観ているとよくわかります。
  確かに客席へ愛想振りまいたりのサービスも大事だと思いますが、℃-uteメンバーのレスは、あくまで振り付けを崩さない程度(笑顔を返す)で行われてい るのが、至近距離観戦でわかりました。レスの返し方が控え目な方が、ヲタも過度にガッツキしないので私は良いと思います。勿論、エンディングでの挨拶とか はいっぱい手を振るのは大いに有り難い事です。
 さて、曲の話に行きましょう。この日の「忘れたくない夏」の千聖の大サビが、いつも以上にカッコ 良かった。声も伸びてた。最近可愛らしさが出てきて女の子っぽさが増している千聖だけど、やっぱり凛々しい歌がよく似合う。回りには千聖ヲタが多かったの だけど、盛り上がり上昇でした。

 そしてこの勢いで終盤戦へ突入。「JUMP」では遂に前方では軽くモッシュが起こり始めた。自分も軽く巻き込まれ始める。舞美が楽しそうに見てるし(苦笑)。
 大サビの大合唱は、1000人未満の観客数とは思えない音響。二階席の人達も歌っていたに違いない。

 そして、そのままの勢いで「都会っ子純情」に突入。「アーユーレディ」の大合唱も凄まじかったが、「タイガー!ファイヤー!~」ってやるMIXを初めて間近で聞いた。結構周りの人やってました(笑)。もはやフリコピ出来る空間ではないけれど、腕を突き上げて皆ノリノリ。
  その時、正面に梅さんが来た。舞美やなっきぃは110分間(今ツアーの場合)の全力ダンスが凄いのだけれど、梅さんは割と省エネダンス。至近距離だと、そ ういうのもよく見えてしまう。しかし、この「都会っ子純情」だけは違った。梅さんの表情が凄いシリアス。ダンスも気合い入りまくり。梅さんは省エネではなく、曲によって緩急つけて踊っていたのでした。
 勿論、梅さんに限らずみんなダンスがカッコイイ。至近距離で観た都会っ子のダンスは素敵過ぎる。そのうち、都会っ子で失神者が出てもおかしくない。
 熱さ全開でアンコールに突入。自分も、なっきぃTシャツの首から背中にかけてが汗びっしょり。

 アンコール明けのテンション上げ子さんの今日の前口上は「楽天イーグルス三塁コーチをやってます」でした。ご当地ネタは「岩隈投手は20勝出来るわけ?出来るわけ?」。この辺りが、後への伏線になっていく訳ですね。あと、客席の「聞いていない、聞いていない」に対する上げ子のリアクション、この日は「そんなあ~た達も、嫌いじゃないわよ(苦笑)。
 続く「That's The Power」で恒例タオル回し。後ろポケットから栞菜タオルを取り出し振っていたら、ずっと正面で踊っていた栞菜と目が合い、栞菜がまた優しく笑顔。

 曲が終わり、梅さん登場。「今、上げ子さんとすれ違ったけど、牛タン食べに行くって」とコメント。
 全力ダンスで汗びっしょりな舞美が、ここで間を置きコメント。
「今日は仙台スペシャルという事で、ステージ初披露のこの曲、越えろ!楽天イーグルスを歌います」
 客席から大歓声が上がりました。こういうサプライズ大歓迎。衣装は残念ながらユニフォームではないけれど、楽しそうに歌い踊るメンバー達。
 仙台に観に行って良かった!
 多くの観客もそう思っていたに違いない。客席の皆さん、普通に振り付けや合いの手が、初披露とは思えないほどバッチリと合ってました。

 最後は勿論「まっさらブルージーンズ」。再びモッシュ開始。会場のテンションが凄い事になってます。
 入場前は、今日は客層が濃いなと思い、そのように日曜日の記事にも書きましたが、一階の後ろや二階席にはライトファンな男の子女の子が結構いたそうです。彼等はこの会場の盛り上がりをどう感じたでしょうか?
 アンコールの挨拶で、千聖が「二階の後ろも見えてますよ」と言ったり、なっきぃが「今日が℃-uteコンサート初めてというお客さんもいると思いますが」と、今ツアーでは毎回語っていますが、このような言葉でライトな方達が疎外感を感じる事なく、楽しい気分で会場を後にしてくれたら良いなと思いました。
 実際、今ツアーは「初めて℃-uteコンサートを観た」というネットの書き込みをよく見かけます。そういう人達がまた観に行きますと嬉しそうに書いている感想を、メンバー達にも読んでほしいくらいです。
 ライブハウスという狭く濃密な空間で、ベテランもビギナーも楽しんで仙台公演は大団円。終演後のお約束。

「℃-ute最高」コール→「バンザーイ」→「おつかんな」コール

 二階席の人達も結構参加していたのが、盛り上がりの何よりの証でした。

 今後も、1ツアーに一ヶ所くらいはライブハウス公演があってもいいなと思えた夜でした。いや、是非一ヶ所くらいはライブハウス公演を入れて下さい優良事務所様。

 セットリストは、この記事参照(この日の公演は、アンコール二番目に「越えろ!楽天イーグルス」が入ります)
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/5d446f4f6dc0a0f9cf5df052ca2717d1


<2013年の追記>

 先日、旅の終わりに仙台に立ち寄りました。特に目的があったわけではないので、お土産などを買ったりした以外は、なんとなく駅の周りを歩いたくらいでした。
 久し振りに来た仙台駅前は、ヨドバシが近くのビルに移転して規模拡大していたりと変化はありましたが、自分にとって大きな変化と言えたのは「Zepp SENDAI」がもう無いという事でした。

 この会場は℃-uteで入った事があるだけですが、その℃-uteライブでの思い出は深過ぎるので思い入れの大きい会場になっています。今回紹介した記事は初めてこの会場に入った時のものでしたが、この頃と変わった事は会場がもう無いという以外にもいくつかあって、その変わってしまった事が自分にとってあまりにも大きい事だから、その事と会場がもう無いという事実を重ねあわせて感傷に浸っていたのかもしれません。

 今ハロプロの各グループは「ナルチカ」という企画で地方のライブハウスを回っています。ライブは生ものだから、「ライブの思い出」、「グループの思い入れ」、「会場の思い出」がずっと記憶に残っていきます。「ナルチカ」に参加される方々に、たくさんの思い出とたくさんの思い入れが生まれますように。


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