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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

松浦亜弥と田村芽実

2014-08-27 19:17:29 | ハロプロ(スマ アン)

  舞台やライブで魅せる田村めいめいの歌唱力について、最近あちこちで好意的な意見を見かけます。スマイレージだとグループという枠の中で収まらなくてはいけないのと、曲の世界観に合わせた表現というものが要求されるので、それほど強烈な歌唱力は感じていなかったのですが、ソロで歌っているとわかりやすい。ということで参考動画を。

田村芽実(スマイレージ)  オシャレ!

 先日、ネットでこの動画を絶賛しているスレッドを発見しまして、なるほど良い声だなあと感心しながら見ていました。めいめいの声はもうちょっとロリっぽいイメージで、まだ少しその面影は残っていますが、最近は声に張りが出てきたのではないでしょうか?これが舞台での経験が活かされての結果ならば、舞台活動がちゃんと本業に結びついているという訳ですね。発声などで良い指導を受けたのでしょう。
 本人も夢、というか目標は「ミュージカル女優になること」と言っているので、この方向での成長はプラスになっている。現在のアイドルシーンはイベント本数が増えているから日々が多忙で、どうしても自分の向かっていきたい方向性を見失いがちになりそうで、そこが怖いところでありますが、めいめいに関してはこのまま順調に成長してほしいし、しっかりと自分を見つめて磨いていってほしいなと期待しています。アイドル活動の先にあるものに大きな夢を抱けないと、この業界も現実的な話ばかりで夢のない世界になってしまいますから。

 そういう訳で、最近とても田村めいめいが気になり始め注目している次第です。では、この動画の曲の元の歌を歌っていた「あの人」はどうだったのか?という検証をしたくなります。「あの人」こと松浦亜弥さんもデビュー当時から天才っぷりを発揮していた人です。

松浦亜弥 - オシャレ!


 この動画は松浦さんが16歳の時のもので、松浦さんにとって初のツアーでありました。この年の春に赤坂ブリッツで行なわれたファーストライブでも、初めて単独ライブをやるアイドルとは思えないほどの完成度を見せてくれた松浦さんですが、ツアーでも堂々としたパフォーマンスを披露して非情に面白いコンサートになっていました。この動画でも、その辺りの凄さは窺えるのではないでしょうか。
 松浦さんについて語られる時、よく言われるのが彼女の持っていたアイドルスキルの高さと表現力ですが、私は当時からそういった高いアイドル性よりも「歌唱力」に注目していました。多忙などを理由に喉や体を壊して、やがてアイドル的なポップシンガーとしてはしぼんでいく訳ですが、デビュー年の2001年から2003年あたりまでの伸びやかな歌声は、まさにアイドルシンガーとしての天才でありました。
 その後、喉を壊しても歌唱の方向性を変えて、違うアプローチから歌唱力シンガーになった努力も含め、やはり松浦亜弥は凄い歌手であり、ハロプロ史上最高の歌手でもあったと私は思っています。そう感じるのも、デビュー当時から松浦さんは様々なタイプの楽曲を歌い、歌いこなしてきた。曲を提供しているつんくPが「この子なら歌いこなせる」と、いろんな曲調を歌わせて、松浦さんがそれに応えてきた結果が、幅広いジャンルを歌える凄い人という印象として残ったのが理由であります。

 そんな松浦さんの持ち歌を歌っためいめいですが、めいめいがブログで語ったところによれば、この選曲はつんくPによるものだそうです。つんくPも、めいめいの歌唱力を高く評価しているからこそ、松浦さんの名曲を歌わせたのでしょう。この曲は歌うのが容易ではなく、めいめいも歌いこなしているという訳ではないですが、上手い子だからこそ試練を与えるという意味があるのでしょう。今後も難易度が高く、いろんなタイプの曲にチャレンジしていってほしいものです。

コメント (6)
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