フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

Buono! 新型ロックスタイル

2011-01-22 21:44:08 | ハロプロ(ベリ&℃)
 Buono!の新曲が二月に発売されます。同じ日に渡り廊下走り隊も発売されるそうで、しかもその新曲が「バレンタインキッス」だと知り驚いています。Buono!が別に渡り廊下走り隊を意識する必要はないと思いますが、久々のBuono!シングルだけに何か話題性が欲しかった気もするのも本音です。

 Buono!は今回レコード会社をポニーキャニオンからゼティマに移籍しての第一弾となるシングルな訳ですが、ゼティマのBuono!はこれからどんな路線になるのでしょう? 「ロックなBuono!」は継続なのか?
「ロックなBuono!」

 バレンタインキッス/ 渡り廊下走り隊
http://www.youtube.com/watch?v=yZipbFLdkSU

 思えばBuono!がロックというイメージは、イメージが一人歩きしていた感があります。最初はそういうコンセプトではなかったし、気がつけばそういうイメージに乗っかってBuono!のカラーが形成されていった。
 なんだか音楽的なイメージもアップテンポでなくてはいけないという観念がヲタにもある割には、アルバムまで範囲を広げて曲を見てみれば意外にも「ロック」とは無縁な曲調がならびます。むしろ、そういう曲調のナンバーの方が良かったりもする。
 作り手も無理矢理(という訳でもないのだろうけど)ロックイメージを出すために、アップテンポな曲には歌詞にメッセージ性を持たせたような内容にする。
 メッセージと言っても、十代の女の子グループBuono!に「日本の未来」とか「家族と平和」とか歌わせても無理があると作り手も考えているから、日常や恋愛の不安とかとまどいを歌ったりする。それはそれで等身大で好ましいです。
 でも、それはロックじゃないだろう?という思いが自分の中にあって、以前このブログにもメロン記念日みたいな立場の人間が歌う「ロック」でなければ響かない。Buono!はスタイルとしてのロックと書いたりもしました。どれは言い換えてみるなら、ファッションとして「ロック」を着るみたいな意味でもあります。

 ブログ記事「アイドルとロック ロックな存在」
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/f511bcfc5d6394bf6df32ee719f78c86

 十代の気持ちの代弁者的な存在はアイドル界では、現在AKBの独占ジャンルなんだと思っています。そこに割って入って行くのはかなり大変。AKBは前からそういう路線だった訳ではないという意見もありましょうが、Buono!もそういうコンセプトで始めた訳ではありません。先行アドバンテージは無いです。

 私は思う。ロックロック言うなら、本当にロックユニットです!(キリッ)と言うユニットにしてほしいと。ハチャメチャにガツガツに。三人には三人なりの伝えたい事もあるはず。
 ロック=メッセージでもないから、とにかく枠にハマらないスタイルでやってほしい。Berryz工房?℃-ute?何それ?ってくらい別人モードなBuono!を見たい。
 変な意味ではなく、雅ちゃんは(アイドルとして)もう失うものはない。桃子もBuono!ではアイドルプロでなくてもいい。愛理は…、愛理は好きなように自分を出せ(^^;
 ハロプロというかハロプロ出身者で初めて外部のロックな方々と交わり、ロックな何かを取り込んだのはメロン記念日だった。そのメロン記念日はマイナーアイドルで、小さなイベントをこなしたりしがら活動をしてきました。いわば「雑草」。
 今決してアイドル界のメインストリートを歩いているとは言い難い三人が、新しい気持ちで、雑草のような気持ちで、ファッションとしてのロックではなく、心としてのロックをやっていくなら、これまで以上にワクワク出来そうな気分です。

 Buono!の新曲「雑草のうた」は、もしかしたらBuono!の気持ちの所信表明を岩里さんが書いたのではないかと妄想し、それを以てBuono!はロックへの一歩を踏み入れるかもしれない胸騒ぎをおぼえるのです。


コメント
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