フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

2098 Hello! Project ワンダフルハーツ1/3「Berryz工房 モーニング娘。編」

2009-01-04 19:05:41 | ライブ!2009
 前回のレポートの続きです。セットリストは前回記事に貼ってあります(MCが1/2の分だったので、自分が観た1/3の朝公演の組み合わせに訂正いたしました)。

Berryz工房

 去年もそうでしたが、会場にいるヲタの数では娘。と変わらないくらいの人気のBerryz工房。「MADAYADE」で出てきた時の大歓声は、娘。や℃-uteが出てきた時より大きく感じられました。
 そんな彼女達のパフォーマンスは、可愛く楽しくのアイドル王道路線。MADAYADEやジンギスカンはその路線に相応しいのかは意見が分かれるところではありますが、ステージでは明るさが大いに発揮されているからアリでしょうね。

 Berryz工房の事で最近気になる事があります。

 今回のワンダコンで、何かハロプロの事で重大発表があるかもしれないという噂があり、ネタバレはなるべく避けたいと思いつつも前日、狼に書かれてあるレポートをチェックしてしまいました。
 そこには、重大発表は書かれていなかったものの、構成やセットリストに対する不満の声が羅列されていました。不満の矛先は更に、出番が多かったり、目立っているメンバーに向かっています。ベリでは菅谷梨沙子ちゃんが叩かれていました。
 最近も別な狼のスレで、梨沙子がベリのダンスレベルを落としているみたいな書き込みを見ていましたので、「また梨沙子に責任転嫁してる人がいるのか」と私は溜め息をついたのでした。
 そんな一部ヲタの梨沙子バッシングがあったために、Berryz工房のステージングは梨沙子中心に俯瞰で見ていました。
 結論としては、梨沙子を叩いている人達の言っている事は、梨沙子だけの問題ではないんじゃない?という事でした。「省エネダンス」と揶揄する人もいる梨沙子のダンスですが、いや梨沙子だけじゃないし、むしろ梨沙子は真剣でしたよ。上手いかどうかは別として。

 人気はあるけれど、歌やダンスが得意な訳ではなく、それでもセンターに置かれる梨沙子。しかも、グループ内最年少。かなりプレッシャーに感じているかもしれず、それでも持ってる力は惜しまず出していたように私は思いました。
 ℃-uteやモーニング娘。には負けられないという気持ちからか、全体の調和とかは置いて、ひたすらキレキレだった佐紀ちゃんのダンスと会わせて、この二人が私が今回選ぶBerryz工房の良かったメンバーです。
 異論は勿論ある方もいると思いますが、これが私の率直な感想です。Berryz工房一推しの人の、今の梨沙子への想いはいかがでしょうか。

モーニング娘。
 ベリの話はちょっとシリアスになってしまいましたので空気を変えましょう(苦笑)。
 さて、娘。さん達です。私は残念ながらツアーに行けなかったので、モーニング娘。のパフォーマンスは楽しみにしていました。今回は新曲も早速披露されるというので、それも大いに楽しみです。読者の皆さんも新曲が気になる方も多い事でしょう。
 その新曲ですが、サンバ調でメロディは昭和歌謡曲と言いましょうか、カバーではないけれど阿久悠路線というか昭和テイストはまだまだ続くみたいな感じ?
 サビの「かも かも かも」が強く耳に残る感じで、他には特につんくらしい言葉遊びは感じられない曲ですが、ポイントはサビにソロパートがあり、そこに一番は亀ちゃん、二番はガキさんを持ってきた事でしょうか。これはシングル曲では異例の抜擢。要所は愛れなコンビが締めていますが、サビという重要な部分に今までシングル曲では干されてきた二人が抜擢された。これは亀ちゃんやガキさんを応援している人達には、素晴らしいお年玉になったのではないでしょうか。二人はしっかりと歌い上げていました。やり甲斐を感じている事でしょうね。
 基本的には歌を聴かせたい曲であるなら、メインボーカルは二人くらいを固定した方が聴きやすいし、伝わりやすいので、愛れなコンビ中心に行く事は自分は賛成ですが、この新曲のようにワンポイントで二人以外が絡むのは大いに賛成。娘。と同じように2TOPボーカルを採用している℃-uteが、曲によってはマイマイやなっきぃのソロパートが入るように、娘。のシングルも今年は愛れな+αみたいな展開になるかもしれません。

 個人で見ていくと、やはりというべきか「Mr.Moonlight」での愛ちゃんのパフォーマンスが良かったです。シルクハットを被り低音を響かせる愛ちゃん。間奏の台詞シーンの相手はちっさーでしたが、目がうっとりしてました(笑)。ちっさーの憧れは舞美ちゃんじゃないの?と心でツッコミしつつ、愛ちゃんのパフォーマンスを間近で観て色々と感じ入るものが本人にあったとするなら、こういうシャッフル企画も悪くはないと思いました。普段一緒にやっていないメンバーと共演するのは刺激になると思います。
 あと、「雨の降らない~」でのジュンリン中国語パート。夏ワンダに続き今回もリンリンの熱唱が良かったです。感情のこもったボーカルでしたが、このリンリンの歌唱力を生かす楽曲を2009年は期待したいです。

 こんな感じで出演者のステージングへの感想を書いてみました。℃-uteはやや少なめに、昨年あまり観に行けなかったBerryz工房とモーニング娘。の感想を長めに書きましたが、℃-uteの出番がやや少なく感じられたのも理由です。出演時間を計算するとそんな事はないのかもしれませんが、もう二曲くらい℃-uteの出番を欲しく感じました。12月は「キューティーランド2」のリハーサルで忙しく、ワンダコンのリハーサルに時間が取れなかったかったのも理由かもしれません。

 しかし、セットリストを改めて見ると、物足りない理由は明白でした。各ユニットが単体で持ち歌をあまり歌っていないのです。しかも、貴重な(?)シングル枠でセンター交換などという「誰も喜ばないし、得もしない」企画をやっています。
 いや、「みかん」での舞美&梨沙子の低音ボーカルは割とハマっていたとか、好意的に書く事も出来ますが、やはり普通にオリジナルで観たかったです。
 先ほど。シャッフルは刺激になると好意的に書きましたが、ワンダのセットリストは毎回シャッフルが多数入っていて、正直企画としては飽きました(苦笑)。シャッフルは数曲にとどめて、各ユニットが昨年のツアーで盛り上がった曲&最新シングルを歌うという内容でいいのでは?と私は思います。それぞれのユニットのファンが、普段観ていないユニットに触れる良い機会なだけに、「おっ、○○も良いね」と思ってもらえるようなセットリストを希望します。狼にも、娘。ヲタの人が「都会っ子純情」を観たかったと書いているのを見かけました。
 そういう意味では、各ユニットのツアーで盛り上がるシングルではない曲、娘。は「グルグルJUMP」(歌ったのは娘。メンだけではないですが)、Berryz工房の「バカにしないで」、℃-ute…というか矢島舞美ソロの「夏DOKI!リップスティック」は良い選曲だったと思います。冬に夏の歌とか季節外れ?いいえ、寒さを吹き飛ばす舞美ちゃんのスピードダンスは、季節を問わないインパクトがあるからいいのです(笑)。きっと、普段℃-uteを観ていない人達にも強い印象を与えたと信じています。

 セットリストには不満がありましたが、ステージングは去年からの成長を感じたワンダフルハーツ公演。モーニング娘。が圧倒的パフォーマンスだった時代は過ぎ、各ユニット、各人が個性と実力を放ち始めている事を頼もしく感じ、だからこそ構成も合わせて良い変化をしていくべきだと思ったコンサートでした。つんく♂さん、次回(夏?)は更にハードルを上げて下さい。ワンダメンバーはきっと、それに応える事が出来る筈です。
コメント (7)
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