LOVEオーディション2001から７年

　昨日はBerryz工房夏焼雅ちゃんの誕生日でした。雅ちゃんおめでとう！ツアーも近付いてきたので、リハーサルが始まっている毎日でしょうか。9/10に発売されるBerryz工房アルバム「FIVE」も楽しみです。そういえば昔、娘。五期メンバー四人も「５(ファイブ)」という写真集を出してましたっけ。

　その五期メンバーがモーニング娘。に加入した日が8/26。今日で７周年。これを早いと見るか、それとも遅いと見るか。ちなみに、自分は「もう７年、早いな」という思いです。

　七年前、宮城県多賀城市で行われたモーニング娘。コンサートを観に行きました。自分にとって初のモーニング娘。単独コンサート参加。
　翌日、旅から帰ってきて、ゴールデンタイムに二時間掛けて行われた新メンバー決定番組を見ていました。司会のみのもんたがシリアスな表情を浮かべ、まさにこれから決まる出来事は一大ニュースであるかのように見えたものです。
　「国民的アイドルグループ」に、今夜新メンバーが決定する。自分はTVを見ながら、合宿に臨むメンバーの中から誰が選ばれるのかを予想していました。

　まず目についたのは、福井県出身という子。踊りがしなやかで目を引いた訳です。そういえば、この番組の予告でこの子が歌が上手く歌えず泣いてるシーンが使われてたから、やはりスタッフが見ても目を引く子だったのでしょう。そんな目立ち度バッチリだった高橋愛ちゃん。予告でVTRが使われるとかデビュー前のこの時、すでに事務所推しが始まっていたのか！とかアンチに言われそうですが(苦笑)。
　でも合宿では、そんな愛ちゃんより実際はマコが上という扱いだったのでした。確かにダンスがなかなか良かったですね。愛ちゃんとマコは合格を確信しました。
　自分的には、この二人以外に、
「私が合格したら、今のモーニング娘。には無い、しっとりとした感じを出していきたい」
と語った大人しそうな子も気になりました。大人しそうだけど、語っている時の視線が力強く感じられたのでした。名前もちょっと変わっていて印象的な　その女の子の名は「紺野あさ美」。

　自分は合格者は三名だと思っていたので、高橋小川紺野でキマリと思っていて、正直言ってガキさんの合格は想定外でした。こんな子供っぽい子を入れて、ミニモニ。要員か？とか思ったものです。

　あれから七年。自分にとっては想定外な合格者だったガキさんはサブリーダー、踊りがしなやかだった子はリーダーになりました。
　五期は地味だとか、キャラが立ってないとか、色々叩かれましたが、一番問題だったのは「今、別に追加メンバーいらないだろう」と思っている人が多かったのが悲劇だったのではと思います。

　今にして思えば、五期はいきなり正式メンバーではなく、デビュー前提のサブメンバーとして加入させ、しばらくはハロモニとmusix!出演とコンサート活動のみ、シングルには不参加という形にして、キャラなり人気が少し浸透してきてから正式加入でも良かったかもしれません。「今、別に追加メンバーいらない」と思われている時の新加入って、マイナス面ばかりだったように思えるのです。前述の写真集「５（ファイブ）」を見てみると、まだあどけなさの残るメンバーが、実にノビノビと写っています。きっと、メンバー達も日頃、自分達のポジションの微妙さをよくわかっていたのでしょう。いろんな物から解放されたかのような伸びやかさが、写真集の紙面から伝わってきます。

　その五期メンバーが上に立って引っ張る現在のモーニング娘。がどうやらピンチかもしれない。ハロモニ＠が終わり、秋ツアーもまたもや大きい会場はおろか中規模会場も無し。振り返ってみれば、シングルもまだ今年一枚しか出ていない。アルバムは一年半出ていない状況だ。
　そんな時期の今、加入７周年を愛ちゃんガキさんはどんな思いで迎えているのか、ちょっと気になる雨が寒い夏の夜です。