なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

子供のえがくカラフルアマビエ(20211008)

2021年10月08日 20時20分32秒 | 日記

子供のえがくカラフルアマビエ(20211008)

日本では新型コロナウイルス感染症が収束しつつある。
尾身茂先生によると、連休の感染上昇要素の軽減、人々の努力、夜間滞留人口の減少、ワクチン接種効果、気象要因などが影響するらしい。
この収束に日本人気質、つまり世界7大文明に数えられる日本文化の貢献もあるのではないかと思う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/文明の衝突
清潔な衣食住環境、慎しみ深い文化、他者やコミュニティへの配慮など。
その日本文化に象徴的な現象が、この新型コロナ流行期に突如わきおこった。

アマビエだ。

「アマビエ」とはもともと「1846年5月(弘化3年4月)に現在の熊本県にあたる肥後国海上に出現したとされる日本の妖怪。海中から光を輝かせるなどの現象を起こし、豊作や疫病などに関する予言をしたと伝えられる」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/アマビエ
江戸時代のゴシップだからそもそも白黒、それがあっという間にカラフルになった。

幼稚園保育園の幼い子供らがアマビエの下地にパステルで色を重ねていったらしい。

もちろんそんな文化が始まった瞬間の証拠など残っていない。
しかしアマビエで検索すると何年も前から白黒アマビエにクレヨンでぬり絵した画像がヒットする。
つまり幼児用「アマビエぬり絵」は結構まえから存在していて、それが新型コロナ流行をきっかけに「護符」としての「カラフルアマビエ」が急激に流行し始めたしい。

今ではご当地キティを手がける株式会社あすなろ舎も「アマビエ×ハローキティ」としてカラフルアマビエを販売している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000059903.html

かくいう私、ワクチンも薬もない去年6月、アマビエカラーのパターンをタイイングして地元神社にこっそり奉納した。
疫病である新型コロナの一刻も早い収束を願い。

アマビエに願掛けする方々は一様に「新型コロナの収束」を願ったと思う。
その願いはいったい誰のためのだったのだろう。

自分のため?
他人のため?

皆が助かることを願ってアマビエに願掛けたんだと私は信じる。
つまり、他人のために良かれと願うことが、巡り巡って自分のため家族のため大切な方々のためになると信じているからだと思う。

自分だけ助かれば良いという考え方は、自分も家族も大切な方々をも、結局誰一人として助けられない。
他人を助けてこそ自分や家族や大切な方々がようやく助かるかもしれないのに、我先一人だけ助かろうなんてヒトのすることではない。

そんな日本的な感性の象徴こそ、幼い子供らが虹を乗せたカラフルなアマビエではなかろうか。
子供らは無邪気に大人が用意した無色のアマビエイラストに思い思いの色を載せる。
それが幸せや楽しさや安らぎの象徴的配色、虹色だった。
子供らはそのアマビエの虹色に幸せや楽しさや安らぎを重ねていただろう。
カラフルアマビエの筆致から子供らのそんな光景が目に浮かぶ。

大人は子供らの願いを叶えねばならないし、それこそが大人としての責任。
未来の子供らのため破壊され尽くした土地を虹掛かるほど完全復旧させたように、新型コロナを完全克服し虹掛かる未来を子供らへ託す、その未来こそ子供らの描く虹色のアマビエ。

このカラフルなアマビエをみるたび、子供らに負う私たちの責任が胸に迫る。
自分のためではなく他人のために選び行うことが、子供らの幸せな未来を約束するんだと思う。
カラフルアマビエへの私の誓いだ。

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